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面白い事になってきましたね。
http://www.sankei.co.jp/news/060131/kei040.htm
代理戦争 東ガス「エコウィル」Vs.東電「オール電化」
≪住宅メーカーで競争激化≫
ガスを燃料に発電する東京ガスのシステム「エコウィル」を採用した「第1号」の分譲戸建て住宅を、東急不動産が2月下旬から販売する。これに対し、東京電力はパナホームと組んで家庭用熱源を電力で供給する「オール電化住宅」を宿泊体験できるモデルハウスを初めて開設する。電力会社とガス会社の競争が、住宅メーカーをも巻き込む「代理戦争」に発展しそうな様相だ。(花岡文也)
≪1戸80万円≫
「二酸化炭素の排出量を従来の電気、ガス併用に比べて約29%削減。環境に優しい住宅だ」。こう銘打つ分譲住宅34戸を売り出すのは、東急不動産とその子会社の東急ホーム。東ガスのエコウィルを初採用した分譲住宅だ。建設場所は、東京都八王子市。ガスを燃料に発電する際に発生する熱を利用して給湯などに使うほか、携帯電話を使って外出先から湯が沸かせるのが特徴だ。
東急不動産は「環境に優しいほか、設置費用も1戸につき約80万円と手ごろ。販売状況を見て今後の展開を考えたい」としている。「うちのシステムの長所が受け入れられた」と話す東ガスの第2号の分譲住宅は茨城県内が予定され、別の中堅住宅メーカーから販売される。
≪宿泊体験≫
東電も指をくわえてみているわけではない。自社管内の新築住宅のうちオール電化住宅の占める割合は平成13年度は0.9%だったが、16年度には6.4%まで到達した。ただ、関西電力では16年度で約27%に達しており、東電は「原発不祥事で営業活動を自粛していたが、5年後に新築住宅の4分の1をオール電化に」と意気込む。
さらにパナホームと提携し、東京都世田谷区に今年7月、一風変わったオール電化のモデルハウスを開設する。購入を検討する人に1泊2日、実際にその家で寝泊まりしてもらい、体験してもらおうとの試みだ。割安な夜間電力を使った省エネ給湯システム「エコキュート」のほか、松下電器産業グループの最新家電も並べる予定だ。パナホームの販売する全国の新築住宅のうち、7割が「オール電化」だが、「安全で快適な『オール電化』をアピールしたい」としている。
ただ、積水ハウスのように、東ガスの開発した家庭用燃料電池を使った住宅を販売すると同時に、東電の推奨している「オール電化」住宅を手掛ける住宅メーカーもある。
電力会社とガス会社がそれぞれ住宅メーカーや消費者のニーズにいかに対応したシステムを提供していけるかどうかが、今後の「勝敗」の行方を左右しそうだ。
【2006/01/31 産経新聞東京朝刊から】
[スレ作成日時]2006-01-31 18:28:00