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>>539
気密が低いと、計画以外の換気、つまり、隙間からの換気が増える。
隙間からの換気量は、室内外の温度差や風の強さの影響を受ける。
> だったら、換気装置の能力をそれに見合うだけ少なくすればいいんでないの?
その分少なくしても、温度差が小さかったり、風がないと、今度は、換気不足になる。
つまり、外の温度や風などの条件によって、
過剰換気になったり、換気不足になったりして、計画換気ができない。
その「計画換気ができない」ということがどういう意味を持つのか。
1と3でどのように違うのかってことが分かんないのよね。
>>542
http://www.natsumeda.jp/blog/38/
例えば、室内温度差10℃で、風速2.5~3m/秒の場合、
C値が3だと、機械換気0.5回/h以外に、
0.1+0.33=0.43回/hの換気が、隙間から生じます。
合わせて、総換気量は、0.93回/hの換気となり、過剰換気となってしまいます。
総換気量=機械換気量+隙間からの換気量 ですから。
これが、C値1だと、隙間からの換気は、
0.03+0.11=0.14回/hと少なくなり、
合わせて、総換気量は、0.64回/hです。
つまり、C値3だと、隙間からの換気が増え、C値1だと、隙間からの換気が減ります。
隙間からの換気があるからと言って、機械換気を減らしたり、機械換気を止めたりすると、
温度差が小さかったり、風がないときには、換気不足になります。
室内温度差がなく、風がない場合には、隙間からの換気は、ほとんどなくなりますから。
気密が高いほど、温度差や風の影響を受けません。
理屈の上では、C値がゼロに近づけば、機械換気以外の換気はなくなりますから、
夏でも、冬でも、風が強くても、無くても、常に0.5回/hの換気が出来ていることになります。
これが、計画(0.5回/h)どおりの換気、計画換気です。
実際には、もっと複雑ですが、大体、こんな感じだと思います。
> あっ、熱交換を忘れてた。
> 気密が1と3で熱交換(冷暖房)にどの程度影響してくるのか誰か教えてくんない?
機械換気以外の換気は、熱交換されません。
例えば、冬で、室内外の温度差20℃で、風速2.5~3m/秒の場合、
C値が3だと、機械換気0.5回以外の換気が、0.53回。
機械換気のみ、熱交換されるので、70%の熱回収率だと、0.35回分の熱損失は回収でき、
0.15回換気相当の熱損失になります。
換気による熱損失は、全部で、0.15+0.53=0.68回分となり、
0.5回以上となってしまいますので、ほとんど、熱交換換気の意味はありません。
これが、C値が1だと、機械換気以外の換気が、0.18回です。
機械換気による熱損失分0.15回を加えて、0.33回分
したがって、(0.5-0.33)/0.5=34%の熱回収となります。
以上、まとめると、室内外の温度差20℃で、風速2.5~3m/秒の条件では、
C値3では、熱回収の意味なし、
C値1では、熱回収率34%
となります。
以下に、あるとおりです。少し、数字が違いますが。
http://plaza.rakuten.co.jp/kamita/diary/201105270000/
以下にも、気密性能が高くないと、熱交換換気の意味がないことが述べられています。http://blog.livedoor.jp/nissoukougyou/archives/51429541.html
544
>「作動しない」だと、恰も三種換気装置が動かないみたいじゃない。
計画換気がされないわけだから、動かないでいいと思うけど。
まあ動かないより働かないといった方がいいのかな。
実際には機械は動いてはいるので。
543,545さんご親切にどうも、と言いたいところなんですけど。
その過剰換気になったり換気不足になったりすることを繰り返すことが長い年月
の間にそこに住んでる人や建物にどのように影響してくるのか、それが例えばC値
1と3とではどのような違いが出てくるのか、また冷暖房費にどのような違いが出
てくるのか全く分かんないんですけど。
1種だろうが3種だろうが窓開ければいいだけの話。
そう、昔から決まっとる。
天気が良ければ窓を開けて新鮮な空気を入れ、雨降りなら窓を閉めて
じっと我慢。
高気密なんて何の意味があるんだってんだ。
昔は窓を開けるのが当たり前でしたが、現在の高高住宅は窓は開けないのが基本になっています。
窓を開けない生活で、花粉症ともおさらばで家の中は汚れない、外の気候に左右されずに全館空調で年中快適
良いことずくめと言う人もいるはずです
>>547
1.過剰換気による無駄な冷暖房費を減らすため。
この程度の差なら、どうでもよいという考え方もありますが、寒冷地の暖房では大きな差になります。
