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渋谷駅南口は水深2~5メートルの阿鼻叫喚
<シンクロのプール並み>
山口市では1時間当たり143ミリの雨量を観測。気象庁が「50年に1度」の豪雨を目安とする大雨特別警報を発令したほどだった。
しかし、最近は、この「50年に1度」しか起こらないはずの豪雨が頻発している。東京では、隅田川花火を中止に追い込んだ27日の豪雨がすごかったが、23日にも目黒区と世田谷区付近で1時間当たり100ミリの猛烈な雨が降り、目黒川は氾濫寸前。小田急線「経堂駅」が冠水した。
<50ミリの雨量を上回ると…>
山口市並みの豪雨が東京を襲ったらどういう結末になるのか。
別表は東京都の「洪水ハザードマップ」からわかる浸水の危険性の高い主要駅のリストだ。
「皆さんは驚かれるかもしれませんが、例えば、渋谷駅南口は2~5メートルの深さの浸水を予想しています。これは2000年9月に1時間当たり114ミリ(総雨量は2日間で589ミリ)を記録した東海豪雨クラスの大雨が発生した時を想定したものです」(都の建設局河川部の担当者)
水深2~5メートルといえば、まさにシンクロナイズドスイミングを競技するプールの深さと同じだ。もちろん、中小河川の氾濫や雨の降り方で状況は変わるし、何時間も水深2メートル以上が続くわけではないが、その大量の水が渋谷駅の地下コンコースに一挙に流れ込んだら阿鼻(あび)叫喚の地獄絵図。溺れ死ぬ人が出かねない。ちょうど映画「タイタニック」の浸水のシーンを思い浮かべればいいだろう。
実は、都内の河川・下水道などの治水施設は、1時間当たり50ミリの雨量に対応するよう設計されている。その50ミリを上回った場合は、「対応しきれない」(前出の建設局職員)のだ。
くぼ地にあるような駅はどこも悲劇だ。