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いろいろ聞いていると、ハウスメ−カ−と地場工務店を比べると、展示場やテレビCMなど
経費がかかる大手ハウスメ−カ−の方が高くなるという理由はわかります。
でも、ロ−コストメ−カ−も、しっかりテレビCM流しているし、下請け工務店に丸投げしていますよね。
だのに、なぜ安いの??
[スレ作成日時]2005-10-07 13:38:00
いろいろ聞いていると、ハウスメ−カ−と地場工務店を比べると、展示場やテレビCMなど
経費がかかる大手ハウスメ−カ−の方が高くなるという理由はわかります。
でも、ロ−コストメ−カ−も、しっかりテレビCM流しているし、下請け工務店に丸投げしていますよね。
だのに、なぜ安いの??
[スレ作成日時]2005-10-07 13:38:00
>>156
データー的には、はじめから壁材として実験しているエコカラットの方が信用できますし、性能も高いので、こういう事にこだわりを持つなら値段は高いですがエコカラットですね。
ただ、上にも書きましたが、24時間換気が義務化されて常に換気されている最近の住宅で、能力を発揮できる状況はあまりないように感じます。
>>157
法律上の耐震の基準はいくら損傷しても1回だけ大きな地震に耐えたら良いというものです。だから、大きな余震で倒壊してもOKと言う感じです。大手以外ではあまりこのことについては理論的に考えられていません。
また、損傷についても本気で考えているHMはもっと少なく、いくらお金をかけても地震に完璧な家はできないのが現実です。
阪神大震災を経験したものから言うと、今の最低限の耐震基準の家でも直撃を受けなければ、倒壊によっていきなり命を落とす事はほとんどありません。その後に適切に避難すれば何とかなると思います。
だから、個人的には過度に地震のことを考えて耐震等にお金をかけるのはあまり意味がないように感じます。
確率的には今の法律の基準の想定外の大きな地震が直撃する確率はわずかですよ。
>展示場HMよろしく、霧吹きで水をかけて速乾性をアピールしていました。
このテストの意味が私はわかりません?
…ほんとですね。水をかけてすぐに表面がサラッと乾いていたので“速乾性”としてしまいましたが
“吸湿性”をアピールしていたのですよね。
方法をしては理屈よりすぐに乾く「アッ!」と思わせることに意味があるのかもしれません。
…なんか徹子の部屋よろしく“三毛猫さんの部屋”みたいな…
何でもお答え頂いてとっても頼もしいです。パナさんの珪藻土は却下しよう…
>個人的には過度に地震のことを考えて耐震等にお金をかけるのはあまり意味がないように感じます。
…そうですか?メディアやHMさんの戦略に踊らされているのかもしれませんが、
地震の後も住める家であって欲しいなぁ…。
先日TV「サイエンスゼロ」で長周期地震を取り上げていましたが、都市部(平野部)は海底の形状が
臼状になっており、何度も跳ね返っては余震が続く傾向にあるのだそうです。
繰り返す余震に耐えうる家…非難する体育館と同じくらいかそれ以上に安心できる家であって欲しい。
万が一、生きている間にそんな地震こなくとも、毎日居る家、精神衛生上よさそうな…
だから大手HMを選びます!
>>三毛猫さん
流石プロですね。161,162の回答により自分の考え方に自信が持てました。当方の契約予定のHMの営業さんは
三毛猫さんほどのアドバイスが貰えない(聞いても納得行く回答が得られない)ので自分で色々と勉強しています。
そこで三毛猫さんにアドバイスを頂戴したく伺いします。
>24時間換気が義務化されて常に換気されている最近の住宅で・・(略)・・
24時間換気システムは、1機あたり12〜15万円/年と電気料金の負担が大きいため、ほとんどの住宅(家庭)で
は稼動時間より非稼動の時間の方が大きいと思われます。この状況の中での防湿対策、特に内部結露対策として、
当方は外壁通気を前提として、防湿気密層の設定+高透湿性能壁材の施工が理想と考えますがいかがでしょうか?
