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まだまだ続く低金利時代。
変動金利なんて怖くないですよね。
前スレ
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/30067/
[スレ作成日時]2008-04-22 10:24:00
まだまだ続く低金利時代。
変動金利なんて怖くないですよね。
前スレ
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/30067/
[スレ作成日時]2008-04-22 10:24:00
>短期プライムが上がれば、殆どの企業はそれに従わざるを得ないのは厳然たる事実。
この時点でリストラと賃金カットが起こる訳ですな。
そしてそれでも駄目なところは潰れて行く。
中小企業なんてそもそもが自転車操業みたいなもんだからねぇ。
不況下になると自殺者が増えますからねぇ。
>設備資金の比率ってあんまり高くないと思いますよ
設備投資をバンバンしてくれないと雇用は増えない訳ですから
日本はいつまでたっても不景気のままって事になってしまいますね。
デフレスパイラル(より悪い状況かな?)から抜け出せるのはいつ頃でしょうか?
デフレスパイラルってのはもう昔のことになってきた。
景気がよかろうが悪かろうが、物価は上がる時代に突入したようだよ。
それでも上昇率は1%台だから、かわいいもんだけど。
東京都区部の4月の消費者物価は、ガソリン税が引き下げられてマイナスになるかと思われたが、
食品や石油製品の値上がりの寄与が大きかったらしくプラスになっている。
この様子だと、5月はさらに加速すると思う。
CPIの上昇率が2%を超えてきたら、今の低金利政策も赤信号だ。
>>デフレスパイラル(より悪い状況かな?)から抜け出せるのはいつ頃でしょうか?
今の経済のどこがデフレなの?(こんなに流動性があって、物価も上がっているのに)
ちょっとインフレとも違うけど。(景気加熱ではありえないし)
>>CPIの上昇率が2%を超えてきたら、今の低金利政策も赤信号だ。
いやー、すぐに超えるでしょうけど、金利政策は維持せざるをえないでしょうね。赤信号という意味ではもう黄色から赤点滅に変わっているかも。
でも、金利政策に自由度がない状況だから政策金利は上がらないと思う。景気が過熱してない、というより失速の最中なのに、原油をはじめとした物価が上昇だけを理由として、金利上げたらどうなるかな?
ご存知の通り、経済動向指数は先行・一致・遅行とも50%を割り込み、失速は明確ですし。
今は教科書に載っているような、物価高=インフレ(通貨膨張)=景気過熱という状況ではないのではないですかね?
それとも、金利を上げて円高誘導したり、投機ファンドへの資金を絞りつつ、原油・穀物の相対的購買力を上げて物価を下げるか?でも、その前に普通の中小企業がつぶれるわね。
なんかよくわからないけど日銀の人も政治家もエコノミストも誰一人金利が上がるなんて
言ってないし、新しい総裁は確か利下げの可能性もあるみたいな事言ってたと思うけど
ここ見ると何か必死に金利を上げたいと思ってる人がいるような???
そもそも金融政策って物価だけで決めないと思うんですが。金利上げて円高になって多少
輸入品が安くなったとしても今の状況では内需産業が良くなるとは思えないですし。
そういう意味ではデフレスパイラルよりも悪い方向に向かっていると思います。
>>金利上げて円高になって多少輸入品が安くなったとしても今の状況では内需産業が良くなるとは>>思えないですし。
そのとーり!!。オマケに輸出産業には大打撃。
実際、少し前に98円/ドルの円高(ドル安)になっても、アメリカ産の豚肉とグレープフルーツとブロッコリが先行円高還元セールで安くなった程度。悲しい…。
前の書き込みにもあったけど1ドル100円って結構円高だと思うんですよ。
去年の今頃と比べたら実に2割の下落。なのに輸入品って値段下がってないですよね?
原料が2割高くなっても円高が2割進めばプラマイゼロのはずなんですが逆に
値段は上がってるってどういうことでしょうか?
詳しい人教えてください。
それと利上げして円高にして物価上昇を抑えるって対ドルでは十分円高ですし、経済が
好調の対ユーロで円高にするには相当な利上げが必要でしょうし、そもそもちょっとの
利上げでは市場が経済にマイナスと判断して逆に円売りにつながりかねないと思うんですが。
金利が上がるメリットって今の日本にはないと思いませんか?
