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窓ガラスフィルム「断熱効果に根拠なし」 措置命令へ
TBS系(JNN) 2月13日(金)12時7分配信
窓ガラスに張るだけで冷暖房の効率が大幅にアップするとして大学や公共機関などに納入されているガラスフィルムについて、断熱効果に根拠がないとして、消費者庁が近く、フィルムの製造メーカーに景品表示法違反で措置命令を出す方針を固めたことがわかりました。
措置命令の対象となるのは、東京・文京区のフィルム製造メーカー「翠光トップライン」です。このメーカーが製造する窓ガラス用の「シーグフィルム」については、おととしまで窓に張るだけで「冷暖房効率が30~40%アップ」「夏涼しく、冬暖かい部屋になり、省エネに効果てきめん」などと、メーカー側が高い断熱効果を強調して販売していました。
フィルムの断熱効果について消費者庁はメーカー側に説明を求めましたが、十分な根拠が示されなかったため、景品表示法違反の措置命令を出す方針を固めました。今後、メーカー側は、消費者へ表示の誤りを周知し、再発防止策を求められることになります。
「シーグフィルム」は1平方メートルあたりの価格が工事費込みで1万5000円ほどで、ホームページなどによりますと、東大などの学校や公共施設、高級ホテルなどに納入されているということです。
メーカー側は「製品について問題はない。消費者庁への弁明についてはコメントできない」としています。(13日12:16).最終更新:2月13日(金)14時9分