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2X4(枠組み壁工法)、軸組(従来工法)、今だったらどちらが皆さんおすすめでしょうか?
2X4(枠組み壁工法)
あるHMでは「軸組より2X4の方が構造的に強いです!」と言ってます。
軸組(従来工法)
あるHMでは「今の主流は軸組+金物+パネル併用で、かなり頑丈に出来ますので2X4
より構造的に弱いなんて事はありません!」と言ってます。
本当の所はどうなんでしょうね?
[スレ作成日時]2005-03-11 18:13:00
2X4(枠組み壁工法)、軸組(従来工法)、今だったらどちらが皆さんおすすめでしょうか?
2X4(枠組み壁工法)
あるHMでは「軸組より2X4の方が構造的に強いです!」と言ってます。
軸組(従来工法)
あるHMでは「今の主流は軸組+金物+パネル併用で、かなり頑丈に出来ますので2X4
より構造的に弱いなんて事はありません!」と言ってます。
本当の所はどうなんでしょうね?
[スレ作成日時]2005-03-11 18:13:00
枠組壁工法と木造軸組み工法のどちらが強いのだろうか、という話題には興味が尽きません。私はもっぱら住宅業界で生きてきた人間で、それぞれの工法の住まいを建築してきました。営業マンのセールストークは別にして、それぞれに特徴があるということしか今はいえないような気がします。教科書的に言えば、現在、一般的な住宅建築に採用されている木造軸組み工法は皆さんが思い浮かべる神社仏閣の伝統工法とは全く異なります。伝統工法と異なり、材(柱や梁)の寸法は細くせいぜい4寸柱と240や270程度の梁成で組まれています。材寸法(断面寸法)が十分あれば鉛直荷重に強いという軸組みのよさは生かせるのですが、残念ながらコストの問題、流通の問題、敷地面積の狭小さ、建築法規の規制(斜線や高さ制限)、職人の問題などで一部の設計事務所が携わるもの以外は伝統工法には程遠い状況です。材が細い→仕口による断面欠損が心配、接合部がピンになる(回転する)、地震や台風による引き抜きに対応する必要がある、、などなどがあり、現在の木造軸組みは耐力壁と軸組みの併用にほとんどなっています。それでも枠組壁工法よりは材寸法(柱の断面)があるため、プランはいくらか自由度が高いといえますが程度問題です。一方枠組壁工法の場合はその耐震性がアピールされる傾向はあり、上下階の耐力壁の位置が素直に揃っていれば耐震性は担保されますが、もともと材寸法(スタッドの断面)が小さく鉛直荷重に対しては軸組みに譲る傾向があります。プランの自由度が軸組みに比べると少しないとも言えますが、それも程度問題です。
現代の木造軸組み工法は神社仏閣の伝統工法とは全く異なり、関東大震災や戦後の住宅難の中で住宅筋公庫が仕様を決め国策として作られてきています。様々な自然災害(地震や台風)の中で軸組み工法の弱点を事後に対策され改善されてきている為、例えば阪神大震災や他の大地震で古い建物は倒壊し、新しい(対策後)の建物は倒壊しない、という事態が起きています。枠組壁工法はオープン化される過程で施工業者側がその利点をアピールする必要があり(当時の建設省に対して)施工基準を業者側が策定してきた経緯があり、当初より耐震性をアピールしてきました。プラン的にも材寸法(断面寸法)が小さいというある意味欠点ともいえる制約の為、住宅のプランは自然と箱になりやすく、ルールの則れば耐震性はオープン化当初から担保されているとも言えます。しかし、日本の枠組壁工法は軸組み工法と同様、コスト、敷地、法規制限、流通などの制約により現在では北米のものとかなり異なるのも事実です。材が細く、薄い。木造住宅は軸組みであろうと枠組であろうと基本的には材寸法(断面や厚さ)、樹種で耐久性や耐震性、プランの自由度が決まります。現在の木造住宅は、軸組みでも枠組みでも、材の耐久性、組みあがった時の耐震性、断熱性、施工、の多岐にわたり多くの課題があります。
プランの自由度にこだわりたい方は軸組み工法を選択し、その中で耐震性や断熱性を担保するように工夫する。耐震性や断熱性にこだわりたい方は枠組を選択しプランの自由度を工夫する、となります。 判ったような判らないような意見ですが、結論からすると一般的に建築される双方の工法の特徴は微々たるもの。どちらの工法も国策である超長期優良住宅(200年住宅)にどう対応するかは暗中模索なのです。実際のところ国土交通省自体、言っては見たものの、が本音でしょう。
話が大きくなりすぎました。
このあたりで今日のところは失礼いたします。
施主次第で家は決まるのでは無いでしょうか?
