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東京3位、ニューヨークに接近 世界都市ランキング
昨年初めて3位に浮上した東京は「交通・アクセス」や「文化・交流」の分野でスコアを伸ばし、2位のニューヨークとの差をさらに縮めた
■インバウンド整備が功を奏す
ランキングは経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野から都市の総合力を評価。国内総生産(GDP)や研究者数、国際コンベンション開催件数など合計70指標を使って算出する。08年から実施し、17年は44都市を対象に調査した。
前年にパリを抜いて3位になった東京は今年、劇場・コンサートホール数や海外からの訪問者数などの文化・交流、国際線直行便就航都市数や通勤・通学の利便性など交通・アクセスの分野でスコアを伸ばした。20年の東京オリンピック開催を控え、インバウンド(訪日外国人旅行客)の受け入れ体制を整えていることなどが寄与している。
東京の総合スコアは1354.7で、08年のリーマン・ショック以来の停滞圏から抜け出せていないニューヨークとの差は前年の46ポイントから今年は31ポイントに縮めた。森記念財団理事の市川宏雄・明治大学教授は「今後1~2年で両都市の競争は相当に激化するだろう」とし、順位の逆転もありうるとの見方を示した。
一方で東京が強かった経済分野は、為替の円安のほか、GDP成長率や経済自由度の低さ、法人税率の高さなどが響いて前年の1位から今年は4位に転落した。居住分野についても女性の社会進出の遅れなど「社会の自由度・公平さ・平等さ」などの低さが響いて前年の6位から今年は14位に落とした。
東京はスコアを伸ばした文化・交流の分野でもロンドンやアジアの他の主要都市に比べて五つ星ホテルなどのハイクラスホテルが少ないことも今後の課題となっている。
日本経済新聞 2017/10/12