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チコリンに質問や意見がある方はこちらへお願い致します☆アハハ~☆
[スレ作成日時]2012-09-21 20:55:06
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チコリンさんもどうですか。笑
若い女性が行列…18禁「春画展」芸術かわいせつか
日刊スポーツ 10月18日(日)14時7分配信
<オトナの社会見学>
「18歳未満入場禁止」の「春画展」に、若い女性が行列をなしている。春画といえば、江戸時代の「エロ浮世絵」程度の知識しかなかったが、「芸術か、わいせつ物か」の議論もある。日陰の存在とされてきた春画の何が引き付けるのか。会場の「永青文庫」(文京区目白台)をのぞいてきた。
男「これが有名な北斎のタコ? すごい構図、ありえない世界だね」
女「…」
来場した20代カップルのやりとり。会話になっていない。女性グループになると、話が弾んでいたようで、絵を肴(さかな)にして体験談に花を咲かせていた。来場者の半分以上は女性だったのが意外だった。
「北斎」とは、江戸の浮世絵師葛飾北斎。「タコ」は、1820年ごろの木版画「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」シリーズの1枚で「蛸(タコ)と海女」。紙面では、一部をカットして掲載するのが限界で、実物は会場に足を運んで鑑賞してもらうしかない。
春画展は、国内外の博物館や個人コレクターが所蔵する名作133点を展示。鎌倉から江戸時代まで、1点ものの肉筆画から高度な技術を使った木版画まで。鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎ら日本史の教科書に出てくる浮世絵師たちの作品が並ぶ。
これまで、個別の作品展の中での展示はあったが、春画そのものをテーマにした展覧会は国内初。5月の開催発表に、細川護煕元首相が登場し話題となった。「タブーは破っていかなければ。義侠心(ぎきょうしん)で引き受けた」と、自身が理事長を務める永青文庫を会場に提供した。
2013年に大英博物館(ロンドン)で「春画 日本美術と性のたしなみ」が開催された。春画のユーモラスな発想と高い芸術性が海外で高く評価され、日本への「里帰り」展を模索したのが始まりだった。
まず、会場探しが難航した。実行委員の浦上満氏(浦上蒼穹堂店主)によると、20カ所以上の美術館に断られた。商業施設は子どもの目を気にした。いずれもイメージの悪化を恐れ、「趣旨には賛同してくれるが、組織として協力してもらえるところがなかった」。資金スポンサーも獲得できず、実行委員2人の個人的負担と独自に設けた寄付サイトで資金を募り、「億を超える」費用にめどをつけ、開催にこぎ着けた。
春画は、性器部分が露骨に描かれていることもあり、刑法175条の「わいせつ」物にあたる懸念がある。警視庁にも事前に相談した上で、年齢制限を設けた。浦上氏は「個別の作品に対する(わいせつの)判断は求めなかったが、『やり過ぎないように』との忠告があった」と明かす。
そもそも春画とは、人が愛を交わす様子を描いた絵画で、枕絵、笑い絵とも呼ばれた。永青文庫の三宅秀和・学芸課長に歴史的背景を解説してもらった。
「初期は手描き肉筆の1点もので、当時の技術の粋を尽くした。上流の武家が、有名な浮世絵師に描いてもらっていた嗜好(しこう)品。戦いの際にはお守りにもした。江戸時代になると、版画で一般にも広がり、子孫繁栄の縁起物として嫁入り道具にもなった」
西洋医学書のパロディーなどもあり、江戸文化を知る貴重な資料でもある。三宅氏は「そもそも、当時はわいせつの概念はなかった」とみており、明治以降、キリスト教的倫理観が持ち込まれて、社会通念が変化した。「書籍など複製で見ることはあっても、実物を鑑賞できるのはめったにない。貴重です」と話す。
展覧会のキャッチコピーに「世界が、先に驚いた」とある。芸術に対する後進性を皮肉ったとも解釈できる。浦上氏は「春画は、写実的に模写したわけではなく、デフォルメされることが多い。いわば心象風景を描いたファンタジー。クールジャパンの代表ですよ」と力説した。
議論となる「わいせつ」との関係はどうなのか。春画はかつて、「江戸のポルノグラフィー」的な固定観念もあり、公にすることがタブー視されてきた。
甲南大法科大学院教授の園田寿弁護士は「当局の意向を忖度(そんたく)した、いわば自主規制」だった。1991年に無修正の「浮世絵秘蔵名品集」(学習研究社)が出版されたが、その後に摘発がなかった。これが契機となり、「春画は文化芸術」として社会的に認知されていく。
春画を複製した出版物が「大丈夫」なのだから、現物の展覧会が問題ないのは、当然とも思えるが、「春画は芸術作品だからわいせつに当たらない」のかというと、そう単純でもない。春画のわいせつ性について、正面から司法が判断した例がないからだ。
園田弁護士によると、局部にモザイク処理をしたDVDや動画が多く出回っているため、性器部分が露出しているかどうかが、「わいせつ」判断の基準になっていると誤解されがちだが、実はそうではない。性器部分に処理がされていたとしても、全体として「わいせつ」と認められることもあり得るし、逆に春画のように性器部分が露出していても、「わいせつ」に当たらない場合もあるという。
春画は浮世絵という描き方が特徴的で、写実的要素はそれほど大きくない。著名な作家のものであれば、その芸術性の高さが社会的に承認される。
園田弁護士は「わいせつの概念は時代によって変化してきた。作品の芸術性によって、わいせつ性がなくなるか否かの判断も加わる。簡単に言えば、裁判官の主観に左右されるということ。わいせつは『裁判官の頭の中にある』とも言われる」と説明する。
わいせつの線引きを明確にしないのは、当局の考えも反映されている。線引きをしてしまうと、「ここまでなら大丈夫」と逆にエスカレートする。いつ出るか分からない「伝家の宝刀」だからこそ抑止になるという。社会通念と芸術性のさじ加減によって、時代とともに揺れ動くのが「わいせつ」なのだ。【斎藤暢也】
◆「わいせつ」とは 抽象的で分かりにくい言葉だが、1957年「チャタレイ事件」の最高裁判決では「いたずらに性欲を興奮または刺激させ、かつ、普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反するもの」と定義された。英作家D・H・ローレンスの「チャタレイ夫人の恋人」を翻訳した作家伊藤整と出版社が、露骨な性的模写があったとして、「わいせつ物頒布罪」で有罪になった。