358=527=562=598
うーん、仙川住人としては少し残念ではありますが、当初の「仙川なのになんでこんなに割高なの?」という直感はやはり正しかったですね。1期販売を終えて5ヶ月近くたっても2期販売ができないとは(購入希望書が全く集まっていないものと理解しています)。いくら割高な価格で時間をかけて販売する住不と言えども、1期でたったあれだけしか売れず、2期販売すら始められないという不人気物件はそうはないんでしょうね。
「7割方は初期の段階で売れたので残りは時間をかけて売ろう」という戦略はありかもしれませんが、当物件は逆に7割近くが残っている?(間違っています?)状況のようですので、さすがの住不と言えども価格調整をしないとこのまま自然体での販売は厳しいのではと思っていますが、後はマクロ環境の変化を待つくらいでしょうか。
もちろん最大のポイントは消費税引き上げです。駆け込み需要でマンション在庫が薄くなる可能性が高いことが当物件のような完成在庫に有利な影響が与える可能性は高そうです。あとは、今後出てくる物件が復興需要の影響(建築労務費の上昇)で、意外に高いものが増えてきて当物件の割高度がある程度目立たなくなってくる可能性くらいでしょうか。
これだけの在庫を1年残し続けるくらいであれば、完工引渡しのタイミングで一戸当たり200-300万くらい値引き販売で完売回収できれば、金利費用、人件費、モデルルーム費用等を負担し続けるより住不にとっても経済合理的だとは思いますが、そもそも200-300万程度の値引きくらいでは全戸一気にさばける確信度はとても持てないでしょうし、「値引きしない住不」の看板は当物件一件の収益よりよっぽど大事でしょうから、神風が吹くまでゆっくりと販売を続けていくというのがメインシナリオでしょうか。
第3四半期の決算を見ても住不のマンション事業の粗利率は他社比圧倒的に高い推定30%程度ありそうに見えるので、同社の物件が割高なのはある意味当然のことだと思いますが...