199です。備付けのショッピングカートの件ですが、電話で確認したところイトーヨーカドーの承認が得られず中止することになったとの回答がありました。結果的に正確ではない情報を書き込みしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
私はこの件について確定しているものと思っていましたので非常に驚いたのですが、とりあえず私が把握している事実関係を整理すると次のとおりです。
・6月18日号のタウンズ誌上に「マンション専用のショッピングカートも設置される予定」との記載あり。その上にはイトーヨーカドーの建物を手前に大きく描いた当物件の合成画が掲載されていて、イトーヨーカドーが近くにあることを強調している。
・7月中旬の契約時に交付された重要事項事項説明書に付属する容認事項集の中に「カート置き場について」という項目があって明文化されており、カートについての説明を受ける。
・同日、建物の1階部分は完成していてモデルルームとして使用されていたが、玄関奥にはカート置き場が実在し、カートも数台置かれてあってその説明を受けた。
・説明の際にイトーヨーカドーと交渉中であるといった話は一切なかった。
・同日、イトーヨーカドー店内に立ち寄るとカウンターに当物件のチラシが置いてあった。
・今回の電話問い合わせをした際、穴吹工務店の担当者は「ご迷惑をかけて申し訳ありません。契約時には私自身正式に決まっていないという認識がなく、決定しているかのような説明をしてしまって大変申し訳ありませんでした。」との謝罪あり。また、「イトーヨーカドーは備付けカートと店内のカートの取り違いが発生すると困ることを理由に今回の件を断った」と説明を受ける。
不明な点が多くて情報収集の必要性を感じていますが、最大の謎はイトーヨーカドーがNoという回答をするタイミングがあまりに遅すぎるということです。この物件は昨年10月から販売されています。カートの備付けを知らなかったと主張するにはあまりに時間が経過しすぎています。回答を遅らすことで私のような将来の顧客の反発を増やすのはイトーヨーカドーにもマイナスであり、カート備付けを認めないのであればせめてもっと早い時点で回答すべきでした。
ショッピングカートの備付けという今回の意欲的な試みは新しい道を切り開くことなのでしょう。イトーヨーカドーとしてはトラブルを誘発するリスクもあり、避けたいことなのかもしれません。顧客のことより自分の保身が大切な頭の固い御仁が首を縦に振らなかったということもあったかもしれませんが、こうした形で潰されてしまうのは本当に残念でなりません。
イトーヨーカ堂と穴吹工務店はいずれも名古屋では比較的なじみが薄いですが、それぞれスーパーとマンション建設販売という不況に苦しむ業界の中にあって優れた経営を行っている企業です。イトーヨーカ堂はイオンと双璧を成すスーパーですし、穴吹工務店は高松という一地方都市の小さな工務店から出発し、地方重視の独自路線で実績を重ね、2007年にはマンションの年間販売戸数ランキングで遂に全国一位となった会社です。今回の問題は小さな問題で見返りもあまり期待できないような話かもしれませんが、関係者の皆様には大きな看板を背負っている責任とプライドを意識し、今後の名古屋地区における信頼の礎を築くつもりでもう一度、入居者のために骨折っていただき、カート備付けを実現されることを切に願います。