学校側が校庭を開放しないのは、騒音の問題だけではありません。
むしろ事故が発生した時の対応に学校や自治体が苦慮しているからだと聞きます。
校庭でも公園でも、施設に過失がない限り基本的には自己責任です。しかし、子供が怪我を
した時に何でもかんでも管理者の責任を追及したがる方が非常に多いのです。好きこのんで
球技を禁止しているわけではありません。管理者の責任があまりに拡大解釈されすぎている
のです。
また、多摩川沿いで子供を遊ばせられないという親御さん、失礼を承知で言わせてもらえば、
そんなことで子供さんが将来社会に出て生き抜くだけの力が身に付くとお思いなのでしょうか?
私は幼少の頃日本海沿いの漁師町で育ちました。冬の日本海は毎日が台風並みの荒天です。
そんな中でも子供達は元気に遊び回っていました。もちろん危険な場所に近づけばきついお灸を
据えられました。
水辺は危険だというだけで近づけないというのは、あまりに過保護です。事故防止に配意しな
がら、厳しく温かく見守るというのが本来の姿だと考えます。