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離陸する鉄道「超電導リニア」に乗車! 現在の「新幹線」とはいろいろ違った
11/23(金) 14:10配信 乗りものニュース
最高速度500km/hでの営業運転に向け、JR東海が山梨県内の実験線で走行試験を続けている超電導リニアモーターカー。2018年10月、報道関係者などを対象にJR東海が開催した試乗会に参加したところ、現在の新幹線と異なる点が多く見られました。
離陸する鉄道「超電導リニア」に乗車! 現在の「新幹線」とはいろいろ違った
リニアLO系の車内にはモニターが設置されており、前面展望映像や現在の速度などが表示される(2018年10月、恵 知仁撮影)。
JR東海 山梨実験センター(山梨県都留市)の建物に入ると、まず飛び込んできたのは「搭乗券発券」の文字。そして、セキュリティチェックの機械。“改札口”はQRコード対応タイプと、まるで飛行機のようでした。ただ、営業運転でどうなるかは未定とのこと。
そして“改札”を通過したのちも、ボーディングブリッジ的な細い通路を経てリニアに乗り込むなど、やはり飛行機チックです。
こうして“搭乗”したリニアL0系車両は、実際の営業運転を想定して製造されており、デザインや車内の案内表示など、車内は東海道新幹線のN700A電車と似た雰囲気。しかし、車体はひとまわり小さい在来線並みで、横2人+2人掛けになっています。
さあ、いよいよ発車です。
離陸する鉄道「超電導リニア」に乗車! 現在の「新幹線」とはいろいろ違った
超電導リニアLO系の車内(2018年10月、恵 知仁撮影)。
耳を澄ませば、ちゃんと分かった「離陸」の瞬間
超電導リニア、やっぱり飛行機チックです。“離陸”します。
発車後、接地したゴムタイヤで車体を支えながら、磁力によって加速していきます。そして約150km/hのスピードになると、ゴムタイヤを車体に収納。“離陸”して、磁気浮上走行に入るのです。よく聞くとその瞬間、「ゴー」というタイヤによる走行音が消えたのが分かりました。ちなみに“飛行高度”は100mmです。
JR東海によると、超電導リニアは構造上、高速域になるほど走行安定性が高く、もし車両に搭載された超電導磁石が故障しても、車体の左右と下に装着された車輪(ストッパ輪)により、線路構造物(ガイドウェイ)との直接衝突を防止するしくみになっているといいます。また地上側が停電しても、浮上するために地上からの電力は使っていないため、浮上したまま走行したのち、速度の低下とともに“着陸”します。