ご意見お願いします。
話はガラっとかわりますが、住宅建築系の板サイトで頻出話題である給湯システムの選択についてですが・・・
①電気温水器、②ヒートポンプ式給湯、③自然冷媒ヒートポンプ式給湯(通称エコキュート)、イニシャルコスト
ランニングコスト、耐用年数などそれぞれ一長一短があるようで、施主も非常に悩む部分です。(すいませんガスは
omitという形でお願いします。)
三毛猫さんが担当営業マンと仮定し、悩む施主に対し決断を促すどういうご助言をされますか?是非お伺いしたいです。
よろしくお願いします。
>>166
>…なんか徹子の部屋よろしく“三毛猫さんの部屋”みたいな…
今月は昼間仕事が暇なもので色々と書き込みしています。
一応断っておきますが、私は昨年家を建てただけの普通の施主で、専門家ではありません。
だから、私の主観で書き込みをしていますのであまり参考にしないで下さいね。
>メディアやHMさんの戦略に踊らされているのかもしれませんが
意外とメディアやHMの地震に対する発言は正しいですよ。ただ、問題になるのは地震に対する基準や確立をわかりやすく説明していない事と、その基準がバラバラな事です。
地震に対して知識のない人は、どんな地震にも耐え、損傷一つない家を求めようとします。国の基準一つとっても耐震等級3が最高でそれ以上のものを示していません。加速度だけ見れば新潟中越地震の2512ガルはそれまでの想定外の数値でした。
だから、重要な事はあなたが想定する最大の地震とHMが考える地震の強さを合せる事です。
基本的に耐震は保険のようなもので何もなければ意味のないものです。でも、それによって安心して生活できるのなら、あなたにとって十分意味のあるものです。
そして、耐震に関して大手HMを選ぶ事は十分意味があります。大手HMの耐震は想定する地震に対して、それに耐える構造で作られ、実物大実験に基づくデーターで科学的に検証されています。だから、それなりの根拠をもつ大手HMの方が、あなたが考える地震に対して有効だと思います。
だいたい、耐震を気にする人に、根拠もなく柱が太いからとか、耐力壁が多いとか言ってもあまり信用しませんよね。
>>167
住宅に関しては昨年家を建てただけの素人なので、あまり期待しないで下さいね。
私の家についている普通の24時間熱交換換気システムは、2台(1階と2階)で機器が約20万円、電気代が弱運転で1ヶ月約1,600円です。それほど高くないので皆さん24時間動かしていると思いますよ。
今の気密の高くなった住宅で換気しないと、湿気がこもりやすくて心配ですね。私の知り合いにも節約のために止めている人はいますが、見ていて心配です。
>当方は外壁通気を前提として、防湿気密層の設定+高透湿性能壁材の施工が理想
これは室内側からの水分を防湿気密層で遮断して、外壁側はダイライト等の高透湿性能壁材を使用する事で、万が一、壁の中に入った水分は外壁通気を利用して外へ排出するという事でいいですか?
この考え方は、冬場は外気の方が気温が低く、空気中の保持水分量が少ないので、壁内に湿気があれば放出されていいと思います。
ただ、夏場に長時間冷房を使用する場合は、冬とは逆で外気の方が気温が高く、空気中の保持水分量が多いので壁内の室内側に結露する可能性はあると思います。
一般的には壁内に湿気を全く入れないようにするか、逆に室内側からも外壁側からも水分が出やすくする方が良いと思います。
温水器の件は単純に電気温水器を勧めます。
はっきり言って、調べれば調べるほどトータルでの違いが見つかりません。
本来なら生活スタイルで勧めるところですが、どれを選んでも必要な機能を選択できますし、必要量に応じたタンク量も選べるので、説明できる事が価格しかありません。
メーカーのカタログを見ても、ランニングコストは深夜料金だけの都合の良いデーターでエコキュートが約1,000円、電気温水器が約3,000円と10年間を見ても約24万円しか差がありません。使用方法や時間、沸き増し運転、除霜運転、凍結防止運転等は含まれてないようですから、差はもっと小さいと思います。そうなると補助金5万円を組して購入価格の差から考えてもコスト的なメリットは説明できないと思います。
最後に説明できる事は、耐久性です。これはエコキュートが機械的な回転運動があることに対して、電気温水器は構造が簡単で実績もあることから、現時点では電気温水器の方が安心といえます。
結果、私なら無難で初期投資が少ない電気温水器を勧めます。
>>三毛猫さん
詳しレスありがとうございます。
>これは室内側からの水分を防湿気密層で遮断して、外壁側はダイライト等の高透湿性能壁材を使用する事で、
>万が一、壁の中に入った水分は外壁通気を利用して外へ排出するという事でいいですか?