貯金金利とか言う人いますけどちょっと金利が上がったくらいでその恩恵を受けられる
人がどれほどいるでしょうか?そしてそれが内需拡大につながるとは思えません。
むしろ中小企業への打撃のほうが大きいと思うんですが。
利上げ利上げと言ってる人はもうちょっと詳しく説明してほしいです。
>>原料が2割高くなっても円高が2割進めばプラマイゼロのはずなんですが逆に
>>値段は上がってるってどういうことでしょうか?
ん???
単純に、原料の上昇率が2割以上だからじゃないんですか?
あとは、これまでのデフレ下で原価率を削って何とかやってきたところが、原材料上昇により利益確保の手段の限界に達して、破裂するように価格転嫁を開始しはじめたから、という側面もあるでしょう。
原油は200ドルまで上がるとか言われ出しましたね。
てことはレギュラーはリッター250円くらいでしょうか?
地方住まいの車が必需品の人にはつらい世の中ですね。さらに利上げって、日本終わるだろ!
今OIL120$為替103円なんだからOILが200$行ったら円高でガソリン代下げようとしたら
1ドル50円くらいまで行かないと駄目なんじゃないの?
今の物価高は金融政策よりむしろ政府の対策のほうが有効というか??パンダ1億で借りてる
場合じゃ無いですよね??
まだ、とまらぬ資源バブル。破裂するのはいつ?
ここは一発。商品先物で原油先物『売り』投資でもはじめるかな…。
http://www.bb.jbts.co.jp/data/index_bei.html
これ見ると市場はむしろインフレ期待率が下がってますね。
やはり今の物価上昇はちょっと特殊というか、利上げ圧力にはあまりならないのではないでしょうか?
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00132571.html
最近は休日に車で出かける事が無くなりました。満タンにするとびっくりする金額に
なりますよね。近頃は庶民にとって暗いニュースばかりです。
白川・日銀総裁:原料高で景気悪化なら、利下げ排除せず−−講演で表明
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080513ddm008020130000c.html
日銀は去年までの上げ上げ路線からちょっと変わって来たみたい。
人が変わったから?
物価高で利下げ?
逆じゃないの?
アメリカと同様に、インフレ懸念を抱えながらも
景気回復を最優先して弾力的な金融政策を実施するということ
つまり物価高の状況下で、景気回復のための利下げもあり得るという意思表明
>>117さん
今のインフレはいわゆる供給インフレ、その中でもコストインフレと呼ばれるもの。
また、賃金が上がらない分、若干スタグフレーション的要素がある。
貨幣的要因によるインフレではないから、金利引上は効果がない。
また、景気は冷え込んでいる(その意味でスタグフ的)なので金利引き上げは逆効果になる。
むしろ、下げる必要があるんですよ。
景気過熱してないのに金利上げる意味ってないでしょ?白川総裁の方針は至極まっとうものだと思いますよ。
>貨幣的要因によるインフレではないから、金利引上は効果がない。
>むしろ、下げる必要があるんですよ。
下げる必要もない。
今のインフレは、海外の商品バブルが原因だから、日銀が金利を変更しても効果はない。
商品バブルを演出しているファンドへの資金供給を絞ることを考えたほうがいい。
また、今の日本の景気は輸出産業の業績次第になっている。
その業績の落ち込みは、米国の景気低迷によるところが大きい。
日銀が利下げしても、米国の景気がよくなるわけではない。
ということで、日本の景気をよくするために日銀ができることは
あまりないのが現状だ。
一メディアが総裁の発言を解釈して報じたニュースだけではねぇ。
例えば、
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31735720080512
「景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もあるとも指摘。」
するとともに、
「現在のゼロ%近辺の実質金利は極めて低いとの認識を示し、...」
とも言っている。
つまり、総裁は一般論を言っているに過ぎないのでは?
なんだかんだ言ったって変動金利は暫く問題ないんじゃないの?問題は長期だよ長期
>123
一般論って、あなた、本心は違うとでもいうのかい?
つか、メディアが報じている内容はそりゃ意図的に情報操作する場合もあるのかもしれんが
今回の発言をあえて曲げて報道してるとでも言うのかい?
あなたのリンク先の詳細読んでもそのまんまだと思うが?
>物価が上昇しても、経済の悪化を招く場合には金利を据え置くことが適当、との考えを示した。
これは今の物価上昇を理由に金利は上げられないと言ってるとしか思えんが?
