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2013年、ある工務店で蒲郡市に注文住宅を建てました。
工事が始まると、窓のサイズ、給気口の位置、造作棚の位置、建具の位置、電気配線の位置、コンセントの仕様、配管など、間違いだらけでした。職人さんには間違った図面が渡されていました。
工務店から契約書を預かりますと言われて渡してしまっていたため、引き渡しについて私達が事前に確認できないようになっていました。コピーをくれるように契約後に2回催促しましたがもらえず、あまり言うと関係が悪くなると思い、それ以上強く出れませんでした。
引き渡し日は1度延期され、新しい引き渡し日には間に合うと言われていたのに、当日に現場に行くと工事が延々と行われていて、電話の1本もなく、鍵もなく、書類もないというありさまでした。翌日が引っ越し日だったのですが、現場監督から工事用の南京錠を開けて引っ越すように言われて引っ越しました。
引っ越してみると、照明がない、造作家具がない、ドアホンやスイッチなどの機器が注文した物と違う、コンセントの位置が悪くて使えない、窓ガラスの種類が違う、床にひび割れや大きな傷がある、クロスが上手く貼れていない、サッシが壁からはがれて隙間がある、断熱材がはみ出している、勝手口や玄関ポーチが施工されていない、外水道がない、屋根がひどく汚れている、ガレージ建設予定地に止水栓を作られた、家の周りに釘や菓子袋などがたくさん落ちている、外壁のコーキングが切れている、物干が設置されていないなどなど、90項目に及ぶ不備が見つかりました。
A4用紙8枚分のリストを送り補修を要求したところ、初めは直すと言われていたのに、そのうちに電話にも出ないし、メールの返事も来なくなり、もう補修工事も残工事もしないし、その分の精算もしないと言われました。それでも、粘り強く交渉し、5ヶ月かけてある程度は補修をしてもらいました。
工事中に造作家具を取りやめたり、照明、手すり、屋根材などを変更して、金額がはっきり分かるだけで100万円以上の差額があったのに、「どこを変更したのかわからなくなったから精算できない」と言われました。自分でメーカーからカタログを取り寄せて1つ1つの価格を調べ、他の工務店に施工費の相場を確認し、契約書にも精算すると書いてあると訴えて、なんとか最低限の精算をしてもらいました。でも、取り付けミスで壁や建具に無駄な穴を開けられたり、建具の位置が間違っているために家具が収まらなくなったり、カーテンが付けれなくなったりしたこと、工事遅延の違約金、補修工事に立ち会うために仕事を休んだ分の給与補償、ストレスで病気になった慰謝料などについては償ってもらえず、まるでこちらがクレーマーのように言われました。
完工金は全ての補修工事が終わってから支払う約束でしたが、工事が終わらないうちに請求書を渡され、さらにその工事でも仕様間違いがあったのに、お金はいつ払うつもりか?支払わないなら今すぐ家を壊しに行くと脅迫電話をかけられました。
建物の登記もされておらず、1ヶ月経っても知らぬ顔なのでどうなっているのか問い合わせても返事がなく、法律違反ですよと言うと慌てて手続きし、完了したのは2ヶ月以上後。検査証などの書類を届けられたのも2ヶ月以上経ってからでした。
この工務店は、営業、資材管理、経理などの主要部門を全て社長が兼任しており、ミスがないか確認する体制がとられていませんでした。社長はメモをとったり書類を作ることをおろそかにしており、仕様についても全てが口約束だったため、裁判の際有効な証拠がない状態でした。契約書の引き渡し日も「双方打ち合わせ」と書かれており、あとで言い逃れできるようになっていました。契約時にプランナーが「今計画している物は全て見積もりに含まれており、金額の上乗せはありません」と言い、引き渡し後に社長が「僕は言ってません」と言って90万円以上上乗せしてきました。プランナーは契約後すぐに退職しており、まるで企業ぐるみの詐欺のようでした。HPには立派な理念ばかりが書かれており、打ち合わせでは希望した仕様のほとんどをできると言われ、よそのメーカーより安い金額を提示され、すっかり信用してしまいました。
社長と現場監督以外の社員は実態を知らないようで、スタッフブログにもいかにも良い工務店という印象を受ける記事が載っていますが、うちとは大違いの内容ばかりで本当にあきれます。この工務店はこの1年、ほどんどの引き渡しにトラブルがあると職人さんが言っていました。
酷い引き渡し直後も悪いという意識は無い様子で、お酒の臭いをプンプンさせてニコニコしてやって来たり、謝罪もしないで工事内容や請求額をごまかしたりと、本当に信じられない態度でした。この工務店を指導してもらうべく様々な機関に通告しましたが、ブラックリストに載せてもらうことができた程度でした。
これらのことは、建ててみて分かったことで、打ち合わせではこういう実態は分からず、HPや住宅雑誌に事実と異なることがが書かれているとは全く想像もしていませんでした。
これから家を建てる方、施工事例より、施主の声が掲載されている工務店を選ぶことをおすすめします。
そして、
1.間取りや仕様の打ち合わせ内容は書面にし、コピーを相手に渡す(議事録を書く)
2.契約しようと思っている工務店について、職人さんに聞く(職人さんは繋がりがあるため情報が豊富)
スマイルダイヤルや消費者センターなどに被害が寄せられていないか確認する
3.契約書は必ず自分で保管し、引き渡し日が記載されているか確認する
4.工事期間中に仕様変更した箇所は、日付、内容を書面に残し、金額の+ーも確認して記入しておく
5.建物がきちんと完成されていない場合は引き渡しを受けない
(裁判する場合、引き渡しを受けた時点でこちらが工事の完了を認めたととられる場合があるため)
(引っ越しのキャンセル費用や違約金、遅延金は後で請求できる)
ということに注意してください。
裁判や調停をするには証拠が必要です。
この工務店は今も新しい人の家を造っていますし、小さいところなので実名入りで被害状況を記載するとすぐに個人が特定されてやっかいなことになるため、被害の状況が語られることはほとんどありません。先日も別のスレに書かれた被害内容が、数日で削除されました。
この地域で建築予定の方がこれを読まれて、今後、私のような被害者が出なくなることを願います。
[スレ作成日時]2014-02-07 19:28:00