http://www.earth-partner.net/blog/logical_safety/000154.html
http://fok.sblo.jp/article/47081414.html
2.壁内に水蒸気が入らないようにして、壁内結露を防ぐため。
http://nikou.blogdehp.ne.jp/article/13668017.html
http://www.iezukuri.com/topics/dannetu_01.html
以下に、分かりやすく解説してあります。
http://eco.nikkeibp.co.jp/high-ecology/question2/14/index.shtml
もうこれぐらいで勘弁して下さい。
551です。
気密性能は、省エネのため、躯体の保護のために重要だと説明しましたが、
私自身は、何もかも家の性能に頼るという考えではありません。
高高住宅であっても、室内環境や四季に応じて、
自らの手で、冷暖房の調整を工夫して、節約することは大事ですし、
時には、窓を開けて、外の空気を思いっきり入れたりすることは、気持ちの良いことです。
550さんの言うような極端なのは、どうかと思います。
省エネと言っても、庶民にとって、費用対効果も大事ですから。
ただ、気密性能を上げるのは、大してコストはかかりません。
>1種だろうが3種だろうが窓開ければいいだけの話。
風(空気)が入る条件は、
室内と室外の温度差があるか風が吹いているか
暑い時や風がなければ、窓を開けても風は入りません。
ということは換気されません。
そのために換気システムはあります。
日本ではやっと2003年に義務化されましたが、
欧米ではずっと前から。
窓を開けるのが好きな方は、昔ながらの中中や低低の風通しの良いスカスカの
家に住んでいればいいだけ。日本では寒冷地でなければ死ぬことはありません。
欧米では冬は寒くて、冗談抜きに下手をしたら凍え死ぬことになってしまいます。
だから冬の暖房はとても良く出来ていて、かえって以前は冬の日本の家における
体感温度は低かったものです。
最近は日本でも高高が普及して来て、更に全館空調が備わったりと快適さがようやく
評価されるようになって来ました。
「高気密住宅」って少ない小さな窓しかなくて、なーんか暗いし息が詰まりそうな気がする。
家の間取りって通風とか採光を考えて開放的な窓をつけるんじゃなかったっけ。
>>555
>家の間取りって通風とか採光を考えて開放的な窓をつけるんじゃなかったっけ。
それは昔の家の考え方で現代の高高住宅では基本的に窓は開けないので通風は必要ないし、高気密は窓は小さくする必要はありません。(高断熱なら小さい方が良いとは思いますが)
カラッと晴れた日に家中の窓を開けて部屋を吹き抜けるそよ風を気持ちよく感じる。
普段窓を開けない高気密住宅の人はそういうことはないんでしょうかね。
高高住宅でも窓くらい開けるぞ(笑)。開けない人は、全館空調にしてる人じゃないかな。
三菱地所ホーム採用のエアロテックは、確かに良さそうだとは思う。
高高が好きになれない人には、ツーバイや木質パネルといった工法に抵抗あるんじゃない?
何を隠そう、この俺がそうだから(笑)。
>>555
いまだに、このような「高気密高断熱だと窓が小さい」と勘違いしている奴がいるね。
窓が小さいのは、デザイン的な好みだったり、柱の代わりに面で支えるツーバイなど工法上の問題がほとんど。
狭小住宅地では、窓を開けてもすぐ隣家の壁や窓だったりするので、大きな窓を作らない人もいる。
気密断熱性が低いアルミやLow-eでない窓サッシを使っているような人は、
窓を大きくしたら断熱性が不利になると勘違いするのも無理はないが。
軸組みで樹脂サッシを使えば、耐震性や断熱性を落とさずに
窓を大きく出来ることぐらい知っておくべきだろう。
概ね559の言うとおりだとは思いますが、
窓面積が多くなれば断熱性能が落ちるのは当たり前。
北海道のような寒冷地では、一定の断熱性能を確保して、
その範囲でなるべく窓は大きくするのが一般的。
どんなに断熱性のすぐれた窓でも壁の4~5倍は断熱性能は落ちる。
寒冷地ではコールドドラフト対策として
できるだけはき出し窓はつくらない。
結果として窓面積が小さくなることはありうる。
>>555の言うような開放的な窓が付けられないこともなくはないよね。
昔、寒冷地では窓の下にセントラルヒーティングのラジエーターを
設置するスペースが必要だったから掃き出し窓は少なかった。
でも、今は、床下から温風がでる方法もあるので掃き出し窓でも
コールドドラフトに対しては大丈夫。
でも、雪が1メートル積もったことを考えると掃き出し窓は止める。
窓の断熱性は壁と比較すると確かに劣るが、2重サッシにして
24時間暖房機をつけっぱなしにして置く場合、あまり気にしない。
要するに「高気密高断熱」ってのは北海道や東北、北陸などの寒冷地では必要だが
Ⅳ地域では必ずしも必要ないってこと?