>交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もあるとも指摘。
これも物価上昇時でも景気後退の場合は利下げすると言い切ってるようにしか思えんが?
>現在のゼロ%近辺の実質金利は極めて低いとの認識を示し、
>上下両方向のリスクを点検し機動的に政策運営を行うと述べた。
上下リスクの点検と言っている時点で景気が上向き(バブルの目を摘む)状況にならなければ
利上げはしないと言ってるように聞こえるが?
ようするに総裁は物価が上がろうが下がろうが関係なく経済が停滞している間は金利は据え置き、
後退するようなら利下げもするが、上向いて来れば今の低い金利水準を上げると言ってる
ようにしか思えない。
一般論って何?今後の政策運営の方針を語ってるのに本心は違い、金利下げても意味が無い
って本当は思ってるとでも言いたいわけ?仮にそうだったとしても大きなお世話だと思うが。
「供給面による一時的な物価上昇」なら金利は上げられない。
「需要の増加も伴っている場合」は利上げを見当するみたいな事を言ってるね。
ようするに今の原料高騰によるインフレではなく、本来のインフレ(値段が上がっても物が売れる状況)の事を言ってる。
「景気の下振れリスクに注意しながら政策運営を行うことが必要な局面にあると考えている」
「この先景気の下振れリスクが薄れ、物価安定のもとでの持続的成長を続ける蓋然性が高まるのか、あるいは、下振れリスクが顕現化する蓋然(がいぜん)性が高まるのか、よく見極めていきたい」
景気が下振れたら利下げ、上振れたら利上げ、簡単な事では?
>物価が上昇しても、経済の悪化を招く場合には金利を据え置くことが適当
これが現時点での結論なんだよ。
今の状況下では利下げはないよ。
>交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もある
今のFRBの政策に理解を示していると捕らえた方がいいと思うが。
あくまでも、総裁の講演内容をメディアが勝手に解釈して報道している部分もあるから、
どこまで正確かはわからない。
>>125
>>物価が上昇しても、経済の悪化を招く場合には金利を据え置くことが適当、との考えを示した。
>これは今の物価上昇を理由に金利は上げられないと言ってるとしか思えんが?
>>127
>>物価が上昇しても、経済の悪化を招く場合には金利を据え置くことが適当
>これが現時点での結論なんだよ。
>今の状況下では利下げはないよ。
同じことを別の表現で言っているだけだな。
今、白川総裁が金利を下げる可能性があると言ったからといって、
それが20〜30年返済の住宅ローンを選択するときの決定的要因にはならないよ。
住宅ローンを数年で返すつもりなら、話は別だが。
既に変動で組んでいるなら、まな板の上の鯉だからジタバタしても始まらない。
できることといったら、どっちに転んでもいいように準備しておくことくらいだ。
>既に変動で組んでいるなら、まな板の上の鯉だからジタバタしても始まらない。
>できることといったら、どっちに転んでもいいように準備しておくことくらいだ。
想定されるケース
① 手取り収入は伸びるが、低金利は続く場合
・世の中の景気は良いが、政府の圧力その他で低金利が続く。
・世の中の景気は低迷するが、あなたの会社の業績は好調である。
・世の中の景気は低迷し、会社の業績も落ちるが、昇進して年収が上がる。
② 手取り収入が伸びると共に、金利も上がる場合
・世の中の景気が良くなり、あなたの会社の業績も上がる。
③ 手取り収入は伸び悩み、低金利も続く場合
・世の中の景気が低迷し、あなたの会社の業績も低迷する。
④ 手取り収入は伸び悩むが、金利は上がってしまう場合
・世の中の景気は上向いているのだが、あなたの会社の業績は低迷する。
・世の中の景気は良くないが、過度のインフレになる。
変動の人は、①が望ましく、④は望ましくない。②と③には中立。
④に対する備えが必要だ。
長期の人は、①と②が望ましく、③と④には中立。
つまり、収入さえ伸びればよい。
最悪なのは、
⑤ 景気や金利に関係なく、手取り収入が下がる場合。(悲)
リストラ、増税、保険・年金の負担増、etc.
