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マンションでは参考にならない理由。
外気温が室温に与える影響で、一番大きく関係してくるのが熱損失係数(断熱性能)です。
その次は気密係数です。
いくら断熱性能が良くても、スカスカの家ではせっかくの快適温度も逃げてしまうからです。
冷暖房設備による影響は3番目です。
仮に、熱損失が0の家に住むと、冬季の暖房は必要なく、内部発熱による室温上昇で、逆に、一年中エアコン冷房が必要になります。
マンションの場合、外気に接する面積が少ないので、外気温による室温への影響が少なく、外気の代わりに上下階や両サイドの室温による影響を受けます。
上下階や両サイドに入居者がいれば、当然、室温は同じ快適温度としているので、熱損失は発生しにくいのです。
ですから、温熱環境に少しでも専門知識があれば、マンションでのモデルルームは一般住宅(戸建て住宅)には参考にならないことぐらい分かっているはずです。
残念なことに、ア○ーグループのどの社員もそのことに気づかないのは、ア○ーグループが素人集団だということを裏付けています。
そのことを分かっていて悪意でやっているなら、詐欺師と言わざるを得ません。
体感温度の説明もありますが、マンションでの床壁天井の表面温度は、輻射熱ではなく、上下階や両サイドからの伝導熱による影響です。
外部接触面積が少なく、周囲に複数の熱源を接するマンションならではの温熱環境では、一般住宅での温熱環境は参考にはならないのです。
いづれにしろ、住宅の熱損失(断熱性能)に関しての説明のない光冷暖は、室内の快適性を語れば語るほど、歯抜けした理論にしかならないのです。
夏季の結露水の排水ですが、無風状態の環境下ではカビの発生率が大きく関わってきます。