- 検討スレ
- 住民スレ
- 物件概要
- 地図
- 価格スレ
- 価格表販売
- 見学記
23区でマンションの液状化被害に遭われた方、ご報告をお願いします。
[スレ作成日時]2011-03-24 10:55:25
23区でマンションの液状化被害に遭われた方、ご報告をお願いします。
[スレ作成日時]2011-03-24 10:55:25
他のことを調べているとたまたまこの掲示板(?)があったので、横レスです。
なんか、自分が住んでいる街以外をけなすのが趣味だったり、資産価値が減損しないことしか関心がなかったりする人がやたら多いのが、東京という場所の特性なのかな、と笑ってしまいました=別に関西で同じことがないとは言いませんが。
今回の液状化については、既に千葉県や地盤工学会などが速報ベースでレポートを出しておられます。限られた時間での調査なので、断片的な情報ですが、それでも客観的でたいへん参考になります。通り1つで被害が大きく変わる様子もよくレポートされており、現実の厳しさが実感できます。
埋め立て地全体が羽田空港並みの整備をされていれば、かなりの規模の地震でも液状化と震動の拡大を最小限にできますが、民間住宅地の開発程度の事業にそんなコストはかけられません(桁が1つ違う以上の費用と、倍ではすまない時間がかかります)。建造物は基礎を強固にすることである程度揺れによる被害を軽減することは可能ですが、それでも液状化を完全に防ぐことは難しい。周囲の液状化から取り残されてしまう可能性もあります(こうなると建物の中に入ることすらできません)。また、共同溝で最低限のライフラインを確保できるというのは、半分は当たっているのですが、液状化で地面が1m以上沈下すると、全く意味をなしません(個別配管の分岐部の養生が難しいので、むしろ復旧に手間取ることもあったりします)。そもそも、周辺地域のライフラインがつぶれたら、結局は使い物になりません。
神戸の地震の復旧支援の時、いちばん大変だったのは、マンションの上の階に水を届けることでした。給水地点から両手に10lずつ水を担いで、階段を5階まで何度も往復すると、もうくたくたです。基本的に3日は電気がこないし、電気が来ていても余震があるのでエレベーターなんか使えない。その環境の中で、高層階の住民の方が外部から生活物資を調達するのはかなりの難問だというのが、当時の教訓でした。
埋め立て地だから、高層マンションだから危ない、と決めつけてしまうのは明らかにおかしい。ただ、単に街のイメージがいいから、眺望がいいから資産価値が高い、というのもあまり賢明とは思えない。うちは対策がしっかりしているから、巨大地震のときにライフラインがすぐに復旧するなんて幻想を抱いていると、とんでもない目に遭います。そういうことを前提にして、しっかりと対策を打っている方には、埋め立て地の高層マンションに高い資産価値を求めてもいいんじゃないかな、と私は思いました。
私は東京に引っ越すにあたって、まず昔の陸地であること、次に5階以下であることを条件に、住む家を決めました。万一の時、水を運ぶ辛さを覚えていたからです。私は住宅には実用本位の価値があればよかったので、これで十分。でも、それ以外の価値を求める方を否定しようとは思いません。そういう部分だって大切な要素ですから。