>今の状況下では利下げはないよ。
だから誰もそんな事言ってないじゃん。
繰り返すけど、物価が上昇しても金利は据え置く、
今後景気が後退したら利下げもあるって言ってる。
今は景気がどちらに動くか見極める必要がある。
今後上向きなら利上げするし後退なら利下げも必要。
>あくまでも、総裁の講演内容をメディアが勝手に
>解釈して報道している部分もあるから、
>どこまで正確かはわからない。
いやこの講演自体一般に公開されているのにメディア
の報道が信用出来ないって、意味不明ですが?
そんな事言ったら全てが信用出来ないでしょ?
だいたいあなたもFRBの金融政策や議長の講演内容を
メディアを通して聞いてるだろうに。
あなたも信用出来ないメディアからの情報を元に屁理屈
述べてる事になりますよ?
どちらかと言うと勝手に解釈変えてるのはあなたですよ。
少なくてもあなた以外の多くの投資家は今回の白川総裁
の講演をあなたとは違う解釈で受け取っていますよ。
http://blog.livedoor.jp/orion3/archives/51296871.html
実際翌日の東京市場は日銀の政策転換をプラス材料として
受け入れられており、上昇して引けている。
少なくともあなたの書き込みより白川総裁の講演内容を報道したメディア
のほうがよっぽど信憑性があります。
>既に変動で組んでいるなら、まな板の上の鯉だからジタバタしても始まらない
たぶんこれが本音でしょう。おそらく長期で借りちゃった人で
今後金利が上がってくれないと自分自身損をしてしまうので
メディアの報道は正確じゃないとか事実を捻じ曲げて無理やり利上げの
方向に誘導してるんですね。
20年30年で借りたローンでも最初の10年低金利で借りられれば長期との
金利差だけで数百万円もの返済額の差が出るからね。さらに繰り上げ
していけば10年後の元本は雲泥の差。
もちろんリスクもあるが今後10年変動で低利の恩恵を受けつつ、
返済総額を抑えようとするのは個人の判断では決して間違いではないし、
リスクの大きさも人それぞれ。なのに変動で借りた人全てをまな板の上の
鯉とか意味不明です。
個人投資家で損失を出す人の典型が自分に都合の良い情報にしか耳を
傾けないというのがあるけれど、あなたがまさにそれだと思います。
>交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もある
利下げをしたら円安が進んで、交易条件がさらに悪化すると思うけど、何で適当なの?
>120さん
>下げる必要もない。
>今のインフレは、海外の商品バブルが原因だから、日銀が金利を変更しても効果はない。
>商品バブルを演出しているファンドへの資金供給を絞ることを考えたほうがいい。
すごく傾聴に値する主張。でも、それは日銀の金融政策の分野じゃないね。
財務省や金融庁のマター。問題はそれをどうやって実現するか。昔のバブル前の三業種規制みたいな手法をとるんだろうけど、線引きをどうするか…。
これを間違えると、またまた回復不能な資産デフレを起こすことになりかねん。と思うがいかが?
>131さん
ここでいう交易条件は、円安で原料価格が高くなって損になる、ってことじゃなく、
円安によって、輸出企業の対外競争力を維持してやる必要がある、それによって(輸出主導で形成されている)国内景気が落ち込むのを阻止する、ってことでは?
>131
でも実際は去年までの円安時が一番景気良かったですらね。結局外需頼みの好景気だったって
事では?
輸出企業の代表であるトヨタで1円円高が進行すると350億円の損失らしいですから。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000002-sh_mon-bus_all
それに今ドルに対して結構な円高水準だとは思いますが内需が好調とかあまり聞きませんよね?
>>132
>円安によって、輸出企業の対外競争力を維持してやる必要がある
多分そのことを言っていると、はじめは思ったのだけど、
>交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、
つまり、景気後退の原因が交易条件の悪化にあるとした場合、としているので、
その原因を対策する、つまり、交易条件を改善するためには、と考えると
いまいち画点のいかない説明なんだよな。
円安に誘導して輸出企業の対外競争力を維持してやるというのなら、
わざわざ交易条件がどうのこうのと言う必要はないと思うが。
誤解かな?
学究肌の白川先生らしからぬ説明に思えてしようがない。
>商品バブルを演出しているファンドへの資金供給を絞ることを考えたほうがいい。
今や、最大の資金供給元はFRB。
日本の財務省や金融庁や日銀がどうこうできるものではないよ。
だけど、FRBはいつまでも資金供給を続けるわけにもいかない。
どこかの時点でバブルは、うまくいけば収束するし、下手をするとはじける。
>これを間違えると、またまた回復不能な資産デフレを起こすことになりかねん。と思うがいかが?
