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ブラタモリ的に言うと、品川はもともと武蔵野台地が海岸に向けて落ち込む傾斜地。
傾斜地が終われば海で、海岸に東海道が通っている以外に土地は無かった。
前は海、後ろは崖の土地が狭いエリア。ただし江戸高縄の傾斜地からの海の眺めは
よく、もともと江戸時代から明治にかけて公家、大名、セレブが住んだ高級住宅街。
それ以上ではなかった点が他のターミナル駅とは成り立ちが違う。
昭和になって傾斜地の一部はホテルに変わったが、もともと平地がないので大きな
店を出す場所も無く、商業的には栄えようが無かったわけだ。それが、容積率緩和
で建物を上に伸ばすことが可能になってきたことと土地を広げるために海を埋め立
てたことで、まず港南が巨大なビジネスタウンとタワーマンション街に生まれ変わ
った。
高輪側は相変わらず置いてきぼりで50年前からほとんど風景に変化はなかったわけ
だが、JR車両基地跡という広大な未利用地が出てきたことと、西口のホテル群が
耐用年数を迎えるタイミングが一致したこと、JR東海がリニア始発駅を品川駅に
決めたことがほぼ同時に起こり状況は一変した。
個人的には品川は「再」開発ではないと思っている。品川はまだ一度も開発された
ことがない「初」開発なのだ。分かりやすく言うと、これから計画されている品川
は街が「改築」されるのではなく「新築」される。
品川ってこういうイメージだよね、だから再開発してもせいぜいこんなもんだよね、
と言う人はそこが見えていないと思う。