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都心の高級住宅地でここはおすすめ、という場所、情報をお願いします。
街の歴史的背景や今後の計画などあれば尚可です
[スレ作成日時]2008-06-27 13:15:00
都心の高級住宅地でここはおすすめ、という場所、情報をお願いします。
街の歴史的背景や今後の計画などあれば尚可です
[スレ作成日時]2008-06-27 13:15:00
週末に届く新聞は分厚い。別刷りの日曜版だけではない。広告チラシが分厚く挟まってくる。中でも目につくのが不動産広告のチラシ。マンション、一戸建てだけでなく、土地を売ってくれという広告も多い。億単位の豪華な邸宅がたくさん売出されている広告を見ると、買う人もいるが、手放す人もいるわけで、世の中景気がいいのか悪いのか、頭がこんがらがってくる。そんな広告を見ていて思うのは、「成城」の膨張ぶりだ。「成城」とか「成城学園前」とあって、何気なく見ると、それは上祖師谷だったり、大蔵だったり、住所が成城ではない場所でも、大きく「成城」と書かれていることが少なくない。「成城学園前駅徒歩18分」なんて大きく書かれたその下に、小さく「○○駅徒歩7分」なんてあって、なぁんだと思うこともしばしばだ。これって、いわば住所の「偽装」ではないのか? 成城の町名は1丁目から9丁目までしかないが、隣接エリアで「成城」を名乗るケースがよくある。確かに「成城」は高級住宅地としてブランドだ。住所は違っても、マンション名に「成城」とつけるだけで、平米辺り何千円か高く値がつけられるのかも知れない。いったい「成城」の限界はどのあたりだろう。仙川や祖師谷方面の北方は、かなり遠方まで「成城」を冠したマンションやビルが見られる気がする。南も同様で、成育センターのまん前に「成城」を名乗るビルがある。「成城」の北限と南限は、かなり広い。一方、小田急線に沿った東西、喜多見や砧、大蔵、千歳船橋方向では、それほど「成城」の膨張は見られない気がする。何故かと考えてみると、そもそも成城は「砧村大字喜多見」だったのだ。周辺の地名は成城よりずっと古い歴史がある。砧村の「砧」は、その昔この界隈で布作りがされていた時代に使われた道具に由来している。すでに7~8世紀にはこの名が使われていた記録が残る由緒ある地名だ。そもそも成城の開拓者たちは、成城ではなく「砧」に住んでいたわけだ。だから砧という地名には強い思い入れがあると聞く。一方の喜多見も歴史がある。1274年の古文書に、木田見(後に北見・喜多見)氏が屋敷を構えていたとの記録がある。木田見氏はかつて江戸氏を名乗った、いわば江戸のルーツ的存在。幕末には短期間ながら「喜多見藩」が存在したこともあったらしい。要は、住人がその地名の持つ歴史と意味をどれだけ理解し、誇りを持てるかということか。企業による安易な「成城」の偽装による膨張は、その土地土地の大切な地元意識を消し去りかねない。