今となっては、そうなる可能性の覚悟は必要だと思う。
我々はその波に飲み込まれてゲームオーバーにならないように
自分や家族の生活を舵取りするしかない。
もちろん、私もそのために今何をすべきかを考えて実行しているつもりだが、
それが正解かどうかは後になってわかること。
6月も揚げ揚げ
どうでもいいけど、日銀のアメリカの分析なんて真にうけても意味ないと思うよ。
日銀にそのくらい能力があったら、日本はこういう状況にないでしょ?
先日の白川総裁の講演で、
「交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もある」
ということについて考えてみた。
輸出企業の業績に頼った日本経済の場合、
為替が変動しなければ、円安でも円高であっても交易条件は変わらない。
利下げによって、為替が常に円安へ動き続ければ、交易条件はよくなる。
つまり、
原材料を輸入して加工品を輸出するまでの期間(数ヶ月?)に円安へ動けば、
輸出時点で見ると、実質的に原材料を安く仕入れたことになる。
次に原材料を仕入れる時は、円安で仕入れ価格は上がるが、
それを加工して輸出する数ヵ月後にさらに円安になっていれば、
またまた原材料を安く仕入れたことになる。
これってインフレを助長させる政策だよね。
このとき、輸出価格に人件費の上昇分を上乗せできればいいけど、
できなかったら、スタグフレーションに陥らせる危険性がある。
今は海外の商品バブルによる原材料価格の高騰による不況が懸念されている。
これに打ち勝つくらいの差益を出すには、利下げによって相当のスピードで円安へ
誘導し続けなければならない。
国民はそれによるインフレに耐えなければならなくなる。
中央銀行の使命を考えたとき、そういう政策ってありなのか?
「交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もある」
>138
それは違うと思います。
白川総裁は利下げによる円安誘導によって輸出企業を助け、景気の活性化を
図ろうとしているわけでは無いと思います。そもそも金融政策のトップがそんな
偏った政策するわけ無いじゃないですか。
もしそうなら言い方は
「交易条件悪化に伴い、景気後退が懸念される場合には、利下げをすることが適当な場合もある」
になるはず。白川総裁は「景気後退の場合」(景気が悪くなった後)と言ってますので。
決して交易条件を良くする為に利下げするわけではないです。
>交易条件悪化に伴う景気後退の場合
これはおそらく日銀が現状日本経済にとっての最大の注意点と見ているということ
なのではないでしょうか。まさに今「交易条件悪化状態」なわけです。
日銀はこのまま「交易条件悪化」状態が続けば
日本は不景気に突入する。その際は利下げをしますと言ってるわけです。
結果として円安になるかもしれませんが順番が逆です。
まして介入までしても為替の操作は難しいのに0.5しかない下げ幅で為替を
動かそうなんて無理があります。
為替相場はいわばその国の評価です。ユーロのように将来的に経済成長が見込める
と思われていれば自然と買われ、ユーロ高となります。今ユーロ高が騒がれていますが
4%の政策金利は決して高いわけではありませんし、サブプライム前からドルに対して
ユーロ高でした。当時米5.25で米のほうが金利が高かったにもかかわらずです。
そして今の米のように将来的に経済が停滞すると思われれば売られます。
金利はその国の将来を計る一つの目安でしか
ありません。よって金利の上げ下げによって為替を操作しようとしても市場には
見透かされるでしょう。世界的なドル安円安はいわばそれが市場から見たその国の
評価なのですから。結果としてキャリートレードなどの弊害を生み、行き過ぎる場合も
ありますが・・・
良い例が去年秋の米FRB利下げ後の為替の動きです。当時サブプライム問題発覚後、
米経済の先行き不安からドルは激しく売られていました。FOMC開催前、市場は利下げ
幅が0.25か0.5かで揺れておりましたが、大方の予想は0.25という時に予想外に
0.5の利下げを行った結果、ドルは大きく買われました。ようするに市場は利下げ幅が
予想より大きかった事で米経済には良い方向に動くと判断したのでしょう。
利下げ=ドル安にならなかった良い例です。
ですので利下げによって円安に動く条件は市場が日本経済が利下げしなければならない
ような経済状態、それだけ先行きが不安なのだと思ってなければならないわけです。
逆に利下げにより、日本経済が持ち直すと判断されれば円高に動くこともありうるわけです。
私が思うに今回の会見は
1.物価が上がっていても景気を悪化させる可能性がある場合は利上げはしない。
2.現状日本経済は先行き不透明である。
3.景気後退になりうる最大の懸念事項は交易条件悪化である。
4.景気後退の際は利下げで対応する
5.上ぶれ(好景気)の場合は金利正常化を目指す。
6.今はどちらに動くか見極めの時期ではあるが、下ぶれの可能性が高まった。
ということだと思うのですがいかがでしょうか?
