【超激安で土地を譲渡した東京都】
2010年3月、東京都は朝鮮総連に完全屈服した。暴風の前に涙を呑んだ格好である。
裁判スタートから全国に名を知られるようになり、在日朝鮮人のみならず、北朝鮮シンパの“悪の聖地”となっていた一つの朝鮮学校。都内江東区枝川にある東京朝鮮第二初級学校。いわゆる枝川朝鮮学校である。
2003年、不法占拠に対し、東京都は土地の明け渡しを求めて訴訟に踏み切った。同校のグラウンドなど約4,600平方メートルが都港湾局と建設局の所有地だったのだ。
同時に、無償貸与の期限が切れた後の不法占拠についても、地代に相当する額4億円を請求した。遅過ぎた訴訟である。
ところが朝鮮総連側は、この期に及んで猛反発し、反日メディアを巻き込んだ大キャンペーンを行ってきた。これが暴風である。そのアンチ東京都プロパガンダは常軌を逸していた。
“石原都政の横暴”などと非難されたが、発端は江東区の住民が「都有地が学校に不法占拠されている」と住民監査請求を提出したことだった。
都心に隣接する広大な土地が、あろうことか、滞留外国人の犯罪組織に占有されているのだ。ならず者たちを放置してはならない。
東京都と総連の一騎打ちとなった「枝川裁判」は先鋭化するかに見えた…しかし、急転直下、手打ちとなった。和解である。
3月8日、東京地裁で和解が成立。その内容は驚くべきものだった…
学校側が都に約1億7,000万円を支払い、土地の権利を獲得した。これが市価の10分の1という激安価格だったのだ。東京都は譲りに譲り、総連に完全屈服した格好だ。
水面下で何があったのか、まったくの謎である。