383
匿名さん
>>380
期待インフレ率を上げるためには金融緩和によって銀行から国債を買取、資金を提供する事により、銀行は国債ではなく、民間への貸出を増やすようにします。
住宅を例に上げると、金利が下がる事により、買い時だと思った人たちによって住宅需要が生まれる。皆が住宅を買い出すと住宅メーカーは需要を見込んで沢山住宅を作り出す。そうする事により、建設業者が潤ったり、家の買い替えなどで耐久消費財が売れるようになり、そこにも新たな需要が生まれ、消費が進みます。
住宅メーカーはさらに続く需要を見越して住宅価格の値上げに踏み切る。消費者はこれから住宅価格が上がると思い出すと低いうちに買っておけとさらに住宅需要が広がる。
このように全ては需要の拡大から期待インフレ率は上がって行くのです。
金融緩和やインフレターゲットは上記のようなプロセスを起こすための政策で有って、物価「だけ」を上げるものでもなければそれをやったからといって物価「だけ」が上がるものでも有りません。
さらに、一時的な物価高騰では金利は上がりません。例えば2014年に消費税が上がる事により、見た目の物価は上昇します。しかし、2015年はどうでしょう?前年比おそらくマイナスになるはずです。ここではむしろ利下げが行なわれる環境になると思います。
政策金利は持続的経成長を維持するのに適正な物価を「維持」するために有るのであって、仮に2%の物価上昇が達成できたとしても金利を上げずともそれを維持出来るのならば上げる必要はありません。
何度か出ていますが、物価の安定は持続的経済成長をさせるために手段で有って、物価を下げるために経済成長を犠牲にする事はあり得ません。
他先進国の高い物価での金融政策を見れば明らかです。
この投稿者のレス、およびブラウザのプライベートモードで投稿されたレスを、今後自動的に非表示します。(本スレッドのみ)
非表示される最大件数は20レスで、それを超える古いレスは表示されます。
本機能は、各利用者さまが「個人的に不快」と思うレスを「直近分だけ」見えないようにして、有用な投稿にフォーカスできるよう導入いたしました。
詳しい説明はお知らせスレをご覧ください。