- 検討スレ
- 住民スレ
- 物件概要
- 地図
- 価格スレ
- 価格表販売
- 見学記
一時期は東洋一と言われた歓楽街、歌舞伎町を有する新宿駅周辺一帯は、日本を代表する繁華街と言って過言ではありませんでした。それが、ここ数年で急速な衰退を見せ、都心の銀座や東京駅周辺、あるいは、大阪のミナミや大阪駅・梅田駅周辺に比べても、あきらかに劣りつつあります。新宿が衰退してきた理由・原因は、一体何なのでしょうか。
まず一つ、明らかにあげられる理由は、石原都知事による、歌舞伎町浄化作戦です。これにより、違法営業の風俗店は次々に摘発され、新宿を根城としていた暴力団や***、マフィア、外国人組織は、錦糸町や池袋に逃れたとされています。加えて、歌舞伎町のシンボル的存在であった、コマ劇場の廃止や、シネマコンプレックス(シネコン)の台頭により、歌舞伎町の映画館が次々に廃業に追い込まれました。
もう一つ見逃せないのは、都心地区、特に銀座や丸の内に新しい商業施設が次々にオープンしたことでしょう。これらを支えているのは、江東区や湾岸地区に建設されているマンション群に入居する、若いファミリー世代。城東地域の住民にとっても、新宿まで行かずに、高級品以外の買い物ができるようになりつつあります。
昭和後期までは世田谷、中野、杉並などに住んで、都心で働き、休日は私鉄で新宿のデパートに買い物に出かけることがスタンダードでしたが、職住近接を好む傾向が強まり都心居住が進んだことで秋葉原、品川や湾岸部などの都心に住んで通勤時間30分以内の都心で働き、休日は銀座や丸の内で買い物するという都心居住がスタンダードに変化する一方で、昭和時代から新宿の経済を支えた世田谷、中野、杉並で暮らす人は高齢化が進み、新宿を買い物などで訪れる人は年々減少の一途を辿っています。
また、以前は副都心とされた新宿に本拠を置く大企業が多く見られましたが、品川や浜松町など都心の再開発が進んでからは、新宿に本拠を置く大企業は年々減少してきています。今後、渋谷駅周辺の再開発もあり、またリニア中央新幹線が新宿駅起点でなく品川起点とされたことから、新宿駅と山梨や長野を結ぶ中央線特急も大幅な運転本数の減少や廃止も予想されます。新宿は東京地方のローカル駅に変化してゆき、新宿地区はますます苦戦することになりそうです。