変動金利が怖くて組めません。しかし会社の同僚は変動金利が固定を超える事はないんだから変動にしたほうがいいといいます。
どうなんでしょう
>日銀はこのまま「交易条件悪化」状態が続けば
>日本は不景気に突入する。その際は利下げをしますと言ってるわけです。
この解釈に従えば、
「交易条件悪化」=「海外から輸入する原材料価格の高騰」で、
今これは日本の力でどうこうできる領域にはないから、
交易条件をよくしようとするのではなく、
別の方面から景気対策をしようという考えなんだろうな。
でも、0.5%ごときの下げで、悪化した交易条件に勝てるだけの効果を出せるんだろうか?
かなり危険な賭けだぞ。
利下げをすると円安に動くから、原材料その他の価格高騰に拍車を掛けかねない。
コストアップで企業収益がさらに圧迫されかねない。
教授が机上で考える分にはいいけど、実際にやられると怖いな。
利下げなんてしなくても景気後退が鮮明になれば勝手に円安に
動くでしょ?今日も機械受注の最悪な結果を基に円が大きく売られた
からね。
http://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK010959120080514
今後GDPや個人消費、失業率などが悪化してくれば市場は
勝手に織り込んで行って、いざ利下げの時には為替なんてほとんど
動かないのが常。もし利下げで円安に動かしたいなら市場にとって
サプライズでなければならない。例えば次回会合でいきなり利下げとか。
でもそれをやると市場との対話が出来てないだの説明責任を果たしてないだの
叩かれるのが落ちだからやらないだろう。
総裁が現時点で利下げを口にしたという事はイヤでも市場参加者は利下げを
意識し始める。日銀はすでに景気悪化はある程度視野に入っているのかもしれない。
いざという時のための布石を打ったとも受け取れる。
たった0.5で何が出来るか?との意見もあるけどおそらく何も出来ないだろうね。
でも日銀は何もしなくて景気悪化を招くより悪あがきでも何かをして景気悪化を
招いたほうが結果として評価は上がる。利下げの効果が無いからと言って
現状維持し、景気が悪化すれば叩かれるのは目に見えているからね。
そもそも量的緩和政策だって全く意味をなしていなかったにも関わらず、
続けていたからね。
>でも、0.5%ごときの下げで、悪化した交易条件に勝てるだけの効果を出せるんだろうか?
>かなり危険な賭けだぞ。
>利下げをすると円安に動くから、原材料その他の価格高騰に拍車を掛けかねない。
>コストアップで企業収益がさらに圧迫されかねない。
上で書いたように利下げで円安に動くわけではなく、市場は勝手に色々な指標や経済状況
から織り込んでいくので景気悪化が進めば利下げなどしなくても勝手に円安になる。
よって企業からすれば利下げによる効果は十分にあるだろう。ただ、幅が0.5しか無いのは
問題だが。
結局不景気時の対策は利下げと財政出動しか無いからな。
>景気悪化が進めば利下げなどしなくても勝手に円安になる。
今はそんなに単純ではないよ。
日本の景気悪化以上に、欧米の景気が悪化しそうなのだから。
あと、
先進国で一番株価を下げたのは日本だけど、
昨年はドル円が120円台だったのに、今は100円台。
ユーロ円は170円を超えるかと思われる水準から、160円前後に。
なぜか?
