- 検討スレ
- 住民スレ
- 物件概要
- 地図
- 価格スレ
- 価格表販売
- 見学記
>そとん壁の透湿効果って用は外壁サイディングに良くある通気工法と同じでしょうか?
透湿作用はそれぞれにありますが、その効果については全く違います。
通気工法の場合、透湿シートを抜けた湿気は通気層の外気にそのまま拡散され重力換気で屋外に搬出されます。
通気層を持たないそとん壁工法は、防水性能の高い下塗り層10mmの透湿抵抗と、保水能力に高い上塗り層8㎜の透湿抵抗により、何もない通気層工法とはその透湿能力に大きな違いが生まれます。
例えば、マスクをしないときの呼吸と、分厚いマスクをした時の呼吸とでは、同じ呼吸でもその息苦しさの違いが出てきます。
息苦しいだけでなく、時間経過と共にマスクそのものが水分を帯び、ますます息苦しくなります。
壁体内に水分を保留すると木材腐巧菌の繁殖を促し、やがては短命住宅へと導かれます。
長期優良住宅の判定に通気工法の採用が条件化されているのもそういった理由からです。
通気工法は夏季の断熱効果にも大きな違いが出てきます。
夏季の直射日光による外壁表面温度は60℃前後に達することもあります。
通気層はその熱伝導を通気層の重力換気で妨げ、室温への影響を和らげてくれます。
外壁の高温熱気を、ひとまず、通気層から屋外に放り出す役目を担っているのです。
通気層を持たないそとん壁工法は、そういった高温熱気を放り出すことなく室内に熱伝導していくことになります。
涼感空調システム「クルクール」は、皮肉にも通気層を持たないそとん壁工法の断熱効果の悪さから得られるマイナス効果を証明したようなものです。
通気層をもったそとん壁工法であれば、涼感空調システム「クルクール」効果は得られないはずです。
以上の二つの説明から、通気層を設けた場合と設けない場合では大きな違いがあることがお分かりいただけると思います。
まとめてみます。
そとん壁に通気層を設けた場合と設けない場合の大きな違い。
1、建物の寿命が違う。
2、夏季における断熱効果が違う