もう一月にもなるが
マンション引渡しの3月29日は本当に嬉しかった。
その前日までの喧騒が嘘かのような静けさ。
団地解体にマンション建設、やっと落ち着きを取り戻したようだ。
特にマンションの建設業者はひどかった。
団地の解体業者はアスベスト問題が尾を引いていたのか
とにかく周りを囲って周辺に対して気を使っている印象を持った。
対して建設業者は囲いを秋口には払ってしまった。
目隠し兼遮音板でもあった囲いが無くなった時は
もう内装工事だけなのかな、とぬか喜びをしてしまったぐらいだ。
実はその頃には売れ行きの低迷が明確になっていたのだろう。
少しでも状況を変えようと、入居検討で現地を訪れた方に
完成後の様子を想像しやすくしたかったのではないか。
当初周辺住居から最も遠くに設置してあった工事事務所を
わざわざフェイシアから最も遠い既存民家の方に移動さえした。
印象を良くしたかったのだろうか。
とにかくこの秋からの半年は本当にきつかった。
この頃から工事関係者の傲慢さが目立ってきた気がする。
公園で遊ぶ子供も、散策路を訪れる人もめっきり減った。
私も便利だったあの坂を利用しなくなった。
工事では連続する機械音は割と慣れるのだが、
急にでかい音がするとびびる。
また工事関係者は皆声がでかい。
携帯の時代になってしまったので
金属のプレハブの中では電波が弱いのか
わざわざ戸外ででかい声で話す。
この辺はブルカラーの方より明らかに
ホワイトカラーの方のマナーがなっていなかった。
工事に遅れが出ていたのだろう。
年明けからは週末返上のようで
「休音日」無しの100日間といった感じだった。
音にさらされて苛つくのか、
近くの犬は顔見知りの私にまで吠えるようになった。
家の中とはいえ幼年期に騒音にさらされた子供たちの
今後を危惧しなくも無い。
ファイシアの南側が売れていないとの話。
工事現場が目の前に残っていて不安に思う人も多いのだろう。
知り合いが相談に来たとしたら
工事が終わってからにしなさい、と即答するのは間違いない。
いざ建設となっても良心的な業者が入ることを期待したいものだ。
さて桜色が新緑に変わり、
子供も大人も鳥も散歩に来る犬も戻ってきた。
この平穏な日々が続くことを祈りたい。
長文御免。