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>>486さん
ご質問ありがとうございます。個人的な見解ですが下記回答させて頂きます。
・将来的に家庭用コジェネの位置付けはどうなるか
家庭用コジェネは我が国のエネルギー政策上、重要な位置づけになると思います。
国もそのつもりでありえない額の補助金もその意向が働いている結果ではないでしょうか。
特に原発がこのような状態になった現在では、現在の電力は火力一辺倒になっており、
この状態はあまり好ましい形とはいえません。
原発依存度が下がる一方でそれに代替するエネルギー供給者が必要とされております。
自然エネルギーとして太陽光が脚光を浴びておりますが、天候に左右され、
発電量を制御できないという問題があります。
しかしエネファーム等のコジェネには発電量をある程度コントロールすることができるので、
将来的には最も需要の高い時間帯は売電可能といった政策上の工夫も可能になります。
また停電時等のリスク回避として停電対応型エネファームが今後出てくるでしょう。
たしか東芝の新製品には停電対応機能が搭載されていたハズです。
そういった政策上、防災上の観点からも家庭用コジェネの位置づけは高くなっていくと考えています。
・エネファームの発電効率(現在45%程度?)の向上は技術的にどの程度まで可能なのでしょうか。
純粋に技術的な観点から言えば50%程度までは可能ではないかと思います。
燃料電池自体の発電効率は60%程度で、これ以上は理論的に不可能です。
その60%からインバータ効率、ポンプ等を動かすための電力を差っ引いて50%まではいけると思います。
またこれは燃料にガス(都市ガス、LPG)を用いた場合の話で、燃料に純水素を使用した場合なら55%以上も可能だと思います。(ただし純水素を作るためのエネルギーロスを考えると結局のところ微妙ですが)
・また、高い1次エネルギー変換効率を保ちつつ熱と電気への変換効率を可変させる事は物理的に可能でしょうか。
物理的に可能です。
電気から熱への変換は比較的容易であるため、例えば電気45%熱45%の比率を電気30%熱60%にすることは可能です。
確かエネファームの余った電気を消費させるためのヒータも内蔵している機種もあったので現行の機種でも技術的に可能と思います。
ただし熱より電気の方が経済価値が高いので、電気をお湯にするメリットはあまりなさそうですが。
・集合住宅向けの機器が発売される可能性。
集合住宅への機器はいつかは出来るでしょう。サイズと設置場所の問題をクリアすればできるはずです。
メーカさんが開発しているかどうかは不明ですが、たしか集合住宅のところに既存のエネファームを数台集めてお湯も一括に集めて別途供給する社会実験も確か行われていたハズです。(横浜スマートシティとかなんとか)
ご参考になれば・・・