シティテラスは資産価値が高いという声がありますが、果たしてそうでしょうか?
マンションの資産価値は賃貸利回りで計る考え方でいくと、物件価格が周辺物件よりも高いということは、その分賃貸利回りは低下するので「資産価値が低い」ということになります。
利便性の高い立地とは言え、70㎡台の3LDKでどれだけの家賃がとれるのでしょうか?
企業代用社宅として貸すケースにしても20〜25万円/月が家賃上限レベルだと思うし、それ以上の家賃負担するなら都内好条件マンションに借りれますからね。20万円/月レベルならパークスクエアやエフィールでも十分実現可能だと思いますので、パーク、エフィールの方がシティよりも高い利回りが取れ、「資産価値が高い」ということになりますよ。
ただ、個人的にはマンションを資産価値オンリー選ぶマネーゲームの時代は終わったと思います。
これからのマンションは、やはり「自分で住む」という実需主導での満足度を充足できる必要があると思います。
シティテラスの共用部は実需面でもゆとり創造に大きなインパクトがあるし、サラリーマンレベルが持つマンションのグレードとしては間違いなく上位だと思います。
だからといって、郊外物件に著しく劣る様な間取り、設備仕様では日常生活の満足度が大きく後退するのは当然でしょう。
いまや中古物件も豊富に手出回っている中で単に「駅近」というだけではなくて「ゆとりある居住性」、「プライバシー性の高い住戸設計」などを実感できる付加価値が絶対に必要となりますからね。
トータルレベルで真に生活満足度の高いマンションであれば、中古売買するにしても賃貸するにしても有利な条件となるので、結果として「資産価値が高い」マンションになるのではないでしょうか。
結論として、シティテラスは
資産性 △(中古需要○、物件価格×)
居住性 ×(70㎡台の田の字3LDK)
という風に思います。