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都心マンション買った人ご苦労様。
[スレ作成日時]2008-03-14 13:12:00
都心マンション買った人ご苦労様。
[スレ作成日時]2008-03-14 13:12:00
■ルポ[日本の姥捨て山=団地]■
「家賃が激安な団地に親を置き去り」「認知症老人が公園占拠」「ボヤ騒ぎが多発」――。
限界を迎えた高齢化で外国人も逃げていく!建物の老朽化や外国人住民との摩擦が取り沙汰されてきた団地。そんな「限界住宅」がさらなるカオスを迎えている。少子高齢化のあおりを受け、限界を超えた団地の実態とは――?
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入居開始年別ごとに、将来の高齢化率を推計したデータ。築30年以上の団地は2040年までに高齢化率40%を超える
「隣のおじいさんが孤独死して。次は私かもしれないわね」
「ここはもう、姥捨て山だ」
「70歳超えていじめだなんて、子どもじみてる……」
国土交通省が2018年に公表した団地の将来高齢化率推計では、建設から40年以上たった団地の高齢化率(65歳以上)は現在すでに30%超。’35年には40%を超えるという。
住宅ジャーナリストの榊淳司氏は「この20年で、団地の高齢化は最大の社会問題になり得る」と警鐘を鳴らす。
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「いま、団地の住人の多くが後期高齢者となった団塊の世代。子どもたちは巣立ち、配偶者も亡くしてひとり暮らしをしている人も少なくありません。また、一般に鉄筋コンクリート造りの耐用年数は60年といわれています。経年劣化で中の鉄が錆びて膨張し、周りのコンクリートはボロボロと崩れる。大変危険です」
にもかかわらず、団地の建て替えが進まない要因に区分所有法の存在がある。
「区分所有者の5分の4以上かつ議決権の5分の4以上の賛成がなければ、建物を取り壊すことができません。制定当時は60年後のことなど想定していなかったのでしょう」
また、空き家問題に詳しい住宅・土地アナリストの米山秀隆氏は、こう指摘する。
「高齢化によってそもそも管理組合が機能しておらず、建て替えや解体の決断ができないケースもあります。であれば、団地の修繕が別途必要になりますが、そうした管理組合の多くは修繕積立金を十分に確保できていないのです」
住民と住居の2つの老い。まさに限界を迎えつつある団地のリアルを確かめるべく、実際に団地に足を運ぶことにした。
「帰ってきたのかい」
神奈川県平塚市にある団地に足を運ぶと、老婦人にそう声をかけられた。どうやら息子と間違えられたらしい。
いくら説明しても誤解は解けず、心苦しくも息子として“母”に話を聞いた。
「少し前まで外国人が大勢いたけど、ここは家賃が2万円前後と安いだけが取り柄のボロ団地だから、お金を貯めてみんなどんどんいいところへ移り住んでる。ここは貧乏老人ばかりで、詐欺師すら近寄らないわよ」
戦後、平塚市は工業都市として発展。団地は外国人労働者の受け皿となり、現在も15%強が外国人世帯だ。しかし、外国人向けの食品店は閑散とし、道行く人々は日本人高齢者が多い。
長年、団地近隣で商店を営む鈴木茂さん(仮名・70歳)は、こう諦観する。
「若いのはどこかへ引っ越し、家賃の安いこの団地に親を置き去りにして体のいい老人ホームとして使っている。県も見て見ぬふりだ。言い方は悪いけど、老人のほうが“近いうちにいなくなる”から、建て替えに都合がいいんだろうね。いよいよここは姥捨て山だよ」
外国人すら逃げ出してしまう団地こそが“限界団地”の最終形なのかもしれない。
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1933736