お見込みのとおりです。ダイライト+防湿気密シートです。
>一般的には壁内に湿気を全く入れないようにするか、逆に室内側からも外壁側からも水分が出やすくする方が
>良いと思います。
逆転結露の問題ですが、高透湿性能壁材の使用により室内側の水分が外壁(通気)側へ上手く放出されるのでは
ないかと目論みましたが見当違いでしょうか? 逆転結露は冬季ほどの深刻なものではは無いという認識でおり
ます。室内側からも水分が出やすく・・ということは、防湿気密層が無い方が良いのでしょうか?
>温水器の件は単純に電気温水器を勧めます。
そのお言葉が聞きたかったのです! 納得のもと、電気温水器といたします。
色んなスレにひとつひとつ丁寧に返答されているのは本当に頭が下がります。
…私もできるだけ自分のスレに対するものは返答するようにしていますが
あまりにもこちらの意図と違う解釈されていたり、自分に知識のないものだと無視してしまいます。
また自分では判っていても、他人に伝えるとなると大変な労力を伴うかと思います。
>耐震を気にする人に、根拠もなく柱が太いからとか、耐力壁が多いとか言ってもあまり信用しませんよね。
…スミマセン…信用するかも…全くの素人で言われるがままです。もっと勉強しよっ!
>>170
夏場の逆転結露の事を調べ直したら、167さんの方法では問題ないと気がつきました。
私の考えは定常計算という考え方で、壁内の湿気が留まり、貯えられた状態が続くと仮定した計算方式でした。実際には湿度は吸放出され、通気層に移流、拡散するので、湿度が移動すると計算する非定常計算が正しいようです。
防湿気密層の設定とダイライトではなく通常の構造用合板を使った計算では、定常計算は防湿気密層の裏に結露するというものでしたが、非定常計算では一部の高湿度の地域以外では逆転結露はおこらないという結果です。
これは構造用合板という透湿性の低いもの結果ですから、167さんのダイライトを使用する方法なら逆転結露の心配はないと思います。
C値が1以下の高気密の住宅では気密性能を上げる為に、防湿気密層は必要なので、高気密の家では一般的のようです。
私の勉強不足ですみません。
>>171
168さん、本当に私の書き込みは暇つぶしなので、返答は別にされなくても気にしません。
来月になれば忙しくなるので、あまり書き込みもできなくなるので、この様な長文の暇人の書き込みはできなくなります。
勉強しすぎるとよく解らなくなるので、程々に勉強して良い家を建ててください。
ありがとうございます。
>勉強しすぎるとよく解らなくなるので、
何を優先すべきか、家って一体なんなんだろう?…
>>三毛猫さん
予想を超える詳細レスに感謝(+脱帽)いたします。
>勉強しすぎるとよく解らなくなるので、・・・
ん〜、確かにおっしゃるとおりかも知れません。
こんばんはきんせいです。
HMと契約する前に見積もりを比較されることを推奨します。
私は内断熱で木造住宅、C値0.7の家に住んで半年快適な暮らしです。
私より後に建てる人はもっといい住宅になるはずです。
ヒートショックのない家は快適です、値引きしたあとの価格で比較されるように、
交渉を開始したときの価格を、大幅に上回る方もいます,最初に断念したHMが安かったりして
珪藻土は健康にいいのですが、粒子がはがれると聞きましたが?