等級3を狙う場合
地震を力で支えるという点では2×も軸組も最近の工法では同じことなのかもしれない。
ただ長い目で見ると釘が寿命になる可能性がある2×と柱構造では差がある。
増改築も現時点では軸組有利となってしまう。
壁体内通気は2×では今のところどうすることも出来ない。
耐火では2×が有利。軸組で通気工法をなくしてまでファイアストップは無理
ただし2×と同じ気密性、耐震を求めるなら軸組が割高になるだろう。
やはり決めるのは施主である以上、家は施主次第。
ネタギレ?
>>1929さん
枠組は時々モノコック構造などと言いますが、モノコック構造ならば、高次の振動のモードを出さないために、床や内壁に耐力を持たせられない筈なのに、実際はそうなっていないので、現在の大多数の枠組も軸組も組み上げ方の違いはあれ、力学的には近い力の掛かり方になっていますよね。なので、枠組も軸組も、現在の構造は材の断面積で決まっているという点は同意します。
ただ、補足として、枠組と軸組の構造上の大きな違いは、枠組は面材を剥がすとスタッドだけでは自重を支えきれず、軸組は面材、筋交いなどを抜かしても自重を支えることが出来るということでしょう。そのため、枠組みでは面材で地震などの横方向の力を支えるだけでなく、自重にも耐えないといけない。そのため、軸組ではN釘でも耐力が認定されるのに対して、枠組ではより太いCN釘を使わないと耐力に認定されず、使用する建材によっては割れが起こりやすい。枠組では面材には釘保持力の高い構造用面材を使う選択し以外は採りにくく、無機系の透湿抵抗の低い面材を使いにくいという欠点が出てきます。また、地震などにより起こる水平力と違って、垂直加重は常に掛かるので、枠組の釘への負担は軸組に比べて大きいという欠点もあります。これらは全て初期の耐震性ではなく、性能がどれだけ維持できるかに影響を与えます。
長文読む気になれない。
いやいや長文結構、どんどん行きましょう。
むしろ技術的な話は賛成です。
>1933
2×でダイライトのような透湿抵抗の低い面を使わないのはそのためですね。
釘保持力低いですし・・でも枠組工法でも認証取得しているダイライトは一体?
透湿抵抗が低く、釘保持力が高い面材があれば2×の欠点でもある、壁体内が緩和されるのに・・
もちろんそんなのあれば軸組でも有利になりますけど。
長文、大変参考になったのですが、ひとつ質問。
ツーはスタッドそれ自体だけでは自重を支えきれない、とありますが、実際にはスタッドは要所要所で
何重にも重ねて立てられますよね。外壁部分などは4重5重にスタッドを重ねてあったりして、
単純に軸組みの柱よりも使う木材の量としては間違いなく
多いと思います。縦方向の力に対しても十分な耐力があると思うのですがこの点はいかがでしょうか。
うちの近所でダイライトで2x4建ててたよ。
釘のめり込みとか、割れやすさは気になるな。
みなさま、長文大歓迎です。 語学力の低い投稿者が乱入できなくなりますから。
1929さん、とても参考になります。
ぜひ貴方の考える理想の住宅のあるべき姿(構造)についてのご意見をうかがいたいと思います。
我が家は軸でダイライト使用です。説明では面材強度といいますが、釘の保持力が弱く垂直方向の衝撃にも弱い材です。
廃棄になったダイライトの一部を足で蹴ったら一発で割れました。昔の家の土壁程度の強度しかないと思う。
巨大地震の際は3度・4度必ず大きな余震を伴うから、有効なのは1回目に脱出できるくらいですよ。
ダイライトを構造用合板と同列に論じるなど無意味ですよ。
無機系面材の中でダイライトは先発だけど、釘保持率、素材の粘りは非常に低い材ですよね(釘保持力は唐松の構造用合板の1/4程度)。言わば、変形はしにくいけど、ある程度力を入れると割れてしまう傾向があります。それに対して、モイスやかべ震火などの面材は無機系でもダイライトの倍程度の釘保持率(同様に粘りも)があります。
釘保持力は構造用合板に比べれば半分程度だけど、透湿性(透湿抵抗 1/10)、耐腐朽性、耐蟻性などの特性では構造用合板に比べ利点があります。枠組に使うには安全サイドで考えると難しい(認可が下りてないかも)かも知れないけど、軸組に使う分には利点が欠点を上回っていると思っています。
>1942さん
モイスは粘りも釘保持力もある画期的な面材ですね。さすが三菱マテリアル。
ネックは価格ですがさらに普及すれば量産メリットが出て手頃になればダイライトを凌ぐ材料になるかと思います。
さらに石油化学系接着剤を含まずVOC吸着効果まで認められるとなれば公共施設を中心に使用すべき。
なぜ国は合板建材メーカーの顔色を伺ってばかりで、このような優良な建材を開発供給するメーカーを支援しようとしないのか。個人的にものすごく不満です。
安ければ我が家にも採用したかった。残念です(涙)。
いずれにせよ、新規開発建材は日進月歩の世界なので、工法によらずこれから活用が楽しみな分野ではあります。
まあそれだけ開発が進んでるならよほど合板は駄目なのかな?
