コア抜きの是非をどうこう言う前に、「スリーブ施工」について理解すべきかとwww
壁や梁にどうしても配管を通したい場合(給排水、電気、ガス、Lanなどの制御ケーブルなど)は、予め、強度の計算をして問題のないことを確認した上で、「スリーブ」という厚紙製のパイプをとおします(こういった箇所を「貫通部」といいます。)貫通部には、単にパイプが入っているのではありません。応力集中といって、梁が負担する応力(外部からの力)が集中する箇所ですので、その周辺には特別な鉄筋を組みます。具体的には、パイプの周辺に「井型」の鉄筋を組んだりして、応力集中が起こらないように「特別の」補強をしなけらばならないと、されています。この補強は、鉄筋組みをする時に「予め」スリーブを入れる時に一緒に施工することになっています。
ここまで書くと、コア抜き施工の問題点がご理解できると思います。
ダイヤモンドカッターで、梁や壁に穴を開けることは、スリーブ施工で貫通部を作るのとは、似て異なることです。梁や壁に必要な鉄筋を切るだけではなく、空けた穴の周辺にどのような影響があるのか、想像すれば分かることです。