171さん、167さん
それなりに勉強して、信頼できるHMや工務店が見分けられるぐらいがベストですね。
私が勉強しすぎてわけがわからなくなった例を一つ書きます。参考にはしないでくださいね。
柱で最も普及している杉の事を調べた時の事です。
杉とは30年で成木となり、一般的には50年経つと強度が出るので建築用の材木として使用されます。
乾燥方法と含水率によって、自然乾燥材、KD材(人口乾燥された材木で15%以下、20%以下、25%以下と三種類ある)、グリーン材(25%以上の乾燥されていないもの)とあります。一般的に30%を切ると安定した強度を出すといわれており建材として利用されます。
そして、最近の精度を求められる工法に於いては、材木が乾燥して痩せたり変形すると困るので、在来工法では20%以下の材木を使用します。
これなら、単純に杉の無垢材を使用するなら、50年以上の杉で自然乾燥、もしくは人口乾燥された20%以下の材木を使用すればいいだけで問題がないように感じます。
杉とは元々、含水率そのものが高い上に辺材と芯材では含水率が大きく異なる。しかも白線帯という水を透しにくい層があるため、簡単に人工乾燥も出来ないのです。
含水率の測定は表面で計るので、表面が20%でも心材は30%ぐらいにしかならないそうです。だから、自然乾燥でも人口乾燥でも一般的に15%以下の材木を使用しないと心材は20%以下にならないのです。
じゃあ、15%以下の材木を使えば良いかと言えば…
人口乾燥の場合、高温で短時間で乾燥させた場合、表面から急に乾く為に内部で割れたり、樹脂成分が乾燥したり、組織をいためる為に強度のないパサパサの木になってしまいます。
だから、人口乾燥の場合は低温で数週間かけてゆっくり乾燥させる必要があります。
自然乾燥の場合は山で伐採後4ヶ月ほど山で葉枯らし(季節は冬期あるいはお盆明け1ヶ月以内のカミキリ虫の虫害のない時期)させます。その後、製材後に正しい保管場所で1〜2年自然乾燥する必要があります。
そんな手間と時間をかけた杉の柱は高くて、あまり生産されていませんし、普通の材木屋では扱っていないので、通常は見かけだけの柱がほとんどです。
まだ、問題があって日本の杉の多くは、成木となった樹齢30年にスギ花粉問題等で間伐材として伐採されており、これらの強度の弱い木も建築用木材として使用される事もあります。
まあ、集成材として利用される分には薄くカットされてから使われるので含水率の問題はありませんが、国産杉を使用した集成材はほとんどなく、一般的な住宅には使用されていません。
まあ、考えすぎなところもありますが、昔の隙間だらけで気密も断熱もない家ならともかく、今の気密も断熱性能が高い家に合う建材かと考えると疑問に感じました。
色々よくご存知の三毛猫さんはどんなお家を建てられたのでしょうか?
家作りに当たって三毛猫さんの優先順位などお聞かせ頂ければありがたいです。
…いろんなこと考えれば考えるほど最近「家」ってなんなのかわからなくなってきました。
>>179
私の家作りの考え方は、予算、間取り、構造、メンテナンスと言う順番ですね。
あと、仕事柄、人間のする仕事には必ずミスや失敗があると実感しているので、出来るだけ現場施行が少なく簡単であることも重要でした。
それと普段はけっこう忙しくて家の事だけに時間をかけることも出来なかったので、大手HMで建てました。
174さんは家作りに悩んでいるようですが、初心に返って考えたらどうですか?
家作りの基本は何より予算です。予算が決まらないと、いくら勉強しても良い構造や設備を知っても付けることが出来ないかもしれません。
その次は生活スタイルに合った間取りです。変に勉強すると構造や気密や断熱等、住宅性能の事ばかりなってしまい、基本となる生活しやすい間取りが後回しにして議論している人が多すぎます。
後は外観のイメージだけ大体で良いので考えてから、HMや工務店を回り始めましょう。
構造や住宅性能に関しては、得て不得手があります。だから、あなたの予算と希望の間取りをそれぞれの得意な方法で叶えてくれそうなHMや工務店をまずは絞りましょう。間取りによっては工法が限定される場合もありますよ。
これからは絞ったところと具体的な打ち合わせをして、希望の間取りを元にした専門家の間取りを提案してもらったり、工法や住宅性能の説明を受けましょう。
このときに、ご自身が本当に必要としている住宅性能や住宅設備を確認していきましょうね。皆さんはこの時点が一番悩むところでしょう。
私の場合は耐震性に関しては色々書いたような基準です。他のスレで議論されているような、大手HMはどんな地震にも耐えて損傷があってはいけないとか、それ以外の工務店やHMはゆるい基準で、部材の種類だけをもって耐震性を語るような無意味な事は嫌いです。アバウトで良いので基準を決めたら、それに対して具体的な打ち合わせをした現実を教えてもらえます。
私の生活スタイルや地域では、住宅性能に関しては次世代省エネ基準で十分でした。私の場合は高断熱には意味がありましたが、高気密は意味がなさそうなのでこれくらいで十分でした。
生活スタイルにもよりますが、住宅性能や工法に関しては、特別な拘りがなければ妥協しても問題がないと思いますよ。
もし、予算が余るようならメンテナンスの少ない外壁や屋根材も選んでもいいかもしれません。
私はこんな流れで考えました。
174さんが具体的に何について悩んでいるのか分かりませんが、無意味に性能にこだわっているのかな?基本は家族が生活しやすい家ですよね。