合板だらけの2×って…。
ダイライトとか無機系の面材は、壁倍率の試験(静的繰り返し荷重)よりも、実際の地震の震動時のほうが耐力がアップするから、それほど心配することでもないと思うけどね。
ダイライトの強度試験で出た壁倍率は5倍強、認定倍率は2.5倍
たしかに粘り強さはないが、最大耐力は合板より上だよ。
>1933
>枠組は面材を剥がすとスタッドだけでは自重を支えきれず、
荷重によって、スタッドサイズ、スタッドピッチや本数が決められるはずです。
鉛直荷重は、スタッドが担っているのではありませんか?
>垂直加重は常に掛かるので、枠組の釘への負担は軸組に比べて大きい
どうして鉛直荷重が釘へかかるのか理解出来ませんので、ご説明いただけませんか?
>よほど合板は駄目なのかな?
耐腐朽性などは無機系面材に分があるでしょうが、
単体での透湿抵抗に着目することはあまり意味が無く、
透湿抵抗の比で考えるべきでしょう。
充填断熱の場合で考えれば、
断熱材より室内側に防湿気密シートなどがあれば、
構造用合板でも問題無い。
一方、防湿気密シート無しで、室内側が塗り壁だったりすれば、
室内側より構造面材の透湿抵抗が低くなければならない。
>ダイライトの強度試験で出た壁倍率は5倍強、認定倍率は2.5倍 たしかに粘り強さはないが、最大耐力は合板より上だよ。
この最大耐力が合板より上と言うのが、ちょっと信じられないな。
私はダイライト9mmを実際に割ってみたが、ものすごく脆いよ。簡単に割れる。
いつの試験なんでしょうか?
皆知ってると思うが、今の試験法では無いといわれてますよね?
ダイライトのHPの実験動画、筋交いVSダイライトは互角と見た。
筋交いと互角ということで壁倍率2.0並、靭性も・・
変形に弱いのでネダレス推奨か?
内側の壁と外側の合板の透湿抵抗は2対1以上になるのが理想と言われている。
>垂直加重は常に掛かるので、枠組の釘への負担は軸組に比べて大きい
>>どうして鉛直荷重が釘へかかるのか理解出来ませんので、ご説明いただけませんか?
まったく同感です。現場を見てきましたが、合板には縦の加重はまったくかかっていませんでした。
鉛直加重を支えているのはスタッドであって、合板ではありません。
知ったかぶりもいい加減にしてください!!ホラを吹いてまで軸を擁護したいなんて、
それだけで軸はダメだと認めているに等しいですよ。
やはり今は軸組建材メーカーの耐力壁を使うならかべ震火がいいのでは?
ダイライトよりは信頼できる。
>>1948 Dmk(ダイライト内部用)は合板よりも耐力高いみたいだけど。Dms(外周部用)はあまり変わらないみたいですねえ。どちらもあまり粘り強さはない。 縦軸横軸ともに目盛りの間隔がグラフによって違うので御注意を。
http://farm4.static.flickr.com/3209/2765610548_b144519229_o.jpg
>>1949 いつの試験かは書いてないけど、たぶん2006年あたりだと思う。住友林業がやった実験です。
住林はダイライトも使ってるので。この結果を見る限りでは、小幅板斜め貼り合わせ面材(=クロスパネル)が最大耐力、粘り強さともに最強な気がするのだけれど。透湿抵抗もOKだし。
>縦の加重はまったくかかっていませんでした。
自重出来ないというのはわずかな地震でも対抗できないと考えるべき?
