- 掲示板
どれでしょう?
[スレ作成日時]2008-05-16 16:24:00
どれでしょう?
[スレ作成日時]2008-05-16 16:24:00
私は、TOEIC で 800 点や 900 点以上とっていてもまったく国際交渉で通用しない方々を見てきたし、
逆に 550 点程度でも十分に国際交渉ができる方々もたくさん見てきました。
ここで高得点者が喋れないと嘆いてらっしゃる背景はその人の英語力の前に
まずは、Mind を海外仕様にすることができてないのではないかと感じます。
性格は直しようがありませんが。
私は、日本人の国際交渉ができないという問題点は、英語力というよりも、日本人特有の
「曖昧な表現と意思決定」である、と信じていて、決して英語力の問題ではないと
日ごろから感じています。
たとえば、ビジネス上の交渉において、「Do you agree?」と聞かれて、Yes も No も表現しない。
英語ができて、相手の言い分が 100% 理解できても、この類の質問に Yes も No も言わない・・・
ひどくなると、「Yes and No」なんて回答する・・・これでは、相手にされません。
英語では、ほとんどが Yes と No の世界です。
従って、2 極化の意思決定がどうしても必要になります。
英語ができても、そうした回答に合致しなければ、英語での交渉は無理なのです。
実は、私の経験からすると、英語がしゃべれる人ほど、英語での国際交渉の時に、Yes と No を
いわないケースが多いように感じます。
まずは、詳細に説明を始めてしまいます。
まずは、Yes や No を回答しないと、いくら流暢に説明を英語で実践しても、アメリカ人にとっては、
「何を言いたいの、この人?」という結論になってしまいます。
「He/She does not answer for my question.」
なんてことになるわけです。
英語は、正確である必要はありません!通じること。
しかも、英語圏の文化に合わせて通じることが重要です。
日本において、Yes/No の 2 極化したビジネスは嫌われ易い。
もっと検討したほうが良い、ってなことになるわけです。
そこで、まずは、英語でのビジネスでは、Yes/No に対応するために、以下のような対応に心掛ける
ようにするとちょっとは良くなるかも。
My answer is currently “Yes.”
However, I would like to think a little bit more to provide final answer.
No, I disagree because …
I agree with you personally. However, I have to ask my boss.
To provide my answer, I need to think more.
英語が正しいかどうかは問題ではありません。
上記の回答は、まずは回答をだす。
そしてもう一つ。
全て「私」の意見です。
会社の代表として交渉するのですが、海外では「私」がどう考えているかを表現することが重要です。
そして、まずは結論を言うこと。
これができるようになれば、TOEIC で 900 点なんて必要ないと思うのですが。
まずは、Mind を海外仕様にすること。
これが何といっても重要です。