わたしは東向島に40年住んでいる者です。
2005年頃に曳舟地域の再開発が始まり、2009年に曳舟駅前のタワマンが建ちました。
2012年にスカイツリーが開業してこの辺りの土地の価格も上昇するかと思われましたが、実はほとんど変化がないのです。
では何故この辺りのマンションの価格が高いかというと、円安による一時的な建設資材や人件費高騰。
そして最大の理由は、2010年~2017年にかけてマンションバブルが到来していること。
販売する側のデベロッパも『高くても売れる期間』という理由で、この期間に販売したマンションを適正価格よりも3割増しで値付けしています。
向かい側に建っているコスモ向島ロイヤルフォルムは2001年完成で販売時の価格が3LDK75で3500万円ぐらいでした。上階でも4000万円はしなかったです。
更に、隣のコスモ東向島は1989年完成で販売価格は、最上階3LDK75で6000万円だったと記憶しています。
同じ地域で何故ここまで価格が違うかというと、1989年はバブル期真っ只中だからです。
つまり長期的にみると時期によってマンションの価格は激変します。
今はちょうどマンションバブルの頂上付近だと思われますので、ここから数年を要してマンションの価値が下落の一途を辿るでしょう。