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コストの面抜きに考えて、つまりお金あれば結局鉄筋コンクリートが一番いいでしょう?丈夫だし長持ちするし、間取り変更簡単だし。
都内のお金持ちの家はほとんどRC。
[スレ作成日時]2008-01-08 17:23:00
コストの面抜きに考えて、つまりお金あれば結局鉄筋コンクリートが一番いいでしょう?丈夫だし長持ちするし、間取り変更簡単だし。
都内のお金持ちの家はほとんどRC。
[スレ作成日時]2008-01-08 17:23:00
内外コンクリート打ちっ放しの住居に住んで3年になります。関東地方在住です。
今のところ、ここで話題に出ているような夏暑く、冬寒く、通気が悪くてカビると言うような症状は全くございません。ビルトインガレージ(2台収納)付きの住宅で延床面積は70坪程です。坪単価は設計費込みで70万ほどです。
好きで建てた家なので、RCの弱点を十分理解し納得した上での入居なので気にもしませんでしたが、住んで見ると快適そのものです。
但し、設計施工時にRCの弱点を克服するために以下の対策を講じた上での話しです。
(1)屋根
一般にRC構造では屋根部は平面なスラブ状にしてそこに防水処理(防水シートや防水材を塗布、ビルの屋上のように)を施しますが、我が家は屋根の形をRCで造り、その上に屋根材(ガルバニウム)を張りました。屋根材の下には防水シートと断熱シートを張っています。
(2)壁
躯体は壁式構造を採用しています。このため、コンクリート壁の厚みは最低でも300mm、耐力壁部は400~500mm程度を確保しました。これにより壁厚があることからある程度の断熱性が確保されています。
また、冬場の陽の当たらない北側壁からの放射冷却(輻射)を防止するために、北側の壁のみ内側に断熱壁材を張りました。
(3)冷暖房
主要な部屋はエアコンを設置。リビングとダイニングには床暖房を設置。さらにバックアップとしてリビングの一角に薪ストーブを設置。薪ストーブの熱はリビング以外の部屋にへも循環できるよう工夫しました。これにより冬場は大変暖かいです。(バックアップで設けた薪ストーブが主力になりそれだけで十分)
夏は、とても涼しいです。家の中がひんやりしているのです。冷房はほとんど使いません。
(4)天井、床
コンクリート打ちっ放しの住居では天井も打ちっ放しにするケースがよく見受けられますが、我が家はあえて天井をあげました。天井材は無垢の縁甲板(檜)を張り、コンクリートスラブと縁甲板との間には約200mmの断熱層を設け、そこに断熱材を敷き詰めました。床は全て無垢材を使い、床暖のない床板の下にも断熱材を全フロア敷き詰めています。
(5)内装施工時期
躯体のコンクリートが打ち上がってから1年間、内装工事をやらずに放置しました。コンクリートを十分に乾燥させるためです。 私が思うにはRCで通気が悪くてカビると言う原因は、内装の施工時期にあるのではないかと思います。 特にマンションなどは工期に追われ、コンクリートが十分に乾くまで待たずに内装(床、壁、他)を施してしまうので、後にコンクリートから水分が放出され、それが湿気やカビの原因になると思います。
コンクリート打ちっ放しの住宅で、あえて不満なところを申しますと、電波の通りが悪いと言うことです。これはコンクリート故の遮蔽構造のためし方がないことですが、携帯電話、無線LAN、セコムの送受信など対策が必要になります。
それから、設計段階で予測できなかったこととして、夏場にガレージ内が非常に暑くなることです。ガレージに収納した車からの放熱を見込んでいませんでした。 またガレージシャッター(電動巻上げ式)も全く断熱性が無く、いくらガレージの壁を厚くしてもシャッターからの入熱を抑えることができません。 ガレージにも空調設備を付けておけばよかったと後悔しています。
私はこの家に住めて大変満足しています。 例え寿命が10年短くなっても(もともと信じないが)住み続けます。