スタッド1本1本が加重を受けているとは想像できると思いますが、
縦の加重が掛かる事は別に悪いことばかりでもない、むしろこれが2×のメリットであり、バランスが優れている点でもある。
スタッド全てが縦の加重を受けている。
軸のように柱だけで加重を支えている、間柱は支えていない(単に受け材的な考え)よりは確実にバランスが上。
故に地震に対しては軸組より有利と考えるべき。
軸の場合、間柱の面は縦の加重が掛かっていない考えになる。
クロスパネルはもちろん透湿抵抗など皆無だが、面のいい所である気密性が向上しやすい点では不利。
断熱材の完璧な施工、完全な養生がなければ高気密化が出来なくなる。
住林は次世代省エネには出来るが、超高気密では無い。
でも筋交いでもC値1以下実現させているHMも存在している。
クロスパネル、筋交い強化版、方向性なしと考えられる。
スタッド自体の曲げ応力を計算したことはありますか?
軸組で細いと言われている105角の柱と2×4材に同じ荷重をかける時の変形量は約10倍です。
2×4材を4本並べても105角の柱の半分以下しか垂直加重を支えられません。
そのため、枠組みでは、スタッドと面材を釘で打ち付けた壁を組んだ後に、根太と面材で組んだ床を置くというように順を追って組み上げます。面材を外したスタッドだけでは家の加重を支えきれないからです。
勿論、面材だけでも加重を支えられないので、スタッド、面材、それを繋ぐ釘で加重を支えることになります。
つまり、常に加重がスタッドと面材を繋ぐ釘に掛かっている構造になります。
>でも筋交いでもC値1以下実現させているHMも存在している。
軸組だろうと2xだとうと、先張りシートを含んで、まっとうな気密施工していれば、
C値0.5くらいにはなる(2xで0.2くらいを安定して出す腕の良い業者も中にはある)。
外側の合板での気密にたより、室内側面材の透湿抵抗が大きめでも隙間が大きい場合、
室内から壁内へ水蒸気が侵入する量が非常に大きくなり、水蒸気がたまる一方となり、
かなり外側の透湿抵抗を下げないと、壁内結露の危険が高まる。
>スタッド自体の曲げ応力を計算したことはありますか?
曲げ応力とは、横方向からの力ではありませんか?
鉛直荷重が、どこで、曲げ応力に変身してしまうのでしょうか?
建材が完璧に真っ直ぐで、加重が真上から掛かるのならば、加重は圧縮応力だけで耐えられますが、実際の建材は多少の曲がりがあったり、かかる荷重も完全に垂直にかかるわけではありません。
軸組の柱の圧縮応力だけを考えれば、加重の10倍以上の耐力があり、枠組でも3倍以上の耐力があるのが一般的ですが、実際には圧縮応力よりも曲げや捻り応力により耐加重が決まっているのが一般的です。
軸の柱と2×4材、この計算から考えると、曲げ応力が単に断面が長方形か正方形かの違いのみではない様に思います。
この10倍という大きな差はどうして生まれてしまっているのでしょうか?
