「区分所有者全員により管理組合を結成し、管理会社に委託予定」の一文自体は殆どのマンションの物件概要に記載されているので、怪しい内容ではないと思います。
最初、区分所有者(居住人)全員がマンション運営に精通しているわけではないので、管理会社が管理規約や修繕計画のたたき台を作成して、居住人に提出します。居住人で管理会社が提出した色々な書類に修正を加えて最終案が完成します。
普通、最初の管理会社は売主の子会社が多いのですが、管理会社によっては、良し悪しがあります。私の居住しているマンションも最初、売主の子会社だったのですが、対応が悪かったので別の売主とは関係のない管理会社に変更しました。それからは担当者も良かったのか非常にスムーズな対応をしてくれ、マンションの住み心地も良くなりました。マンションに居住する上において管理会社は非常に大事な要素です。
居住人全員で構成される毎年開催される管理組合総会には管理会社も出席して、総会の内容を議事録として管理会社が提出します。この総会で動議がだされた内容については、居住人で討議し管理会社はアドバイザーとして意見を述べる事はありますが、あくまでも主体は居住人です。
この管理組合総会とは別に、数人で構成される理事会があり、この理事会で細々な事が決定されます。しかし、一番決定権があるのは管理組合総会です。