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菅野智之(東海大)はドラフトで日本ハムが指名した選手。交渉権を持っているのはあくまで日ハムだ。にもかかわらず未練タラタラというか、勘違いも甚だしいと言わざるを得ない。
一部スポーツ紙によれば、10月31日、横浜スタジアムで行われた関東地区大学選手権の東海大―白鴎大戦のネット裏で、先発した菅野を視察した巨人の長谷川スカウトが、ベタボメした揚げ句、「このまま夜の試合(ヤクルトとのCS)で投げてもらいたいくらい」と発言したのだ。
すでに他球団が交渉権を得た選手に対し、こっちの水は甘いよと言わんばかり。「利益誘導」と受け取られても仕方ないくらいの言い方だ。
菅野を指名した日ハムを「だまし討ち」「人の道に外れている」となじっているのが菅野の祖父で、東海大系列校野球部顧問の原貢氏。ドラフト前に野球部の横井監督や菅野の両親に指名あいさつがなかったと怒っている。
しかし、日ハムは、菅野サイドに筋を通している。担当スカウトは事前に東海大に調査書を持参し、その場で記入してもらっている。しかも、戦略があるので指名するとかしないとかは約束できないとはいえ、指名する可能性はゼロではないと伝えているのだ。おまけに、菅野がプロ志望届を出している以上、全球団に指名する権利がある。原貢氏の発言はイチャモンでしかない。「人の道」に外れているのはむしろ原貢氏の方だ。
「いったい、どういう教育をしているんだ!」
菅野のいる東海大にこんなクレームがついたという。
菅野が伯父の原監督のいる巨人でプレーしたいという気持ちは分かる。しかし、ドラフト翌日、日ハムのフロント3人が指名あいさつに足を運んだにもかかわらず、その場に菅野の姿はなし。本人が落胆しているのは分かるとしても、あいさつの場に姿すら見せないのは、どう考えても礼を欠く。周囲は何をしているのかと思った野球ファンがいたようなのだ。
その後、東海大関係者が「最後に決めるのは本人」と口をそろえたことと決して無関係ではなさそうだ。
(日刊ゲンダイ2011年11月2日掲載)
[スレ作成日時]2011-11-06 13:19:10