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品川駅では27年のリニア中央新幹線開業に向け大改造が進む。京浜急行のホームを1階に降ろし、リニアが着く東口から西口の高輪地区まで2階通路で歩けるようにする。西口駅前では国道15号の上に大規模なデッキをつくり、新駅と行き来する次世代移動手段を並べる。線路をまたぐように東西を結ぶ幹線道路の環状4号線も整備する予定だ。
新駅と品川駅西口の区画整理では、JRと京急が土地を融通し合い、高輪地区には西武と京急のホテル街に再開発計画がある。京急の長沢靖真・品川開発推進室課長は「JR、西武、京急という鉄道会社が核になる珍しい街づくり。連携してじっくり進めたい」と話す。高輪地区の再開発は30年代にかかる見込みで、懸念される五輪後の景気を下支えする要素にもなる。
「駅を中心にした街づくりは国際競争力からみて他都市にない強みだ」とするのは東京都の佐藤伸朗都市整備局長。ニューヨークやロンドンは車の流入を制限して街中のにぎわいづくりを進めるが、駅前に繁華街が広がる日本の方がむしろやりやすい。
都内の駅前では今、車道から歩道への切り替えが進む。歩ける街はにぎわいを生み、次世代移動手段など新しい技術も導入しやすくなる。鉄道の街で駅が使いやすくなれば、都市の競争力は上がることだろう。