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利用者の立場から感想を書きます。
私は9年前の新築時にW発電を導入しました。
3.5kwの京セラ製太陽光とパナソニック製エネファームです。
当時の導入価格は併せて600万近くだったと思いますが、国、自治体、ハウスメーカー、
ガス会社の補助金等でトータル210万だけで済みました。
30畳のリビングを冬は床暖房、夏は大型エアコンのみで1日約20時間空調し、
年間の光熱費は約23万でした。
売電が18万ほどありましたので、トータルの年間光熱費は5万ほどです。
中部電力の契約は最大の60アンペア(エアコンが大きいため)です。
室温は夏は28℃以下、冬は25度以上と強めの空調です。
もし太陽光もエネファームもつけてなければおそらく年間の光熱費は30万以上でしょう。
実感として年間で25万以上光熱費が少なくなっていると思います。
特にお得なのは都市ガスの従量料金の安さです。
4月において何も特別な設備のない一般家庭の1立方メートル当たりの料金はおおよそ140円前後。
エネファーム料金は90円を切ってます。
そのせいで床暖房を朝5時に入るように設定して起床時にポカポカなってるようにしても
もったいないとは思わないで済んでます。
電気代は60アンペア契約でも毎月3千円台で、夏季だけ最大7千円ほどになります。
エアコンで冷房しても電気代がこの程度なのはエアコンの始動時以外はエネファームの
発電する電力でまかなえてしまって中電から買わなくてもいいからです。
貯湯タンクが満杯になると発電が止まるので、夏は風呂の湯量を最大にしたりして
発電時間を長引かせるようにしています。
そうした方が我が家の場合はガス料金の増加より買電料金の減少のほうが大きいので。
音については心配するほど大きくありません。
隣家と人が1人通れるだけの狭い隙間しかなく、設置場所が隣家の居住スペース前だと
神経質な人は苦情を言ってくるかもしれませんが、お祭りなどの出店の発電機のような
大きな音ではなく、普通の車の温まった後のアイドリング時の音くらいです。
個人的には電子レンジの稼働音と同じくらいに感じるので屋外なら大きな音ではありません。
隣家まで庭を挟んでるとか車道を挟んでるようなら苦情が出ることは100%ありません。
故障については9年間で定期点検以外の修理が2度ありました。
どちらも連絡後2、3日で修理に来て頂けました。
その際に30万以上する部品なども
「まだ使えますが性能が落ちてるので交換しておきます」
と無償で交換してもらったこともあります。
通常の使用で故障した場合は10年間は全ての修理が無償です。
定期点検だけ無償だと勘違いされてる方がおられるようですが違います。
我が家の場合は売電価格が中部電力39円+東邦ガス10円の49円なので
エネファーム単体でのメリットとは違います。
エネファームのみでもガスの従量料金が下がるのでメリットはありますが
元が取れるかどうかは20年使ってどうかというところでしょうか。
家族が多くお湯をたくさん使う家庭なら十分に選択肢の一つになるでしょう。
太陽光もエネファームも大きく値下がりしてることを考えるとW発電なら
現在の買電価格でも10~15年でペイできるとは思います。
今のエネファームは10年後以降も我が家の毎年点検が必要なものとは違って
点検が5年に一度くらいで20年間使える環境が整ってますから。
我が家のエネファームは10年後は毎年8万くらい点検費用が掛かるので
10年で使用は停止することにしました。
以上、9年使ってみて実際の感想を書きました。
デメリットはほとんど感じられないのですが、あるとすれば在宅時間が
短い家、床暖房等ガスの暖房を使わない家、家族が少ない家はメリットが出にくいと
いう性質の設備であることくらいかと思われます。
参考になった方が一人でもいらっしゃれば幸いです。