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光冷房を新築時に導入して9年目
導入当初は設置数も少ないのか、今ままで様々なトラブルを解決しながら
今日まできました。
そんな経験から個人の感想を書きます。
正直、商品自体のコンセプトは本当にいい。
まともな会社が運営していれば、エアコンから本当に置き換わる可能性すらある。
弱点は、設置制約が非常に多い事と、施工条件が厳しすぎる。これらをきちんと
満たしていると恐ろしく快適。
ここに書かれているトラブルは、大体8年の間に私がだいたい経験してきたので
原因と対策を施工会社と協力して乗り越えて(今現在も課題がある)きた経験を
書かせてもらいます。
【施工条件】
家自体の断熱をしっかりしている事が大前提。
部屋の温度が夏が熱く、冬が寒いのは窓とサッシの原因が大きい。
最低でもALL樹脂サッシ・トリプルガラスでアルゴン以上の物が封入されている物
が必要。
熱交換器自体がかなり結露するので、壁に並行して設置するなら壁との距離を
かなり取らないと壁紙からカビてくる。壁に対してT字の設置が好ましい。
冷媒ユニットから部屋までの配管ルートにかなり注意が必要。配管自体が恐ろしく
結露するので、普通の業者では対応ができない。普通の間隔で配管断熱材を巻いて
もすぐ結露水がしたたり落ちて、家のメンテできないスペースでカビてくる。
現在は、配管と断熱材の一体型の配管で施工するようだが、それでも加工部や接合
部の僅かな隙間から結露するので、業者任せは基本NG。
正直配管は見た目を重視して、目に見えない建築スペースに通すのはやめて、見た
目をお洒落な配管にして、目の見える部分から通すか、家の外側を出来るだけ通す
配管にしたほうがいい。見た目が嫌なら化粧カバーとかいくらでもある。
こんな感じで、だいたいは結露とカビと断熱の問題。
しかし完全にクリア出来た場合は、ほんとに最強な冷暖房じゃないかな。
条件が厳しすぎて無理だろうけど。でもほんと快適ですよ