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無垢を使用するハウスメーカーに行けば、集成材は使用実績(経験年数)が浅いといい、集成材を使用するメーカーに行けば、無垢は反るから狂いが出てくるし、床なりがするという。集成材はヨーロッパでは100年の実績があるという。集成材って本当のところどうなんでしょうか。
[スレ作成日時]2005-04-03 15:14:00
無垢を使用するハウスメーカーに行けば、集成材は使用実績(経験年数)が浅いといい、集成材を使用するメーカーに行けば、無垢は反るから狂いが出てくるし、床なりがするという。集成材はヨーロッパでは100年の実績があるという。集成材って本当のところどうなんでしょうか。
[スレ作成日時]2005-04-03 15:14:00
集成材に関してはまだ歴史が浅く分からないのではないでしょうか。
ただ、大工さんの腕によって、反りや狂いが出てくる無垢材を、そのまま受け入れることができるか、
否かによると思います。
クレームだ、と、騒ぐならば、集成材をお使いになられてはいかがでしょうか?
つい最近だったと思いますが、集成材の一部に接着不良のものがあったという記事も目にしました。(少し不安)
タマホームなどは、杉の無垢材(節が多い)を使っているが、どっちがいいものやら思案するばかりです。
建売、例えばア○○設計さんとかは、好んで集成材を使うようですね。
集成材の出たての頃の時代に、品質不良のものがあり、それが現在になって、はく離しはじめたという
話なら、聞いたことあります。
今は規格になっているので、多少は安心かな?
我が家の和室の柱が集成材なので、正直私も心配です。
しかし建ててしまったものはしょうがない。適材適所と思っています。
一長一短なので、好みの問題だと思います。
たしかに安価な無垢材よりは規格化された集成材のほうが部材としては安心かもしれませんが、
ただ自分ならやはり無垢材です。集成材は強度が一定とはいうものの、木本来が持つ軟らかさ
に関しては、やはり無垢のほうが勝っているのでは。強度だけではダメだと思います。
極論ですが法隆寺が1000年以上も建っているのは無垢材のおかげなのではないでしょうか。
集成材で1000年もつかは疑問です
よく木(建材)は生きていて呼吸(吸湿作用)するといわれますが、これは無垢でなく、集成材でも同じような作用(効果)が在るのでしょうか。
多分木って小さくすればするほど呼吸し無さそうな気がしますね。
ベニヤ板とかって木でも死んでいるでしょうし。生物学てきにはともかく無垢は本当に生きている
感じが好きですね。
規模の大小に関わらず、建売(建売も作る業者の注文住宅も含む)は圧倒的に「集成材」
を使用しています。
集成材とは
薄く切り出された単板を何層も積み重ねてフェノール樹脂で圧着した構造用単板積層材
集成材の利点
1)安い(絶対的な事ではありませんが、一般的な話し)
*)木の種類や、流通経路によっては安価な無垢材もあるが、集成材の方が概ね安い。
2)強い(絶対的な事ではありませんが、一般的な話し)
*)木の種類にもよりますが「同じ太さ・同じ価格」で入手出来る無垢材より集成材の
方が概ね強い。
*)耐震性にも有利に働きます。
3)耐火性がある(燃えないと言う事ではなく、無垢材より燃えにくいと言う意味)
*)フェノール樹脂で圧着、積層しているので、燃え広がりには時間を要します。
4)材料品質のばらつきが無い
*)現在使用(生産)されている集成材は規格化された材料になるので、材料単品での
「当たり、はずれ」が無い。
*)反りが出にくい
*)工場出荷(プレカット)以降の寸法安定性が高い
5)強度計算実現のしやすさ
*)「当たり、はずれ」が無いので、設計通りに施工されていれば「ほぼ」強度計算通
りに出来上がる。
集成材の?
