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0歳
旧華族の血筋を受け継ぐ大財閥「幸(さいわい)家」に一人の男の子が生まれた。
その生まれながらに美しい顔立ちは、周囲の人々を太陽のように明るく照らしだし、一寸の陰りさえも見えない。
莫大な富と名誉を欲しいままにすることを 生まれながらにして約束され、”幸・鉄平(さいわい・てっぺい)”と名づけられたこの男の子は、これからどんな人生を歩んでいくのだろうか。
[スレ作成日時]2007-02-18 15:32:00
0歳
旧華族の血筋を受け継ぐ大財閥「幸(さいわい)家」に一人の男の子が生まれた。
その生まれながらに美しい顔立ちは、周囲の人々を太陽のように明るく照らしだし、一寸の陰りさえも見えない。
莫大な富と名誉を欲しいままにすることを 生まれながらにして約束され、”幸・鉄平(さいわい・てっぺい)”と名づけられたこの男の子は、これからどんな人生を歩んでいくのだろうか。
[スレ作成日時]2007-02-18 15:32:00
51歳
「明けましておめでとうございま〜す!」
初詣でにぎわう神社の一角。
人混みから叫びながら飛び出したのは、宝模様がちりばめられた赤い振袖を着て破魔矢を持った少女。アップにした髪に白い羽飾りが揺れている。
「ルージュ、シャドウ、ここよ、ここ」
「きゃー、ホワイト。今年もヨロシク!」
ルージュと呼ばれて振り返ったのは星と小花の舞うピンクの振袖をひらめかせ、綿菓子と焼きイカを両手に持った少女。
そして背後から渋い深緑の地にあでやかなランの花が浮き上がる振袖でシャドーが登場した。
襟元から覗く白い首筋が相変わらず妖艶だ。
「総合美科学研究所美少女戦隊が勢ぞろいって訳ね」
「今年も、コスメパワーで変態どもをやっつけるわよ!」
久しぶりの晴れ着に、盛り上がるホワイトとルージュ。
「ところで」シャドーが、袂からゆっくりと一枚のおみくじを取り出した。
「今年も波乱万丈になりそうなのよね」
切れ長の目が妖しく微笑んだ。
「ここが、おみくじに見せかけた挑戦状の場所?」
ピチョーン、ピチョーン。
暗い洞窟の中はただ滴り落ちる水滴の音が響くのみ。
「戦闘服に着替えてくればよかったかしら」帯を苦しげに持ちながらホワイトが呟く。
「だって、着付け代高かったんだもの、簡単に脱ぐなんて嫌よ」
ルージュが口を尖らせる。
「それにしてもなんだか、息苦しい」
シャドーがともすれば滑りそうになる足元を気にしながらあたりを見回した。
懐中電灯を向けると、瓜のように膨れてぼよんぼよん垂れ下がる鍾乳石の先端から水滴が滴り落ちるのが照らし出される。
「なんだか、すご〜く不愉快なのよ。まるで豊満な胸に囲まれているよう……」
「これ見よがしって感じね」
確かに、息が詰まるような圧迫感がある。
ホワイトはふと手元に垂れさがる鍾乳石を掴んだ。
むにゅっ。
「こ、これは……」
ぽったりと垂れ下がる肌色の鍾乳石の先端には、ほんのりピンクに染まった突起が。
「これは、鍾乳石じゃないわっ」
その瞬間、洞窟の中がいきなりまぶしい光に満たされた。
52歳
続きが読みたい。だれか続きを書いてくれ。
53歳
続きはぁまだぁ〜?
閉鎖されてんのかな?試しにエイっとw
続ききぼんぬw