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新築マンション「駅近=資産性が高い」は本当か
価格は語る コラム(ビジネス)
2018/1/25 6:30
駅に近いマンションは資産性が高い――。こんな常識が揺らぎつつある。通勤利便性を重視する購入者が増えて人気が高まった結果、好立地という点を考慮しても割高な価格で分譲されるマンションが増えたためだ。駅近くの物件は中古になっても需要が高いのは確かだが、新築時の価格を維持できるとは限らない。購入検討者は吟味する必要がありそうだ。
■駅近でも価格調整始まる
最近の駅近マンションは人気が高い分、不動産会社も値付けは強気で「値上がり具合は過剰だ」(東京カンテイの井出武氏)との声は多い。ただ、駅近マンションの価格調整が始まったエリアも出てきた。17年に分譲された駅徒歩3分以内の新築マンションの1坪単価は、都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、文京)の平均が462万円と16年比で8%下落。南西6区(品川、大田、目黒、世田谷、中野、杉並)は15年にJR目黒駅前で高額タワーマンションが分譲された反動もあり、16年から下落傾向が続いている。
分譲価格が割高ならば、いかに駅近といえども資産性には疑問符が付く。駅直結のタワーマンションのようにエリアで1番優れていると誰もが認める物件なら話は別だが、似た立地の中古マンションより大幅に高い物件については「いずれは中古価格に収束する形で値下がりする可能性が高い」(東京カンテイの井出氏)。