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IT企業といえば日本マイクロソフトが品川に本社を集約したのは有名な話
日本マイクロソフトが品川へ本社移転したワケ
なぜ、日本マイクロソフトは品川という地を選んだのでしょうか。
理由として挙げられることとして、一つはマイクロソフトが移転先に決定した「品川グランドセントラルタワー」のオフィス構造が、移転先へ求めていた「分離した形になる器」に合致した点です。セキュリティ観点や、より働きやすい環境を作るという点で、どうしても独立型のオフィスへの移転を叶えたかったため、同じエントランスから複数の企業が入るという構造を避けたかったのです。マイクロソフトが移転先に決定した「品川グランドセントラルタワー」は、18階までは別の企業が入居しますが、総合受付と19階以上は独立した構造になっています。
そのような物件に依った理由も大きいですが、品川という街が、1990年代から他のオフィスエリアに先駆けて再開発された地域として、最新で高機能なオフィスビルが多く、安定したICT技術を導入しやすいエリアであるという点も挙げられるのではないでしょうか。
もう一点重要な理由の一つとしては、山手線内、かつ新幹線が通っており、羽田空港と成田空港へのアクセスも良好という点です。
品川のアクセス利便性は非常に長けており、在来線(JR線・私鉄)が計5線通っていることに加えて、羽田空港へも電車で20分以内。また、2027年の開通を目指してリニア新幹線の開発も進んでいます。さらに、完成時期は未定ですが、「都心部・品川地下鉄構想」として東京メトロ南北線の品川方面への延線計画も2015年7月に発表されており、品川から都心部へのアクセスも格段に良くなる予定です。
アクセスの面で加えて言えることとして、多くのIT企業や大手電気機器メーカーなどのパートナー企業やエンドユーザーなどの関連企業が品川・川崎などの京浜地域に集中していることも挙げられます。
品川本社へ拠点を統合することで、日本マイクロソフトは1日5000回以上となっていた拠点間の移動がなくなり、生産性の向上、移動コストの削減などのメリットも創出したといいます。また、移転から1ヵ月後の2011年3月11日には、東日本大震災が発生。本社移転とともに導入したワークスタイル変革の実践によって、社員が出社しなくても働ける環境を実現してみせたといいます。先進的なオフィスとしても注目されていることがわかりますね。「マイクロソフトが日本に根づき、信頼される企業に向けた変革のためのもとになる」という言葉通り、品川本社への移転は、さまざまな効果を生み出したのです。