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スレタイのまま、そう思う人の討論会
[スレ作成日時]2013-10-10 10:30:52
スレタイのまま、そう思う人の討論会
[スレ作成日時]2013-10-10 10:30:52
金利上昇リスクに鈍感な借り手 予測よりも戦略を
住宅ローンアドバイザー・淡河範明
超低金利がさらに数十年間継続するだろうと予測する方はかなり楽観主義者なのではないでしょうか。どんなに政府や民間企業が努力しても景気は上向かず、経済は現在の低成長が続くにもかかわらず、財政破綻は回避できるし、国際競争力低下の影響も小さい――と見通しているのと同じことだからです。このような予測が当たれば、変動金利はきわめて低コストで済む良い選択です。しかし、予測が外れた場合のことを考えているのでしょうか。
20~30年間にわたる金利予測を高い精度で行うことは専門家でもほぼ不可能なのです。「当たるかもしれない」程度の予測に、住宅購入という数千万円もの資金を「賭ける」のはとても戦略とは呼べず、単なるバクチです。
(中略)
3%以下の低金利ゾーンであれば、将来的に平均水準に回帰する可能性が高いと考え、金利上昇リスクを小さくする選択をする、つまり固定金利を選ぶことこそ、安全性の高い選択といえるでしょう。このように、統計データを参考に金利をゾーンに分けて検討すれば、ミスを減らせる可能性が高いのではないでしょうか。
家計にとって大事なのは「予測」ではなく、データに基づく戦略です。万が一金利が変化した場合に、どのような状態になり、家計にとってどんなインパクトがあるのかを把握しておくことが大事なのです。
http://www.nikkei.com/money/features/72.aspx?g=DGXNMSFK0804H_120820130...