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別スレで話が出たので作る事にしました。
数多い免震システムの中からIAU免震システムを選んだ方の経験談や検討されてる方の情報の場に出来たらと思いますので宜しくお願いします。
[スレ作成日時]2011-05-31 12:22:09
別スレで話が出たので作る事にしました。
数多い免震システムの中からIAU免震システムを選んだ方の経験談や検討されてる方の情報の場に出来たらと思いますので宜しくお願いします。
[スレ作成日時]2011-05-31 12:22:09
>>43
>3階建てを検討していますが、木造+免震で建てるのと、いっそRCで建てるのとどちらが地震に強いですか?
「免震」と「非免震」では、建築基準法の「耐震基準」の概念が違います。
簡単に言ってしまえば、
★「非免震」(いわゆる「耐震」)
稀な地震(震度5弱程度※2)まで無損傷※1
極めて稀な地震(震度6弱程度※2)まで倒壊崩壊しない
★「免震」
極めて稀な地震(震度6弱程度※2)まで無損傷※1
これは、木造もRCも同じです。
震度5弱程度を超える地震から、構造躯体等の「損傷」が始まっても良いかどうかです(地震ごとに建物が破壊して、資産価値が落ちます)。
震度6弱程度まで「無損傷」にしたいかどうかです。
ここでいう「震度6弱程度まで無損傷」も免震装置によって性能が違います。もっと性能をあげている場合があります。
IAU免震では、2400gal(震度7)の実大振動実験の結果でも、構造躯体等が「無損傷」でした。しかし、地震波の特性によって免震性能は変わります。すべての震度7に対して、無損傷というわけではありません。
さらに、
構造躯体等を「無損傷」に押さえるためには、免震性能を、建物応答として(「耐震基準」通りの建物の場合)震度4~5弱程度以内に抑えないといけなくなります。
その結果、
建物の仕上材の破壊、また建物内の家具等の転倒も、限りなく小さくなります。
それによる損害、また下敷きになって大怪我、死亡する場合もありますので、それを防げます。
建物内の地震時の恐怖感もまったく違います。
ただ、震度4~5弱程度以内に抑えられない「免震」も多いようです。
その場合、例えば、建物の耐震性能を「耐震基準」の1.5倍、耐震等級3(C0=0.3)にまで上げている場合もあるようです。
「免震」なのに、耐震性能を上げる必要がある「免震」もあるということです。それは実は、免震性能が悪いのです。
免震選択時にこの点は「要注意」です。
IAU免震の場合では、逆に、耐震等級1(C0=0.2)の6~7割程度(C0=0.13~14)まで落とせます。それは、免震性能が良いからです。
※1 建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じない。
2007 年版国土交通省住宅局建築指導課監修『建築物の構造関係技術基準解説書』53 頁
免震の無損傷規定は、平成12年建設省告示第2009号。
※2 1996年改正の新震度階、建物への入力地震動国交省系の雑誌「建築技術」の
詳細は
・ http://www.menshin.jp/pdf/2010k-gijutsu1.pdf (昨年1月号特別記事)
・ http://www.menshin.jp/pdf/2010k-gijutsu4.pdf (昨年4月号特別記事)
・ http://www.menshin.jp/pdf/2011k-gijutsu2.pdf (今年2月号連載第2回)
ご参照下さい。
但し、気象庁の1996年改正の新震度階の問題は、
・ http://www.menshin.jp/pdf/2011k-gijutsu2.pdf (今年3月号連載第3回)
計測震度計算におけるローカットフィルターの掛け方がおかしいので、1.6秒以上周期成分をもつ地震波は、震度階が下がってきます。同じ加速度でも、大きい速度、大きい変位の地震ほど震度階が下がってくる問題があります。