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エアー免震ってどうですか?これまでの免振設備に比べて比較的コストパフォーマンスはよさそうですが・・・。
[スレ作成日時]2011-04-01 13:21:16
エアー免震ってどうですか?これまでの免振設備に比べて比較的コストパフォーマンスはよさそうですが・・・。
[スレ作成日時]2011-04-01 13:21:16
>>154
「私たちの最初の頃の1/100免震の話」
のさらに追加説明をします。
ここで低摩擦係数型装置の「転がり系」ではどの程度の摩擦係数が得られるか。
そしてどの程度の「免震性能」が得られるか。
摩擦係数2/1000クラスは可能です。
「地震中も働く復元装置+ダンパー」を入れなければ、
「免震性能」は、応答値で2gal前後、震度で1程度です。
1000galで、2/1000免震、
http://www.mori-cc.com/about/
のエア断震のように2000galをいれますと、1/1000免震
さらに、20000galをいれますと、1/10000免震
です。
ここで、10000gal程度の地震が起こりえないかというとそんなことはありません※。
直下型地震で、日本で史上最大級の直下型地震である1891年の濃尾地震クラスを考えると否定はできまません。このクラスの地震でも、応答値2gal前後で、震度1程度なのです。
これが不可能かというと、そんなことはなく、「地震中も働く復元装置+ダンパー」を入れなければ、に関しての問題解答になりますが、これに限りなく近づけることは可能です。
ただし、敷地を選びます。また施工精度も非常に高いものが要求されます。
このことも、1997年当時までの私たちの結論でした。
※例えば、「平成20 年(2008 年)岩手・宮城内陸地震」において、震源に最も近いKiK-net
観測点IWTH25(一関西)において、きわめて大きな加速度4022galが観測されました。
時期ごとに、1000gal以下、2000gal以下、4000gal以下しか観測されなかったのは、単に加速度型強震計の「測定可能範囲」による問題です。
「(独)防災科学技術研究所は2007年度末までに強震観測網(K-NET, KiK-net)のほぼ全観測点において、地上設置型の加速度型強震計を測定可能範囲が、2000galのものから4000galのものへ換装」されました。
阪神・淡路大震災当時は測定可能範囲1000gal、その後、2000galに、そして4000galの時代に入りました。それに応じて、1000gal、2000gal、そして4000galが観測されるようになってきました。
http://www.menshin.jp/pdf/2011k-gijutsu3.pdf (「建築技術」今年3月号連載第3回) の174頁ご参照。過去の観測記録は、175頁ご参照。