できれば知りたいです。
↑
ですよね。
もっともらしいことをいって煙に巻くのはやめてほしいです。
あるいは本当にわかっていないとか。
スタッドは合板に張り付いているので水平方向の力に対しては
確かに釘に負担がかかりますが(そのために釘がついているのだから
当たり前ですが)、垂直方向の力に関しては合板や釘はまったく関係ありません。
そもそも外壁の合板は壁の一番外側についていて、スタッドよりもさらに外側ですから
建物全体の重みを支えているはずがありません。見なくたって考えればわかることです。
曲げ応力による建材の変形は、力がかかる方向に対して4乗、受ける方向に2乗に比例して変形量が決まります。
曲げ応力による変形量で柱とスタッドで差が出る一番の要因は断面積だけでなく、形状も絡んできます。
結局は材の長さと柱の短辺の比をある程度に保たないと、耐力は保てません。
軸組で重い屋根を使った時の1階柱では、この比は 1/28 までにするという規定があり、瓦屋根を載せた105角の家では1階の天井高が制限されるので、細い柱の家では天井高が高くできないということが起こります。
そのような屋根や天井高に制限がでる軸組の中の細い柱と比べても、同じヤング係数の柱の場合、
最も差が出ないスタッドの太い方向に力が掛かる場合でも (105/90)^4*(105/39)^2=13.4 です。
最も差が出るスタッドの細い方向に力が掛かる場合は (105/90)^2*(105/39)^4=71.5 です。
最も差が出ない方向で、軸組よりも固い材を使った場合のヤング係数の違いを考慮しても耐力は約10倍違います。
柱の本数が増えても、掛かる力が分散されるだけなので、同じ力を105角の柱1本で支えた場合の耐力とスタッド複数本で支えた耐力差は、家の値を単純に本数で割るだけです。
確かにツーは、スタッド自体の水平方向にかかる力への耐力は軸には劣ります。
そりゃ太さが違いますから難しいこと抜きにして誰にでもわかることです。
極端な話、スタッドの片端を固定してもう片端を持って曲げれば人の力でも折れてしまうでしょう。
軸の柱はツーのスタッドよりも単体では強固ですが、だからツーが弱いことには当然なりません。
軸は柱だけで水平・垂直両方向の圧力を支えているのに対して、ツーは
水平方向への力を支えているのはスタッドではなく壁です。したがって、ある程度の
水平圧力が常に釘にかかっているというのは真実ですが、誰かが言っていたような、
垂直方向の圧力を釘が支えている、というのとはまったく違います。釘はあくまで
水平圧力に対してのみの耐力であり、それは垂直にかかる圧力よりもはるかに
少ないものですし、ご存知のとおり、必要にして十分な量の釘が打たれています。
要するに、ツーは垂直圧力に対してはスタッド、水平圧力に対しては壁、という風に、役割分担をしているのです。
また地震や強風がない限り、釘にかかる水平圧力はほとんど無いと言ってもいいでしょう。
軸の家は強風が吹くと揺れます。あれは柱で水平圧力を支えているから、木材がしなることにより
起こります。ツーは壁で支えていますので軸に比べ揺れは格段に少ないです。
まだ結果が出ないようですね。
結論は軸の勝ち!
>>1966
スタッドが自重で曲がらないのは、面材と固定しているからでしょ。
固定していると言うことは、固定点の釘に力がかかっていると言うことだよね。
水平方向も面材はスタッドに固定されているから、水平方向の力がかかっても崩れないんだよね。
これは、スタッドと面材を繋ぐ釘に力がかかっていると言うことだよね。
一方、軸は筋交いや面材を抜かしても直立します。
ただ、この状態だと横方向から力がかかると倒れます(昔の地震で倒れた構造)。
そのため、横方向の力に耐えるために、筋交いや面材が入っています。
つまり、垂直荷重と水平耐力は独立で、面材を支える釘は、普段は面材自体と外壁材の重さだけを支えています。
そして、地震などの水平方向の力がかかったときだけ、面材と柱を繋ぐ釘に大きな力がかかります。
考え方が全く逆ですよ。
>>1966さん
>軸は柱だけで水平・垂直両方向の圧力を支えているのに対して
そんな構造の家ってあるの?
柱で水平方向の力は支えないでしょ?
>ツーは垂直圧力に対してはスタッド、水平圧力に対しては壁、という風に、役割分担をしているのです。
「スタッドの片端を固定してもう片端を持って曲げれば人の力でも折れてしまう」と言っているのと矛盾しない?
>軸の家は強風が吹くと揺れます。あれは柱で水平圧力を支えているから、木材がしなることにより起こります。
寺社などの伝統工法の話をしているの?
最近の殆どの軸組は筋交いや面材を入れた剛構造です。
壁量をしっかり確保していれば、風が吹いても揺れないよ。
軽鉄のブレース構造などは柔構造なので、揺れることはあるけど…。
もう少し構造を勉強してから書いた方が良いんじゃないかな?
