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>・円安(120-160円)により輸入価格高→インフレ
2002年が134円、2007年が124円の円安でもインフレにはなっておらず、デフレのままでしたよ。
2007年は利上げは行われたけど景気が良かったから。当時の自民党政権の中川秀直幹事長が
インフレ率がマイナスであり、GDPデフレーターを見れば明らかなデフレにも関わらず利上げを
行った日銀福井総裁を厳しく批判してました。まず輸入物価だけでインフレを考えるのではなく、GDPデフレーターとは何かを勉強しましょう。そうすれば為替と物価と政策金利の関係を理解出来ます。
日銀・福井総裁に八つ当たり? 自民・中川幹事長
http://janjan.voicejapan.org/government/0708/0708090551/1.php
中川秀直・自民党幹事長が、「金融を引き締め、景気の足を引っ張った」と日銀・福井総裁を強く批判しました。
《8月8日 毎日新聞朝刊》
【参院選大敗は日銀のせい――。自民党の中川秀直幹事長は7日、政府の月例経済報告の関係閣僚会議で、自民の歴史的敗北の一因がゼロ金利解除など日銀の政策変更にあると主張した】
【中川氏は、地方で景気回復の実感が乏しいことが惨敗の背景との見方を示し『名目成長率が上昇せず、政府の成長率目標が達成できていないことがある』と指摘。『日銀の過去の政策に責任があるのでは』と、福井俊彦総裁に矛先を向けた】。
>・インフレ抑制のため政策金利切り上げ→短期金利高止まり。順イールドのまま長短金利とも高水準のまま乱高下
なんで政策金利を上げるとインフレが収まるの?長期金利上昇を主張しておられるようなので景気が低迷しているようならばむしろ金融緩和を進めるはずなので政策金利はゼロに張り付くはずです。政策金利を上げてしまったら長期金利はさらに上昇し、財政破綻になりかねません。逆効果です。円安がインフレの理由ならばまず為替介入でしょうね。日本は円売り介入でたまった外貨準備が大量に有りますから。もっとも輸出大国の我が国は円安は国際競争力を高めるのでそんな愚策はしないと思いますが。
円が120円になれば世界中で日本製品が売れて輸出企業主導の好景気になっていると思います。そうすれば安全資産である国債からリスクを取って株式や不動産などに資金が移り、民間への投資も旺盛になっているでしょうからそういう意味では長期金利は上昇しているかもしれません。その後政策金利が上がるかどうかは内需(個人消費。個人所得)の上昇がキーですねえ。