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都心、五輪バブル? 2020年に向け再開発加速 銀座の路線価、過去最高
東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年に向けて、東京で再開発やインフラ整備が加速している。こうした動きにあわせて地価も上昇。国税庁が3日に公表した17年分の路線価=キーワード=は東京で前年より3・2%上がった。急激な環境変化への対応が求められるなど課題も浮かんでいる。路線価は全国平均でログイン前の続き前年を0・4%上回り、2年連続で上昇した。低金利を背景に住宅需要や投資需要が高まり、各地で地価を押し上げた。なかでも投資が集まる東京・銀座の一等地は、1平方メートルあたり4032万円を記録。バブル期を超え、路線価の最高額を更新した。
ほかにも再開発などへの期待感から地価が上がっている。JR山手線品川―田町駅間の車両基地跡では、「品川新駅」(仮称)の建設工事が進む。暫定開業は20年春。ニュースが流れるたび、東京・三田の「田町不動産」には新駅近くの投資物件の問い合わせが相次ぐという。矢野聡社長(57)は「実際の取引はまだ少ないが期待感を感じる」と話す。品川駅では27年にリニア新幹線も開業。田町駅付近と羽田空港を結ぶ新路線の計画もある。この地域では前年から路線価が14%上昇した地点もあった。品川駅の西側には自然や旧跡を残す住宅街・高輪が広がる。都が今後延伸する環状4号線は地域を貫く。交通量増加や高層ビル建設も懸念され、地元自治会は3年前から勉強会を開いている。自治会長の片桐義雄さん(76)は「再開発で『ビジネスの箱』ができるだけなら、そこに人の豊かさはない。地域の文化や自然を残す開発を目指すべきだ」と話す。日本不動産研究所は「周辺環境との調和や世代間のバランスがとれた街をいかにつくるかが重要だ」と指摘する。
朝日新聞社