- 掲示板
こちらは変動金利は怖くない??のその41です。
有意義な情報交換の場にしましょう。
テンプレはレス1にあります。
[スレ作成日時]2012-02-14 09:02:55
こちらは変動金利は怖くない??のその41です。
有意義な情報交換の場にしましょう。
テンプレはレス1にあります。
[スレ作成日時]2012-02-14 09:02:55
国債が暴落したら住宅ローンどころじゃない
この手の不安を煽る人って単純というか、短絡的というか、いきなり住宅ローンに結び付けている時点で物事を考える能力がありません。
そもそも、日本国債がそんなに簡単に暴落する訳がありません。そんなに危険ならなんで円が買われてんだって話です。不安を煽る連中の会話を天気予報に例えれば、日本中に雲一つない天気のときに、「明日台風が東京を直撃する」という次元です。
国債が万が一にも暴落したとしても、変動金利は「日銀の金融政策」の影響を受けます。長期金利と全く関係がない訳ではありませんが、直接的な関係もありません。国債暴落論者の頭には「日銀」の存在が完璧に欠落しています。
では、彼らの主張通りに国債が暴落した場合ですが、日本の金融機関は国債を大量に保有していますので、経営状態が著しく悪化し破綻が相次ぎます。その影響を受けて、民間企業も破綻が相次ぎます。職を失えば、固定金利だろうと変動金利だろうと住宅ローンは払えなくなります。
ちなみに、この辺の話になると「ハイパーインフレ」と持ち出す人もいますが、この場合は賃貸住まいの人達は家を追い出されます。借地借家法32条1項では、世間の物価上昇などを考慮した場合は家賃の値上げを認めています。つまり、ハイパーインフレとは家賃がいきなり2倍、3倍になる可能性もあります。払えませんから出ていかざるを得ません。
つまり、1億総ホームレス時代の到来です。街では略奪、強盗が相次ぎます。今、日本国債が暴落するというのはこういう状態のことをいいます。いい歳した大人が議論する価値がありますか?
「少ない可能性に過剰反応する」というのは賢いとは思えません。「日本がギリシアになる」とかいっている人達は「可能性がゼロじゃない」=「必ずそうなる」とそういうところだけ発想が飛躍し過ぎています。それこそ、日本はカメルーンになる可能性だって、パプアニューギニアになる可能性だってあるのです。
さらに、万一長期金利が上がり、その後それを受けて日銀が利上げしたとしても、変動金利は返済額は上がりません。未払い利息が出るかもしれませんが、国債も暴落し資産状況が悪化しているときに銀行にとっては今すぐ回収するべき利息が受け取れなくなります。つまり、借主ではなく貸主が破綻します。「未払い利息」というのは、借主だけのリスクではなく、貸主のリスクでもあります。
こんな状況では「借金を返す、返さない」なんて程度の話で済む訳がありませんから、根本的な解決策が必要です。つまり、江戸時代の棄損令ではないですが、「世の中の借金を一旦帳消しにして再スタートする」ということでもしなければ事は収まりません。それこそ、国債が暴落したら銀行から融資を受けている人達は、返す先がなくなって返済しないで済むという可能性だってゼロではないのです。というより、むしろそうしないと事態は収拾しません。
「国債暴落」とは国が破綻するということですから、住宅ローンの金利選択なんて「ちっぽけな問題」になります。「変動にしなくてよかったーー」なんて程度で済むと思う人は世の中を甘く考え過ぎです。連中は、本当にそう思うならとっとと日本を出ていけばいいですし、その円を外貨に換えた方がいいと思います。その方が安全です。