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品川駅西口の整備事業、国交省が動画・模型を公開。国道15号の上空に商業施設や次世代交通ターミナルが出現
11/1(木) 6:00配信
国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所は、都内で「国道15号・品川駅西口駅前広場整備事業計画」の第1回検討会を開催した。多くの在来線や東海道新幹線が停車し、羽田空港や成田空港にも便のよい品川駅は、2020年には北側に品川新駅(仮称)を暫定開業、2027年に品川駅発のリニア中央新幹線の開業も予定しており、交通の要衝としての重要度を増している。
そこで品川駅西口駅前を再開発し、駅の西側にある国道15号(第一京浜)の上空(2階レベル)に大規模なデッキを設けて15号のさらに西側までを接続。品川駅東口から東西自由通路を経て西口、さらに15号の上を渡って西側までを、階段や信号に遮られずに往来できるようにする整備案が立ち上がった。デッキ上には商業施設や次世代交通システムを導入したターミナルなどを設け、「便利で賑わいある駅前空間」を実現するための事業計画を、2018年度中にとりまとめる予定だ。
現状の品川駅西口は、例えばJR品川駅から西武グループの「品川プリンスホテル」「グランドプリンスホテル高輪」「マクセル アクアパーク品川」、京浜急行電鉄の「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」「ウィング高輪WEST」などのホテルや商業施設へ行くには、2階から地上に下り、15号の信号を渡る必要がある。この事業が完成すれば、品川駅の中央を横断する東西自由通路に加え、さらに北側と南側にも東西自由通路ができ、その階層のまま品川駅西エリアの商業施設へアクセスできるようになる。
「国道15号・品川駅西口駅前広場整備事業計画」の委員会が結成され第1回検討会に集まった。検討委員会は大学教授、東京都、港区、国土交通省、京急(京浜急行電鉄)、西武プロパティーズ、JR東日本(東日本旅客鉄道)と産官学にわたって構成される。検討会冒頭には、会の座長を務める日本大学 理工学部 土木工学科 特任教授 岸井隆幸氏があいさつし、「羽田空港の国際化、2020年の品川新駅(仮称)、2027年のリニアとさまざまな交通の集約をするのがこの地域です。そうした状況のもとで、国道15号の上空を立体的に活用して、新しい形の駅前空間を作っていきたいということで官民連携で進めてまいります。
検討会では事業計画の深化を図るために、官民連携のもとで2018年度中のとりまとめを目指して検討を進めてまいります。品川駅の周辺については、これからの日本の成長を牽引していく大変重要な地域であると認識しております。世界の方々が集って交流し合う未来型の新しい駅前空間を国道の上空を利用して作っていくことにあたり、皆さまのご協力をいただいてよい案にしていきたいと考えております」と述べた。委員会ではデッキの人工地盤構造、動線や施設の配置、施工のステップなどについて今後数回開かれる検討会で議論を重ね、2018年度中に事業計画をとりまとめるとしている。