日本の半分以上がⅣ地域なので別に問題ないと思いますよ
>564
別にエアコンを使用する時期の電気代が多少安くなったり、普通より小さめのエアコンで空調出来たりするだけだよ。
我が家は次世代省エネ基準よりちょいと上程度のありきたりな家だけど。今年の夏は別に節電なんかしてないけど電気代9000円もいかなった。(自分+専業主婦+子供1人)
最近のエアコンは性能いいからあまり電気代に影響ないんだよね。
なーんだ。その程度のことなのか。
今までC値がどうのこうの、計画換気がどうのこうの、壁体内結露がどうのこうの
って喧々諤々に議論されてたけど、Ⅳ地域ではほとんど意味ないってことなんだね。
九州では暑さ対策としての高気密高断熱を謳った住宅会社が多い。
とはいえ、風を入れて涼を得るために窓を全開にしていたりする。
寒冷地の冬は室内外の温度差が30度以上になることもあるんで高気密、高断熱
はかなり重要。
逆に九州南部など暖かい地方では夏の逆転結露が心配なのでこれまた高気密、高
断熱はそれなりに意味がある。
とはいっても夏の室内外の温度差は寒冷地の冬の温度差のようなことはないので
それほど重要じゃない。
ま、いずれにしてもⅣ地域で高高にこだわってもあんまり意味ないのかも。
業界としては、できるだけ低コストな高気密高断熱でない家を建てて利益を最大化したいので、
日本の人口のほとんどが集中する地域をIV地域と定義して、寒冷地に比べて甘い基準を設定しただけ。
低レベルな工務店でも実現できる手抜き施工をする口実を与えているだけに過ぎない。
中国より低い樹脂サッシの普及率は先進国としては恥ずかしい。
日本の建築で優れているのは耐震性のみ。ただし、家の寿命は平均30年。
私はIV地域で高気密高断熱住宅は意味ないという意見は疑問です。
それなりに意味があると思います。
IV地域といえども暖房が必要となる期間は1年のうち5か月程度の長期になるし、
厳冬期には氷点下にもいく。
寒さ対策だけでなく、風邪対策、花粉対策、結露対策やそれにともなるカビ対策
の上でも高高住宅は絶大な威力を発揮する。
そのスペックはIV地域といえども次世代省エネ程度の低スペックでは
話にならないほど不十分だと思います。
IV地域のスペックがあんなに低い真相は>>570さんが指摘している内容が
本当のところだと思います。
国内サッシメーカーの悲惨な状況もそれを証明していると思う。
次世代省エネレベルのスペックでリビングに大きな吹き抜けを設けて、
冬に暖房が利かず、吹き抜けをふさいだりしているのはよく目にするところ。
逆に高高住宅のユーザーの満足度を見れば意義については一目了然でしょう。
>業界としては、できるだけ低コストな高気密高断熱でない家を建てて利益を最大化したい
ちょっと違います。
業界としては出来るだけ価格の高い家を建てて利益を増やしたいのです。
しかし、お金を出したくない施主が、高い性能は必要ないから安くしてって言ってくるのです。
業界としては、国に高い水準の断熱性能を最低基準としてもらえれば、その分建物価格を
高く設定出来るので、一軒あたりの利益も増えます。
>中国より低い樹脂サッシの普及率は先進国としては恥ずかしい。
>日本の建築で優れているのは耐震性のみ。ただし、家の寿命は平均30年。
なんで恥ずかしいの?経年変化により変色したり、熱によって変形することで
窓の開閉がスムーズでなくなる樹脂サッシよりもアルミサッシの方が良いと思う。
樹脂サッシって断熱性だけでしょ。そんなん、アルミの二重サッシにすれば屁でもない。
日本の建築で優れているのは耐震性のみって本気で言ってる?
世界の多くの国では断熱材の入っていない家が普通ですよ。
他の国の家と比べて床鳴りも少ないよね。
高高がいいのは世界の常識
…けど日本には四季がある
北から南まで高高がいいというのも疑問がある
また経年劣化対策ってされている
大手HMは極端な高高には力を入れていない
なぜ なぜ なぜ???
