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最近では中曽根、小泉首相
最近、格差についての議論をよく耳にしますが、格差というのはどの時代
でもどの国にもあるものです。かつては、悪平等という批判もかなり言われ
ていました。努力しても努力しなくても同じというのでは、悪平等になって
しまいます。一人ひとりが持てる力を発揮できる社会、努力が報われる社会
というのは、世界中どの国でも好ましい社会と言われているのではないでし
ょうか。
力のある人には、努力して、もっとその力を伸ばし、思う存分発揮しても
らう。それが社会の活力になるのだと思います。
人にはそれぞれ得手不得手があります。スポーツも芸術も、人間にはいろ
いろな能力があります。何も勉強ばかりが能力ではありません。学校の成績
が悪くても、それ以外の分野で素晴らしい能力を発揮する方がいっぱいいま
す。
人には様々な持ち味があります。それを一面だけで評価するのではなく、
それぞれの持ち味、多様性、個性を活かしていけるような場を提供する。そ
して、頑張っている人は評価する。成功者をねたんだり、足を引っ張ること
なく、むしろそういう人に頑張ってもらう。そういうような環境なり、意識
の持ち方が必要なのではないかと思います。
同時に、どうしても一人では立ちいかない人に対しては、能力のある人が
支える、みんなで助け合っていく、そういう状況が必要なのではないでしょ
うか。
首相の言葉。 感動した。
私の好きな言葉ですが、明治時代の歌の一節に、次のような歌詞がありま
す。
「友の憂いに吾(われ)は泣き、吾が喜びに友は舞う」
友達の悩み、憂いについては同じように憂え、しかし、自分の喜びに対し
て友達は喜んでくれる。これは、お互いが助け合って、支え合っていく生き
方です。
他人の意欲、業績に対しては拍手を送る。しかし、どうしてもやっていけ
ない苦境に陥った人に対しては手を差し伸べる。個人においても、企業にお
いても、国においても必要なことでないかと思っております。