三菱の軽自動車iを購入する予定です

三菱ふそうトラック・バス製大型トラックのサスペンション部品を巡る欠陥で、
新潟県と北海道の販売会社の整備士が不正な作業を行い、
２台が走行不能状態になっていたことが３日、分かった。
同社が再リコール（回収・無償修理）を届け出た４月以降、
同様の事例は４件目になり、国土交通省は「整備規定などが現場で軽視され、
新たに重大な事故を引き起こす危険性がある」と判断。
不正な作業を行った販売会社に対し、
道路運送車両法に基づき立ち入り検査を順次、実施する

三菱自動車の欠陥車問題で、同社は２９日、過去のリコール隠し問題を
放置し巨額の損害を発生させたなどとして、河添克彦元社長（６８）や
宇佐美隆元副社長（６５）ら旧経営陣７人を相手取り、
総額１１億３５００万円の退職金返還を求める訴えを東京地裁に起こした。
同社はこれまで７人に返還を求めてきたが、交渉がまとまらず、提訴に踏み切ったという

1人の女性の命を奪った三菱ふそうトラック・バスのタイヤ脱落事故は、
ついに、同社元役員らの逮捕にまで発展した。
日本を代表する名門企業が起こした事件に浮かぶ責任逃れの構図。
同社グループや国土交通省、捜査機関の動きをたどりながら、ある家族を襲った悲劇、
その背景に潜む企業風土

三菱自動車工業が製造した「三菱ギャラン」を運転中、
交通事故を起こした神戸市の男性が三日、「事故原因は車の構造的な欠陥にある」
などとして、同社と車を点検した兵庫三菱自動車販売を相手に、
慰謝料など総額約二百五十万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした

原告側弁護団は「事故前に同種車両の欠陥が明らかになっており、
三菱自工はこの車の欠陥も推測できたのに、適切な対策をしなかった」と主張。
男性は「事故は私の不注意でなく、車の欠陥にあったことを裁判で明らかにしたい」とした

横浜の死傷事故の遺族は、初公判に対し「罰金だけの刑事責任をなおも争う姿勢に
三菱自の人命軽視がよく表れています」とコメントしている。
部品欠陥を整備不良とごまかすメーカーの製品で、
かけがえのない家族を奪われた遺族のやるせない思いを前会長らは汲（く）みとらねばならない

家族を乗せて走る車が、重大な事故につながりかねない欠陥を抱えていた。
しかも、メーカーはそれを知っていながら陰でこっそり改修したり、
途中からは改修さえ放置した。こんなことが許されるだろうか。

　三菱自動車のリコール隠し問題は、一九九三年以降の乗用車ほぼ全車種に及び、
欠陥や不具合は二十六件、対象は十六万台以上に上ることが明らかになった

三菱ふそうトラック・バスのリコール（無償回収・修理）が進んでいない。
同社は６月に大量の欠陥隠しを公表、うち４５件でリコールを表明したが、
約４カ月が過ぎた今も、対象車のうち半数以上のリコール対策が済んだのは１件だけで、
ほとんどは手つかずのままだ。安全を確保できる対策部品の製造が間に合っていないためで、
この間、欠陥による人身事故が５件発生、９人がけがをした。
事故を起こしかねないトラックやバスが全国を走り続ける危険な状況が続いている

建交労（全日本建設交運一般労働組合）埼玉トラック部会はこのほど、
三菱自動車のリコール隠しによる重大事故について、
トラック労働者を対象に緊急アンケート調査を実施しました。
それによると、今回のリコール隠しが「メーカーの責任が重大」と
答えたのが７８％。「他のメーカーにもリコール隠しがあると思う」
との回答が８６％にも達しました。　実際、「危険な目にあったことは」の問いに、
「事故にあった」３％、「ヒャッとしたことがある」が３１％で、
三人に一人が事故や危険に遭遇したとしています。

アンケートを実施した建交労埼玉会議の斎藤邦夫書記長（５７）は
「三菱ふそう製のトラックに乗務していた組合員が、
走行中に配線がショートして炎上し、エアタンクホースが燃えてエアーが抜けてしまい、
ブレーキ制動不能になったと訴えました。
利益優先、安全二の次の『規制緩和』をやめさせ、安全守れの世論を広げるためにも、
アンケートを引き続き実施したい」と話しています