1)使用実績(経験年数)が浅い
*)製造時(材料単品として)の性能評価は終わっているが、経年劣化(住宅として使用した)
データ蓄積に乏しいので、今後どのような不具合が発生するか分からない。
2)味(高級感)が無い
*)集成材を使っての材料むき出し部分と言うのも考えにくいのですが、経年からくる「味・
例えるなら飴色の様な艶や、美観として節の文様」は期待出来そうにありません。
3)化学部質にもの凄く敏感な人には向かない
*)シックハウス症候群が注目、規制されてきて久しいので、フェノール樹脂を使用している
集成材も低使用の方向で製造されていますが「全く使わない」とはなりません。
4)粘り感がない
*)材質的には「木」になるので有る程度のしなり(柔らかさ)はあるが「吹けば柳」の様な
粘り感はない。
無垢材の利点
1)味(高級感)がある
*)まずなんと言っても無垢材の持つ重厚感(高級感)は集成材では出せない。
*)経年からくる「飴色の様な艶や、美観として節の文様」は特筆物です。
2)使用実績(経験年数)が長い
*)使用木(工務店によっては「檜だけ」「杉だけ」とか社内標準木を指定している)の材質
特性をよく掴んでいる大工さんを抱えている工務店なら施工も安心出来ると思います。
3)化学部質に敏感な人にも向く
*)とは言ったものの、防腐、防水加工などしていると思いますので、出来るだけ低濃度処理
の材料と指定した方が良いです。(極端に言えば無処理が一番良いですね)
4)粘り感がある
*)05さんが言う通り、木本来が持つ粘り感(軟らかさ)に関しては、やはり無垢のほうが
勝っていると思います。(そうは言っても適材適所ですが・・・・)
無垢材の?
1)高い(絶対的な事ではありませんが、一般的な話し)
*)良い材質の木はメチャメチャ高いです。
*)値段の安い木は品質的に?が多い。
2)材料品質にばらつきが有る
*)節の部分の強度に対しては?が付く。(安い無垢材の節は、節の部分が取れてしまう
事もあります)
*)無垢材は自然素材のままなので、1本、1本、に対する出来(育ち方)にむらが有り、
「当たり、はずれ」がある。
*)「当たり、はずれ」があるので均一的な強度確保が難しい(出来ない訳ではないが)
ので、設計通りに施工されていても強度計算通りに出来ているか?な場合がある。
3)大工さんの技量が結構問われる
*)材料の適材適所を「見れる」人でないと完成後のトラブルは避けられません。
4)雨養生には気を付ける
*)集成材と違い、無垢材に雨は大敵です。(雨に濡れっぱなしだともの凄く反ります)
5)住宅が建ってからの乾燥による割れや裂け
*)通常「素材単体の時」より「住宅として完成」した後の方が乾燥が進みます。その際
無垢材の方がどうしても「割れや裂け」が多く発生致します。
夜、寝ている時に「ビシッ・バキッ」と鳴り、家が壊れている!と騒ぐ人がいます。
>>05さん
私も無垢材好きですが、一般的に使われる無垢材でも1000年は
絶対に持たないと思いますよ、例えとして法隆寺の材木は特殊すぎると思います。
セキスイハウスのシャーウッドって、かなりコストのかかっている
シリーズですが、標準では構造部に集成材使っているのが興味を引か
れました。
それだけ08さんが上げている、2)4)5)が大きいのでしょうかね。
中古住宅の場合、例えば築10年経過して同じように家に問題がなければ無垢材の方に
魅力を感じますね。今から家を建てるならリスク低減の為に集成材かもしれませんが。
13さんへ
>中古住宅の場合、例えば築10年経過して同じように家に問題がなければ無垢材の方に
>魅力を感じますね。
例えば中古物件が2件あったとします
*どちらも築10年
*どちらも現在構造上の不具合は無い
*どちらも同じ地域&環境
*どちらも同じ間取り
*どちらも同じ値段
で無垢材と集成材の違いだけであれば、私も無垢材の住宅を選びます。
>今から家を建てるならリスク低減の為に集成材かもしれませんが。
無垢材の素材感と言うのは魅力的ですが、はっきりいって隠れてしまう場所への使用は
自己満足だけの様な気がします。
私でしたら
日常目に付く(むき出し部分)部分に関しては無垢材を使用
構造主要部分に関しては集成材を使用
と言うのがベストだと思うのですが。
そりゃァ オール無垢材の家は本当に羨ましいですよ。ただ、反りや割れなどが許せないかどうかですよ。ただ、集成材は歴史が浅い、住んで30年後を体験した人がいないから皆不安なんですよ。