>>574
>大手HMは極端な高高には力を入れていない
ポイントはここかもしれませんね。
サッシメーカーが低性能のアルミサッシで甘んじているのも
同じからくりなんだと思う。
大手の鉄骨プレハブメーカーはどんなに頑張っても
次世代省エネIV地域程度の仕様の家しか作れない。
つまりプレハブメーカーで達成可能なスペックを次世代省エネ基準にしたということも
業界ではよく耳にする話だそうです。
大手メーカー、役人、天下り、という、どこの業界でもよく目にする関係で、
基準を作る役人や独法にとっても低スペックにしておくことにご利益があるんでしょう。
>>574さんが指摘するように日本には四季があり、高温多湿という過酷な夏があるため、
冬のことだけを考えておけばいい欧州の高高住宅と比べても技術的に高いレベルが要求されます。
夏の過酷な環境は、日本の電機メーカーによる高性能なエアコンの市場を作り上げた。
しかし住宅業界というのは内需産業で外資も入ってこないので、
電機業界のようなグローバルな激烈な競争環境になく
悲惨な現状からなかなか抜け出せない。競争って大切ですよね。
>571
Ⅳ地域で意味がないとは言わないが、優先度からいくと
広さ>間取り>日当たり>収納>住宅設備>断熱、気密>通風>>>~>>>風水
だと思うんだよね。
ここの断熱、気密は次世代省エネ以上どれだけ上のレベルを目指すかだよ。不要と言ってるわけじゃないからね。
「高高じゃない家なんてうんぬん・・・」という意見には賛同しかねる。
>寒さ対策
広さに見合った暖房器具を用意すれば一緒。
>風邪対策
もらってくるのは家の外。
>花粉症対策
1種換気でなければ高高だろうがそうでなかろうが一緒。
1種換気(ダクト型)だと風邪対策にはマイナス。
>結露対策
次世代省エネレベルだと結露が問題になるの?
>カビ対策
次世代省エネレベルだと結露が問題になるの?
次世代省エネ以上を求めてどれほどリターンがあるの?
どうも高高信者のほうが分が悪いような気がしますがどうなんでしょう。
信者とかどうでもいいけど、時代の流れには逆らえないよな
>>サッシメーカーが低性能のアルミサッシで甘んじているのも同じからくりなんだと思う。
不思議なことを言いますね? 特別なサッシを使わず一般的なトステムの複合樹脂サッシ・シンフォニーでC値=0.7を達成できました。また第1種換気システムを設置したのでQ値=1.5くらいかな?
Ⅳ地区なのでこれで十分かなと満足しています (^^)/
複合樹脂はまだ一般的ではないと思いますよ
まだまだアルミが多いです
やっぱり家のカテは温暖地と寒冷地分けないと、
話が合わない。
寒冷地では樹脂サッシが当たり前。
アルミは皆無。
今はⅣ地区の話では?
IV地域でも夏の暑さと冬の寒さの双方に対処するために樹脂サッシの方がいいです。
日本の大手サッシメーカーは安く作れるアルミサッシを高く売りつけたいのです。
アルミサッシの内部に樹脂パーツを使ったものをアルミ樹脂複合と言って
高く売りつけようとしていますが、樹脂サッシに比べれば、低性能です。
樹脂サッシは樹脂だから耐久性が低いとか火事に弱いというのも
無知な人の先入観によるデマです。
ちなみに樹脂サッシだからといって、100%樹脂というわけではありませんし、
不良品でなければ、経年劣化で歪むようなこともないです。
樹脂サッシ云々の遮熱、断熱性より夏は窓に直射日光が入らないようにし、冬はカーテン1枚でぐっと断熱性アップが図れます。
IV地域で、めったに雪も降らず、気温が氷点下になることも年数回しかないですが、高高住宅を建てました。だって、IV地域といっても、やっぱり冬は寒いし、全館暖房したかったから。
全館暖房が必要と考えたとき、次世代省エネよりもずっと上を目指す必要性が出てきます。
逆に、そこに必要性を感じなければ、それなりでも良いのかもしれません。
同じメーカー・同じ商品の、普通の複層ガラスアングル樹脂アルミサッシで、
白を採用した家と黒を採用した家が隣同士にあって建築中。
ということで、今日、サッシの温度を表面温度計を使って測ってみた。
計測場所はどちらも南向きのバルコニー掃き出し窓の障子枠部分。もちろん室内側。
白は40.3度で、黒は49.6度だった。
複合サッシ・樹脂サッシもあれば比較できたんだけど・・・。
夏の暑さ対策としては、サッシ色も検討したほうが良いみたい。
現在建築中の家は濃い茶色にしたので、一瞬しまった
と思いましたが、良く考えたら南側は深軒で太陽は直接サッシにはあたらないので大丈夫でした。
>>587
>普通の複層ガラスアングル樹脂アルミサッシ
ローコストにありがちな低性能サッシ窓ですね。
樹脂サッシの場合、真夏でも室内側の窓枠が熱を帯びるようなことはありません。
最近は零細工務店レベルでも樹脂サッシ+アルゴンガス封入の複層Low-Eガラスを採用しています。
性能差ほど価格差はないですから。
気密性や遮音性性能も樹脂サッシの方が段違いにいいです。
世界の標準は樹脂サッシですが、日本だけ施主の無知無教養につけこんだガラパゴス市場で、
低性能で安いはずのアルミサッシを不当に高く買わされている状況です。
>気密性や遮音性性能も樹脂サッシの方が段違い
ほほう初耳だな。段違いとはおおげさな。
仮に段違いでも家全体でかんがえるとサッシの面積など微々たるもの。