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元金均等で借りるくらいなら、「元金均等で借りたつもり」と考えて元利均等で借りておいて、返済額が元金均等と同じになるように繰上返済していけば良い。
※無論、1円単位で一致させる必要もないし、律義に毎月毎月繰上返済する必要もない。だいたい合ってれば良い。
※ただし繰上返済手数料が無料という前提条件はある。
こうすれば、何事もなければ元金均等と同じように返済が終わるし、もし何か予想もしない事態が起きてお金が必要になったら、繰上返済をやめて手元に現金を残すこともできる。
要するに元金均等にはメリットはないのだが、しいてメリットを考えてみれば次のようになるだろうか。
①繰上返済を全く行わない場合、元利均等より総返済額が少ない。
(注1)繰上返済手数料が無料の金融機関なら、元利均等で借りて元金均等との差額を繰上返済すれば同じ総返済額にすることができるので、メリットにはならない。ネットが使えないなどの理由で繰上返済に手数料がかかるならメリットと言える。
(注2)なお、繰上返済が100万円からなので元金均等という書き込みがあるが、その場合でも元利均等にしておけば約定返済額が少ないのでより頻繁に繰上返済が行える。このため元金均等の方が得ということはない。
②元利均等で借りて元金均等との差額を繰上返済する方法だと、保証料返戻手数料が発生する。はじめから元金均等で借りれば保証料返戻手数料も発生しない。
(注1)保証料返戻手数料は大した金額ではない。保証料返戻手数料が無料の金融機関もあり、その場合はメリットには全くならない。
(注2)元金均等で借りた場合でも繰上返済を一切やらないということは普通ないだろう。元金均等にしたのは余裕綽々だからだというなら繰上返済もガンガンやるはずだ。ならばどっちみち同程度の保証料返戻手数料が発生するはずなので、結局メリットにはならない。
③ローン設定時の保証料が元利均等より少ないので、その分借入額を減らすことができる。例えば「あと10万円借入額を減らせれば優遇金利になる」といったケースでは、あえて元金均等を選ぶこともあるかもしれない。
(注1)ローン設定時の保証料を削減するにはローン期間を短くする方法もあるが、それよりはローン期間を長く取って元金均等にした方が、いろんな面でベターであろう。
(注2)なお、元利均等で借りた場合のローン設定時の保証料の差額じたいは繰上返済の際に返ってくる。
④勤務先や自治体の住宅補助制度の関係で、元金均等の方が得になるケースもあるかもしれない。
(注1)ただし住宅ローン控除の関係では元利均等の方が得になるケースが多いので、双方のメリットをよく見極めてください。