イシンホームは、ホワイトウッドの集成材を使用しているとパンフレットの書いてありましたが、実際に建築現場を見に行って見ると同一種類(色が違う)のものばかりでなく、案内してくれた工務店の社長に尋ねると重要な柱(通し柱等)は、確か米松の集成材を使用しているとのことでした。集成材でも種類によってそんなに強度が異なるものなんですか。また、ホワイトウッドは弱い木なんですか?逆に強固な集成材は?ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
集成材っていうのは例えれば食品における化学添加物(調味料や防腐剤)のようなもの。
利点はいかなる条件でも同じ味が出せる。欠陥が少ない。保存が利く。大量供給可能。
(ただし値段は必ずしも無垢より安いわけではなく、むしろ粗悪な無垢よりは高い)
化学添加物を使っている外食産業というのは大量出店している大手チェーン店等。
住宅産業も同じ。10年保証があるし、ネットで一気に晒されるので
特に大手では欠陥は許されない。それを大量に売りさばくには
自然素材では色々問題が出てくる。
外食産業において食中毒が致命傷となるのと一緒。食中毒を一発だすよりは
添加物てんこ盛にしてでもそれを防がなければならない。かりに副作用があっても国が
認可したものなら自分の責任にはならないからね。
でも結果的に歪みや暴れによる欠陥住宅は減った。技術も確実に進歩している。
添加物がいやなら高価であっても良質の素材を職人が調理するちょっと高めの店にいけばいい。
だから大半の人には集成材の家は新築においてはお勧めといえる。
無垢の柱の家にしたければ道は2つ。
一つは時間と資金をタップリと投入してこだわった素材と職人で新築を建てること。(金持ち)
二つ目は築10年以上経過しても筐体に問題が無い無垢造りの中古を買うこと。(普通)
中途半端な予算で無垢の新築はリスクが大きい事を認識すべきである。
ただ集成材も過信は禁物。こういうこともあるし。
中国製の一部に欠陥
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2005/03/05/200...
まず、集成材にはいろんなものがあるということですね。
大きな欠点は接着部の経年劣化による剥離がありえます。
結露が多ければより剥離しやすい。
木軸構造って基本的には柔構造であって、
地震でも適度に揺らして衝撃を吸収するのには無垢の木が最適です。
集成材だと硬すぎて、衝撃がそのまま建物を揺らし、
家具などにダイレクトにエネルギーが伝わります。
大震災では、家屋の倒壊での被害が大半のように思われていますが、
家具の倒れや落下でのガラスの飛散、圧死、怪我も多かったようです。
それこそ、テレビなんか安っぽい壁なら突き抜けるほどらしいです。
ゆっくりと地震の揺れを伝えるほうが中にいる人間も安全ということですね。
で、最近は免震構造というものもでてきて、アイソレータ部材で建物と地盤を絶縁し、
ゆっくりと動くだけで建物へのエネルギーの伝播を低減するものです。
これを使うなら、構造材も無垢の木でも集成材でも強度はあまり気にしないでいいかもしれませんね。
経年劣化は別として。
免震構造ってのも耐久性が不安ですね。
ある意味集成材よりも怖い部分があります。
免震に関しては技術が日進月歩でいわゆる枯れた技術になっていない分
不安はありますし、
将来 たとえば20年後くらいに部品を交換しようとして
そのメーカーのその適合部品ってきちんと供給されるんでしょうかね。
法隆寺の話をするのもナンですが あれは明らかな軟構造ですよね。
電車でも吊革が掴めないときに、ガチガチに力んでるとバランスが取れない
んで軟構造のメリットも体感しやすいですね。そういったメリットが無垢にはあるのかもしれませんね。
もちろんきちんと施行してあるしっかり乾燥した良質の無垢という条件でしょうが。
柔構造の話は重要。家というのは筐体土台すべて含めての耐震性でなくてはならない。
実験室レベルでは集成材の方が強度があると出る。当然剛構造の集成材の方が
強度が出る為である。しかし無垢には自然なしなりがある。
接合部分が緩んで家全体がしなるのは論外であるが、柱自体の適度なしなりは
問題無いどころかむしろ他の部分(接合部分や土台)等へのストレス軽減となる。
(飛行機に乗って翼を見れば驚くほどしなっているのが分かる。)
狂いが無いのであれば無垢材が良い。しかしそれは大変難しい課題でもある。
しっかり自然乾燥させた良質な無垢材の大量供給は今の大手住宅メーカーでは
コスト的に困難である。大手というのは大量生産大量販売しないとスケールメリットが
発揮できない以上工場で大量に生産できる集成材からは離れる事は出来ないし、
事あるごとに集成材のメリットを大量の広告費でマーケティングしていくしかない。