今の日本の株式取引は6割が外国人が占めている。
外国人(特に投機筋)が日本の株を買うときは、為替変動分をヘッジするために、
円を売ってドルを買う。
逆に株を売るときは、ヘッジしていたドルを売って円を買い戻す。つまり円高になる。
この仕組みが昨年から今年にかけて効いている。
世界的な金余りがこの歪みを生んでいる。
株価と景気が全く連動しているとはいえないが、今は概ねこんなもんだ。
そう、
利下げは円安の一要因にしかすぎない。
ただ、大きな要因ではある。
>昨年はドル円が120円台だったのに、今は100円台。
これは、FRBが利下げしたのが一番大きな要因だ。
>ユーロ円は170円を超えるかと思われる水準から、160円前後に。
金利差は変わっていないのに、円高へ動いたのは、>>143の影響がでているからだろう。
一つ言えるのは、
過去数年の為替の動きは、金利差(それも実質金利の差)にほぼ連動している。
利下げして景気がよくなって、我々の給料も大きく伸びればいいけど、
インフレに負ける伸びなら、ごめんこうむりたい。
例えば、毎月の支出の半分を住宅ローンの返済に充てているとすると、
0.5%の利下げでローンの利払いが減ったとしても、
0.5%以上のインフレになったら、結局トータルの支出は増えてしまう。
今の金利のままでも、CPIが2%を超えてきそうな勢いだから、
それなりに給料が伸びてくれないと、生活が圧迫されるよ。
>146
>過去数年の為替の動きは、金利差(それも実質金利の差)にほぼ連動している。
日米実質金利差がほぼ一緒なのにドルに対しての今の行き過ぎた円高はおかしいではないか。
もし今の水準が妥当だと言うならば日米金利差逆転すれば1ドル60円とかになるって事か?
この時点でアメリカの景気が良くならない限り日本の好景気はあり得ないって事になる。
さらにつっこむとオセアニアなどユーロ圏より高金利な国に対してもユーロ高なわけだが?
例:ニュージーランド8.25ユーロ4で実に倍以上
ユーロより金利の高いポンドに対してもユーロ高は続いているわけだが?
2年前FRBが連続利上げを止めて5.25に据え置いてから利下げを行ったのが丁度1年後だった
わけだがその間ユーロのほうが金利が低いのにユーロ高が進み、史上最高値を更新していたが?
ようするに今は金利差とか関係なく全面的にユーロ高ドル安なわけだが?まぁ、ドルの次に
クソな通貨は円だけど。
全然金利差に連動してませんが?
>為替相場はいわばその国の評価です。ユーロのように将来的に経済成長が見込める
これが正しい。通常高金利国は将来性がある場合が多いし、低金利国は将来性が無い場合が
多いので金利差=為替相場に連動しているように見えるが実際は成長率に連動している事に
なる。もちろん例外はいくらでもある。ドル安円安は金利が低いから起こるのではなく、
市場がその国の将来に期待してない事の現れ。だから日本が低金利だからといってむやみに
金利を上げても一時的に円高になるかもしれないがすぐに円安になるだろう。将来性が無いから。
だから日銀も去年までの利上げのチャンスで0.5までしか上げられなかったわけだが。
>147
利下げしないで景気が良くならない方がさらに悪いでしょ?
利下げして好景気になれば仮にインフレが進んでも好景気を維持出来れば利上げも可能に
なる。日本はまず景気をよくしなければダメなのだよ。
今の物価高はすでに生活を圧迫している。個人消費のGDPの割合は6割を占めているわけだから
持続的な好景気は個人消費の伸び無しには考えられない。現状を見れば円が売られて当然。
住宅価格下落が止まらないドルが売られていいるように。
為替への影響は、その時点での金利差というより、どちらに動こうとしているのかが大きい。
その時点での金利差は既に市場は織り込み済みだからだ。
正確に言えば、金利差の動きに連動しているといった方がいいかもしれない。
ドル円が同じ100円でも、120円から100円になるのと、80円から100円になるのでは
見方が180度変わる。
その意味では、日本が利下げに動こうとしているなら、円は売られやすい。
>利下げしないで景気が良くならない方がさらに悪いでしょ?
問題は、0.5%ごときでそれが可能かどうかだ。
個人的な意見としては、
0.5%くらい金利を上げても下げても、景気に大きな影響を与えるとは思えない。
ゼロ金利を解除しても、それほど景気にインパクトを与えなかったし。
その逆も同じことが考えられる。
むしろ、海外要因で景気が悪化した。
今は、嵐が過ぎ去るのを待つのが最善だと思っているよ。
>その意味では、日本が利下げに動こうとしているなら、円は売られやすい。
という至極当たり前のことを、148は無理やり曲解してない?