しろーとには全くわからん展開になってきています。
結局どっちがいいの? だれか10行以内で教えて~。
なんやかんやで、答えが出せないんだろう。
今の軸組は柔構造というより、剛構造と言える。
耐力壁で水平力に対抗している構造。力で対抗している(耐力壁で)時点で・・
伝統工法のような柔構造は力を減衰させて地震に対抗している。いわば免震のような感覚。
いずれにせよ、2×は垂直力に対し、スタッドに荷重が掛かっている為、若干のたわみが起こる。
それを合板で受け止めている為、常に合板とスタッドにテンションがかかっていると言える。
しかし、これは悪いことではない。むしろこれが2×の地震に強い良さだと思います。
スタッドと合板が家全体が基礎は別だが、一体になっているイメージになる。力が分散される。
軸の間柱のように荷重が加わってないような所に面材を付けるよりもずっとバランス的に上になる。
軸は一体化(モノコック)に若干遠い。力の分散では2×にはかなわない。
やはり地震に対しては2×と軸では2×の方が有利であるには変わらない。
軸で2×並にするにはもっと多くの建材が必要になり、高くなる。
上記の結果
2×は外周に構造用合板を使う上、壁体内通気が取れない。完全な室内気密を目指す必要がある。
軸は壁体内通気を取れるが取り方は様々。外壁通気工法で面工法と筋交いに分かれる。透湿抵抗の高い面を使う場合、壁の中を通気(壁体内通気)させる場合が多い。超高気密化できていない。出来ている業者は僅か。
釘が寿命になり得てしまう。きちんとした釘で、30年は持つとされているようだ。
軸は釘と言うより柱が残れば何とかなるが、建て替える場合が多い。
増改築がしにくい。上記のことを考えても増改築はしにくい。
いずれにせよ2×の増改築を行っている業者はほとんど無いのが現状。しかしこれからは徐々に増えてくる可能性もある。
2×は工法としては完全体に近い工法。
最後には2×もしくは、近い工法がほとんどになる可能性大。
それだけ2×の性能は優れていて、現代の省エネや耐震などの要件は満たすので優れた工法といえる。
以上を踏まえて後は決めるのは施主次第。
だから軸は大地震で倒壊するんですね。
納得しました。
倒壊したのは昔の筋交いすら無い在来がほとんどで今の工法ならそれなりに耐えられると思う。
2×もちろん損傷すらも少なかった。
勝手に結論出します。
2×4の勝ち。
理由は、簡単に耐震性や断熱性能が高い建物になるから。
早い話が安くて良い建物になる。
2×並の耐震性が安定して確保されているのは、やはり大手HMとなってしまう。住宅性能評価制度などの標準装備で安心感はある。
大手の耐力壁などは壁倍率5以上がほとんどであり、2×の構造用合板3.0+石膏ボード1.0=4.0倍の上を行く。
室内側でも5.0の壁を使う場合などあり、2×の室内側石膏ボード表裏2.0より上を行く設計になる場合が多いので、スレタイのような事を言われるのだろう。
ただ大手同士で比べると2×6などの大手HMが多く壁倍率は6をも越す。
同格の大手で比較するならそれでも2×の方が地震に強いと言えそう。
大手は高いと言われるが、ダテに高くないと言う見方も出来るとは思う。
では大手のような独自開発できないHMや工務店はどうでしょう、軸で面材を使って2.5倍+石膏ボード0.5ぐらい=3.0倍、(あくまで品確法の場合)住宅性能評価はあまり進めてこない。よって狙いが、基準法止まりで等級1を上回った程度の設計が多いだろう。
壁1枚あたりで考えても2×4の4.0と3.0では全体では大きな差になる。もし2×並にする場合、両面面材や筋交いの追加などしなければ2×並にはならない。2×は大体等級3になる。
しかも基準も2×は壁量計算から品確法のような耐力壁線の基準があるが軸組の建築基準には耐力壁線の基準は無い。
軸組の間取りが有利になるのはその分弱くても通ってしまうからとも言える。
やはり軸組が耐震で2×に劣ってしまうのは仕方ないことなのかも知れない。
ただ他の人のコメントでもあるように2×は釘が家の寿命になってしまうとか壁体内通気だとか増改築だとかいろいろあるが、
その他のことをも踏まえてどちらの工法がいいかと言うと自分住み方や家に対しての求めるものなどにより選択が変わってくると思う。さらに周りの身近な人とかの意見なども入ってくるし、以外に昔の人ほど今の工法を理解してない場合が多い。元大工だとか建築業界にいたとかあまり関係ないかも知れない。