- 検討スレ
- 住民スレ
- 物件概要
- 地図
- 価格スレ
- 価格表販売
- 見学記
>535
こういうイメージ?
東京・品川の食肉市場にいってきた
2008/01/09(Wed) 23:45 [permlink]
「世界屠畜紀行」を読み、こりゃいかなきゃということで、クリスマス、品川・港南口から目と鼻の先の東京都中央卸売市場食肉市場へ向かいました。
市場の一番目立つ建物センタービルの中には解体のプロセスや作業に関わる人への差別に関する資料などを展示した「お肉の情報館」なるスペースがあり、実際見せてもらうことが出来ない解体の流れを、ビデオ上映してくれます。(要予約)
上の本で、プロセスは予習済みだったのですが、やはり放血は本では伝わらないすさまじい迫力。一気にドバッ!っと。血を抜くのは美味しい肉を作るのには欠かせない。本当に考え抜かれた解体プロセスで、シューターに内臓を入れると、下の階でそれをチェックする人がいたりとか、なんか迷路みたい。大都会東京の胃袋を支えるラインにふさわしく、合理的にことは進んでいく。牛は一日400頭、豚は1000頭(H17年.「19年度版食肉市場のしおり」)ほどが「と畜」される。牛は一頭当たり50分ほど、豚は一頭当たり25分。ちなみに一般的な「屠殺」ができる家畜の解体作業に関する施設基準などを定めた法律は「と畜場法」で、オフィシャルには、この施設は「と畜場」と呼ばれる。
芝浦と場はS11年に都内に散在していた業者が品川に集まり開場し、その後東京都直営の市場となり、食肉需要の拡大に合わせて、ラインの拡大・合理化を順次進めてきた。外から見えるところはとてもキレイで、匂いもあまりない。搬入事業者のトラックなどもキレイに掃除してからでないと外に出られないルールだそうで、周囲の環境との調和には気を使っているそう。
芝浦と場のウリは、作業効率と衛生管理だそうで、確かにビデオでも一頭毎に83℃以上の熱湯で器具を消毒したり、繰り返し検査が行われていることが強調されていました。そして当然BSEの綿密な対策、全頭検査が施され、危険部位の詳細な検査でOKが出るまで肉が市場外に出ることはない。問題があったら即回収できるように、全ての部位が個体管理されていて、育てた農場までのトレーサビリティが確保されています。
正直な話、そこまでやらんといかんのか?と思うけれど、「食の安全」をネタにマスコミが大キャンペーンを張るので、いたしかたない時代なのかも。
他にも、皮なめしの話とか、**問題のこととか、肉の等級とか面白いこと色々あったんだけど、長くなったのでまた今度。あと資料館の関連図書に「世界屠畜紀行」がないのは残念やねー。あんな影響力ある本ないゾ。
東京都の中学生だと思うけど、親子で実際のラインの見学とかしてるらしく、とっても羨ましい。他のと場でなら見れるのか?やっぱ生で見たいなぁ。